動画コンテンツの重要性が年々高まっている昨今、あらゆるメディアにとって映像制作環境の充実が急務となっている。それはマイナビニュースにとっても同じことで、特にエンターテインメントのジャンルを中心に、競合他社と毎日熾烈なニュース動画合戦を続けている。
そんなメディアの最前線で道を切り開いているマイナビニュースの映像制作チームに大きな武器となるマウスコンピューター「DAIV 7N」が加わったという。いったいどのように活用しているのか聞いてきたので紹介しよう。
※映像制作チーム使用機と実際の販売モデルでは、スペックが異なります
【エンタメ・ホビー】映像制作編集
前田勉(まえだつとむ) |
編集マンH |
■動画コンテンツの重要性はうなぎのぼり
―――前田さんと編集マンHさんはエンタメ・ホビーのチャンネルではどんなことをしているんですか?
前田:2年前にマイナビニュースへ異動したときに動画制作班に配属されました。ちょうど社会的にもYouTubeがどんどん成長していた頃で、マイナビニュースとしても動画コンテンツを強化する目的で作られたチームだったんです。
もちろん、動画を作った経験がゼロの状態でしたから、最初は戸惑ってばかりでした。何しろ会見場では今まで記者席にいたのが、報道席へ移動になったので見える景色もガラリと変わったんです。取材も動画制作も慣れないうちは大変でした(苦笑)。
―――どういった環境で動画制作を始めたんですか?
前田::最初はiMacにFinal Cutという組み合わせから始めました。当時は定番の環境でしたから、こんなもんかな、程度に思っていましたね。ただ、テロップを入れるにしても凝ったものが作れないし、今考えるとフォントもマンネリ。何しろ動画をアップロードする速度が重要だと考えていた時期だったのであんまりこだわりを入れようとは考えてなかったです。
初めて注目してもらえたのがお笑い芸人のミルクボーイのネタを扱った動画ですね。マイナビしか報道陣がいないようなイベントだったんですが、サプライズゲストにミルクボーイが出てきて。M1優勝の直後だったので、動画もものすごく注目してもらえました。
そのとき、アップロードするスピードだけでなく、他社と同じことをしているだけではダメなんだと気づきました。それからは試行錯誤で、例えば他社と同じ会見があっても配信する順番を変えるだけで効果が出るケースもあるんです。
―――なんだか大きな殻を破った感じですね。その頃に編集マンHさんが入ってきたのですか?
編集マンH:そんな時期だったと思います。前職がテレビ番組の制作会社で、ポジションとしては編集専門のいわゆる「編集マン」でした。最初はマイナビニュースのやり方になれるのが精いっぱいでしたが、YouTubeのアナリティクスなどを見ていると確かにスピードだけではないものが求められていることが分かりました。
前田:彼の加入によって、テレビ番組でよく見るような(動画の反応に)効果のあるテロップのつけ方とか切り取りのタイミングとかが分かるようになりました。彼がメインで使っているのがAdobe Premiere Pro で、彼と同じことをするために必然的に同じソフトウェアを使いたくなる。そんな感じで、スタッフが徐々にFinal Cut Proから移行していくことになりました。
―――コンピューターはMacのままですか?
前田:そこは混在しています。MacとWindows両者にそれぞれ良い部分があるので使い分けですね。ただ、業界全体をみてもWindowsマシンの割合は増えていますし、私のチームでもWindowsマシンを増やしています。
―――今回はマウスコンピューターの「DAIV 7N」に注目しているのですが、その流れで導入したのですか?
前田:それもありますが、一番大きな選定理由はコロナ禍への対応ですね。会社へ出社できない日が多いのは仕方ないにしても、我々動画班は編集作業がありますから、ある程度スペックの高いマシンが必要になります。
会社では同じDAIVのデスクトップPC(スペック:Intel Core i9-9900K、NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER等)を使っているのですが、スタッフ全員の自宅に同じ環境のマシンを用意するというのはちょっと難しい。そこで、ハイスペックを持ち歩けるクリエイター向けノートPCにしたら良いのではないかと思い、導入してみたんです。
デスクトップPC用プロセッサー搭載で生産性が向上
―――最初にDAIV 7Nを見た印象はどうでしたか?
