机上のスペースは限られている。そこに一般的なデスクトップPCを設置すれば、大きなスペースを占領してしまうし、足下に置けば自由に足を伸ばせなくなってしまう。そこで今回紹介したいのが、省スペース化をコンセプトに開発されたマウスコンピューターの「MousePro-Mシリーズ」。
横幅28mm、ハードカバー2冊程度のスペースに設置可能なコンパクトボディが採用されており、しかもディスプレイ背面に装着すれば、ディスプレイ一体型PC感覚で利用できるデスクトップPCなのだ。
「オフィスPCの小型化」を追求したら……
「MousePro-M600H」は「オフィスPCの小型化」をコンセプトに開発されたデスクトップPC。本体サイズはW28×D150×H194mm、重量は約590g。「縦置きスタンド」のほか、ディスプレイ背面に装着するための「VESAマウント」が標準で付属しており、まるでディスプレイ一体型デスクトップPCのようなスタイルで利用できる。
また映像出力端子として、HDMIとD-subの2つを用意。対応ディスプレイを用意すれば、デュアルディスプレイ環境を手軽に構築できる。省スペースだけでなく、利用スタイルの自由度が高い点も本製品の魅力だ。
今回試用した製品は、CPUに「Intel Core i5-8265U プロセッサー」(4コア8スレッド、1.60~3.90GHz)、カスタマイズにて、メモリは8GB メモリ [8GB×1 (PC4-19200 / DDR4-2400)]、ストレージは256GB SSD(M.2 SATA3 接続)を標準搭載しており、価格は89,800円(税別)だ。
※今回の試用機は、カスタマイズで、メモリを16GB(プラス7,800円)に、ストレージを512GB SSD(プラス5,800円)にアップグレードしている。(アップグレード後の総価格:10,3400円)
このほかにCeleron、Core i3搭載モデルがラインナップされている。また、マウスコンピューターの他製品と同様にカスタマイズでき、メモリは8GB/16GB、ストレージは480GB/500GB/1TB/2TBから選択可能。用途や予算に応じてシステム構成を選択できる点もうれしいところだ。
なお「MousePro-M600H」には、有線タイプの「法人向けオリジナルキーボード」と「オリジナルマウス」が付属しており、あとはディスプレイを用意すればすぐに使い始められるが、カスタマイズ購入時にワイヤレスタイプのキーボードやマウスを選択することも可能だ。
ワイヤレスタイプのほうがPC以外の作業をする際に素早く片付けられるので、予算に余裕があれば購入することをオススメする。マウスコンピューターの直販サイトであれば、購入時にワイヤレスタイプのマウス、キーボードにカスタマイズ可能だ。