それではスペックを見ていこう。まずCPUだが、Intel Core i7-8550Uが搭載されている。4コア、8スレッドによる並列処理が実行でき、通常時で1.80GHz、ターボブースト時には4.00GHzまで周波数がアップする。マルチタスクやエンコードなどで、高いパフォーマンスを提供してくれるCPUだ。
グラフィックスにはオンチップのIntel UHD グラフィックス 620に加え、NVIDIA GeForce MX150が搭載されている。ちなみにGeForce MX150は、GeForce GT 1030のラップトップ版に相当する。これはPCに詳しい人ならすぐにわかると思うが、ディスクリートGPUとしてはローエンドのモデルだ。
とはいえ、GeForceと名が付くだけに実力は内蔵GPUより数倍は上。さらにCPUパワーを消費しながら描画処理を行う内蔵GPUと違い、単体のグラフィックスチップが搭載されているマシンなら、CPUパワーも余すことなく使える上に、グラフィックスで使用するメモリ容量も抑えることができる。
さすがに高負荷の最新ゲームなどは苦手だが、軽めのゲームやちょっと重いなと思ったゲームでも描画機能を落とせば問題なく動作する。まぁ、ニーズ的にもゲームをバリバリ遊ぶという使い方は少ないはずなので、十分以上の画像処理能力を提供してくれると思って間違いない。
また、本モデルはデュアルストレージも特徴だ。OSやアプリケーションは起動の速いNVMe対応の256GB SSDへ、動画や画像などのかさばるデータは1TB HDDへと使い分けができる。データはクラウドサービスに上げてしまうという方法もあるが、やはり大切なデータは自分で持っていたいという人も多いので、そんな場合、この仕様は非常に使い勝手がいいはず。この価格帯でこのストレージの仕様は、とてもぜいたくといえる。
ながらPCに最適なコストパフォーマンスマシン!
実際に使ってみても、動画配信サイトなどの映像もきれいに描写されるし、動画を見ながらブラウジングしたり、ドキュメントを書いてみたりしても、ストレスはまったく感じない。随所で高スペックをそつなく選んでいるからこその、バランスのいい仕上がりだ。
「m-Book N510SD-M2SH2」の標準価格は109,800円(税別)~となっている。この価格でこのパフォーマンスは非常にお買い得だ。なお、本機はBTOによるパーツのグレードアップもできる。Microsoft Officeの追加のほか、パーツの追加やアップグレードも可能。もし筆者なら、メモリを16GBにして(+11,800円)、光学ドライブをBlu-rayディスクドライブに変更(+7,800円)するが、予算もあると思うので参考までとしていただきたい。
ベーシックなノートPCとして、非常によくまとまっている「m-Book N510SD-M2SH2」。PCの買い替えや新規購入を検討しているすべてのユーザーに、オススメしたい一台だ。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | m-Book N510SD-M2SH2 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i7-8550U |
メモリ | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
M.2 SSD | 256GB(NVMe対応) |
HDD | 1TB |
チップセット | - |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | GeForce MX150/ Intel UHD グラフィックス 620 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 IEEE802.11 ac/a/b/g/n 無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×2(Type-A/左側面×1、Type-C/左側面×1)、 USB 2.0×2(右側面×2) |
サイズ | W377×D257×H25.4mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.2kg |
バッテリー駆動時間 | 約5.2時間 |
価格 | 109,800円(税別)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2019/5/31(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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