前田・編集マンH:大きいです!(笑)
前田: 何しろデスクトップ用のCPUとグラフィックスカードがそのまま搭載されているので当然ですが、逆にこのスペックをよくこの筐体に収めたなと思いました。マウスコンピューターの設計の良さを実感したのが第一印象です。
編集マンH:重量が約4.65kgと一般的なノートPCと比べればかなり重いですが、ミドルタワーのデスクトップPCとディスプレイを持ち歩くことを考えれば、比較にならないほど身軽です。実際にテレビ番組の制作会社では編集用機材を持ち歩くこともあるので、その中にDAIV 7Nが入ったとしてもあんまり影響はないですね。
―――実際に使ってみてどうでしたか?
前田:自宅でも会社と同じ感覚で編集作業ができるのはやはり素晴らしいです。あとディスプレイですね。17.3インチワイドなので、一般的なノートPCと比較すると断然大きいです。Premiere Proはいくつか編集画面を広げるとプレビューが小さくなってしまうので、ノートPCだけで編集した場合、仕上がりを見て、なんかバランスが悪いな、と感じるケースもあるのですが、DAIV 7Nだとそれがない。自宅でもミスが出にくいので生産性が落ちないのが一番大きなメリットだと思います。
編集マンH:自分の使っているMacのノートPCもそこそこのスペックなんですが、同じ3分ぐらいの動画をレンダリングしてみると自分のMacでは約2分30秒、DAIV 7Nだと約43秒と圧倒的な違いがありました。プロキシに変換しての編集だとさらに軽快感がアップするので、体感的なスピードはさらに速くなったように思えます。あと、After effect系の素材をPremiere Proのタイムラインに乗せたときの処理もとても速くて感動しました。
―――手応え十分という感じですね。他にどんなな用途で使えそうですか?
前田: ワンルームマンションで編集するYouTuberなんかにはとても良いですよね。YouTuberも最近ではPremiere Proを使いますし、編集作業が終わったらしまうこともできる。Windowsマシンを探しているなら十分候補になると思います。
編集マンH: 先日、制作会社の若手と一緒に仕事をしたのですが、そのときのスタッフもみんなDAIV 7Nをみて「なんですかこれ?」と興味津々でしたよ(笑)。大きいので目立つというのもあると思いますが、スペックやPremiere Proが動いているのを見て驚いていました。特にMacと比較すると圧倒的に外部ポートが多いじゃないですか。先ほども制作会社は様々な機器を持ち込むといいましたが、これだけのポート類があれば簡単に外部モニターなどの機器類と連携できます。プロが現場で利用するのにも最適なマシンだと思いますね。
―――DAIV 7Nを含めて、今後はどのようなPC運用をしていきますか?
編集マンH:: DAIV 7Nはサイズと重量の関係で、ある程度使う拠点が決まっている人や車移動が前提の場合の選択肢としてとても優れていると思います。これから4Kも増えてくると思うので、そんなときでもこれがあれば安心ですよね。あと、ちょっとの移動でも安全に運びたいので、専用のリュックがあると良いと思います。マウスコンピューターさん、作ってくれませんかね?(笑)
前田:
編集マンHの言う通りだと思います。そこは使い分けで、いまだにスピードが求められる速報系の会見などもあるので、それ用には現地で動画編集ができる軽量ノートPCで、こだわりを詰め込んだコンテンツをじっくり作るのにDAIV 7N、といった感じでうまく棲み分けできると良いと考えています。
また、コロナ禍が収束したとしても、テレワークを中心とした働き方改革は続くと思うので、パワフルなPCが必要な業種の方にはDAIV 7Nがとても力強い存在になってくれると思います。私たちのチームでも台数を増やしてみるなど、今後もより効果的に活用する方法を考えていきたいと思っています。
―――ありがとうございました。
■DAIV 7N 新シリーズ(i9-11900K搭載)のスペック
※映像制作チーム使用機と実際の販売モデルでは、スペックが異なります
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | DAIV 7N |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i9-11900K |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 Laptop GPU / GDDR6 16GB |
メモリ | 32GB |
M.2 SSD | 1TB NVMe対応 |
液晶パネル | 17.3型 4K-UHDノングレア Adobe RGB比100% |
無線 | Killer Wi-Fi 6 AX1650 (最大2.4Gbps) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
Webカメラ | 100万画素 |
重量 | 約4.65kg |
価格 | 494,780円(税込/送料別)~ |
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