「MousePro-M600H」は、横置き、縦置き(要スタンド)、ディスプレイ背面に装着(要VESAマウント)の3つのスタイルで利用可能だ。メモリ(SO-DIMM)、ストレージ(M.2 SATA)は仕様的には換装可能だが、自分で分解するとマウスコンピューターの保証が切れてしまう点には注意してほしい。
コンパクトな筐体だが、インタフェースはUSB Type-C 3.1(前面×1)、USB Type-A 3.1(背面×2、前面×2)、USB 2.0(前面×2)、HDMI(背面×1)、D-sub(背面×1)、マルチカードリーダー(前面×1)、ギガビット(10/100/1000)LAN×1、ヘッドフォン端子(背面×1)、マイク入力(背面×1)と豊富に用意されている。インタフェース的には、USB Type-C 3.1が新規に追加されているのが従来モデルからの大きな進化点だ。
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本体左側面。従来モデルはクリアブラックのパーツが縦に大きく入っていたが、本製品は右上部に小さく入れて、青色のパーツをあしらい精悍なイメージを演出している
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本体右側面。4隅には横置きするためのゴム足が配置されている
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本体前面(左)には電源ボタン、USB Type-A 3.1×2、USB 2.0×2、USB Type-C 3.1×1、マルチカードリーダー×1が、本体背面(右)にはD-sub×1、HDMI×1、USB Type-A 3.1×2、ギガビット(10/100/1000)LAN×1、ヘッドフォン端子×1、マイク入力×1、セキュリティスロット×1が配置されている
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本体上面(上)と本体下面(下)には冷却口が設けられている。本体下面にあるネジ穴は縦置きスタンド用
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左が縦置きスタンド、右がVESAマウント。VESAマウントには75mm、100mm規格に対応できるネジ穴が用意されており、専用のプラスネジも同梱されている。ディスプレイに装着する際に、別途取り付け用金具などを購入する必要はない
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同梱されるACアダプターと電源ケーブル。ACアダプターの仕様は、入力100-240V~1.5A、出力19V 3.42A、容量65W。マウスコンピューターの保証は国内限定だが、仕様上は世界各地で利用可能。ACアダプターの型番は「ADP-65JH HB」
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標準で同梱されるマウスコンピューターの法人向けオリジナルキーボード。キーピッチは約19mm、キーストロークは約3.1mm、キースイッチはメンブレン方式。ケーブル長は約1.8mと長めなので、PC本体を離れた場所に置いても接続可能だ
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標準で同梱されるUSB光学式スクロールマウス。スクロールホイールボタンが装備されているので実用性十分だ
ディスプレイ背面への取り付けはネジ4本+1本を締めるだけ
「MousePro-M600H」をディスプレイ背面に取り付ける作業はカンタンだ。VESAマウントを4本のネジで取り付けてから、PC本体をマウントにスライドしながら入れて、最後に下部のネジを回して固定するだけ。あとはケーブルを配線すればセットアップ完了だ。
ひとつだけ注意してほしいのがVESAマウントの規格。本製品のVESAマウントは75mm、100mm規格用となっており、24インチぐらいまでのディスプレイであればそのまま使える。しかし、それ以上のディスプレイには200mmなど、もっと大きな規格が採用されており、本製品のVESAマウントを装着するためには変換プレートなどが必要になる。デジタルサイネージ用に大型ディスプレイへ装着する場合などには、まずはディスプレイの仕様書でVESAマウントのサイズを確認しよう。