最適なメール配信ツールを選ぶ4つのポイント

では、効果的なメールマーケティングを展開するためには、何が必要なのか。もちろん、多くの顧客に読んでもらえるような魅力的なコンテンツを企画する力や、顧客データを集約・管理するデータプラットフォームの設計・運用は重要な要素だが、見落としがちなのがメール配信ツールの選定だ。いくら素晴らしいコンテンツを作っても、顧客データ基盤に大きなコストを掛けても、実際に顧客にメールをデリバリーする配信ツールが十分なパフォーマンスを実現しなければ、それがボトルネックとなり顧客とのコミュニケーションやその後のアクションには繋がらない。

そこで、ユミルリンクが開発・提供するメール配信システム「Cuenote FC」を例に、メール配信ツールを選定する際に注目したいポイントを4つ紹介しよう。

ポイント1:高速配信に対応していること

最も見落としがちなのが、メール配信の「速度」だ。個人間で行う1対1のメール配信ではほとんど気にならないが、企業が顧客に対して1対100万のメール配信を行う場合になると、すべてのメール配信の処理が完了するのに相当な時間が掛かってしまう。ある時間に配信ボタンを押したメールが翌日になってようやく顧客に届くというケースもあるほどだ。たとえばタイムセールのお知らせなどタイムリーな告知を的確に顧客に届けたい場合には配信に何時間も掛かってしまうとまったく意味をなさないのだ。Cuenote FCでは、毎時700万通という配信速度を実現しており、導入している1400社から配信される月間配信通数は42億通にもなるのだという。メールの配信遅延による機会損失は、配信システム選びで回避することができる点は注目したいところだ。

ポイント2:迷惑メールにならないための対策があること

この点も、見落としがちなポイントのひとつだ。前述の通りメール配信のリクエストに対して高速で処理することは重要だが、一方で受信する方のメールサーバーは一定時間に急激にメール配信が増えたり、メール配信のエラーが急激に増加したりすると、当該の配信リクエストを「迷惑メール」としてブロックしてしまう可能性がある。せっかく配信しても、顧客に届く前に迷惑メールに振り分けられてしまったり、ブロックされて届かないようでは、顧客の目に触れることはない。Cuenote FCでは、受信するメールサーバー(ISP)ごとに最適化しながら高速かつ効率よくメールを配信するシステムを開発しており、迷惑メールフィルターに掛からず確実にメール配信ができるという。「高速」に配信するだけでなく、「確実に」配信できることも重要なのだ。

スマートフォン向けのキャリアメールも配信を最適化する

ポイント3:ノウハウがなくても使えて手間が掛からないこと

企業のマーケティング部門では多くのマーケターが複数のマーケティング施策を兼務しており、メールマガジンに特化した専任担当者がいるケースは少ない。専門的なノウハウが不足している状態で"とりあえず任されている"というケースもあるだろう。そうした担当者でも使いやすい利便性の高さもメール配信ツールには求められる。企業によっては情報システム部門にメール配信を委託しているケースもあるが、それではタイムリーなコミュニケーションはできず、メール配信ツールはマーケティング部門で運用できることが望ましい。

Cuenote FCを例に取ると、まずクラウドベースで提供されるASPサービスのため、メールサーバーなどの設備投資が必要ない。最も簡単な形のメール配信であれば、管理画面から「配信設定」「テスト配信「配信予約」という3つのステップで配信できるのだという。また、一般的にHTMLメールを制作する際にはHTMLコードを編集できる専門知識が求められるものだが、Cuenote FCではマニュアルがなくても使えるHTMLエディターを提供しており、レスポンシブに対応したHTMLメールを簡単に作成できるという。もちろん、開封率を調査することも、URLのクリック率やその後のトランザクションを追跡調査する設定も可能だ。そして、レポートはリアルタイムで把握できるため、手間なく高速PDCAを運用することができる。

  • HTMLエディターで簡単にHTMLメールを制作できる

施策を運用するために必要な作業や手間が多いと、それをこなすことにばかりフォーカスしてしまい手段が目的化してしまいがちだ。しかし、メールマーケティングの本来の目的は、顧客に有益な情報を届けてアクションの動機づけをすること。Cuenote FCのように簡単に運用できるツールを活用することで手間を省略し、メールを活用する戦略や魅力的なコンテンツを考える時間を確保することが重要ではないだろうか。

ポイント4:高い拡張性を備え、柔軟な運用ができること

簡単に運用できることは大切な要素だが、簡単なだけでは企業のマーケティング施策のなかでは使えない。昨今、企業は様々なマーケティングプラットフォームを組み合わせて施策を運用しており、その中に組み込んで機能する柔軟性がメール配信ツールにも求められる。Cuenote FCでは、管理画面に登録した配信リストの中から顧客属性に応じたセグメンテーションとターゲティングができるだけでなく、購買データ(購買の金額・回数・日時)などをもとにしたRFM分析によって優良顧客、離反可能性顧客へのターゲティングも可能だ。また、すでに企業でDMPを構築している場合には、連携したメールマーケティングも運用できる。くわえて、メール配信レポートをDMPに流しこんでカスタマージャーニーの分析に活かすこともできるという。

  • APIを公開しておりセキュアな環境で外部のシステムとの連携が可能

ビジネスのステージに応じてミニマムからシステム連携まで柔軟に対応できるのがCuenote FCの特長であり、企業のマーケティングステージに応じて機能の使い分けが可能だ。新たにメールマーケティングを始めたい企業や、キャンペーンなどで収集した顧客のメールアドレスに対してシンプルにメールを配信したいという企業から、顧客データベースと連携させてメール配信システムの中核として活用したい企業までニーズに応じた活用ができる奥深さが、Cuenote FCの強みだといえるだろう。

このように、メールマーケティングにおいて重要な役割を果たすメール配信ツールには、メールマーケティングならではの注目すべき点があることがわかった。冒頭から紹介した通り、メールは消費者にとって有益な情報収集手段であり、また企業にとっても有効なマーケティング手段だ。メールアドレスがユーザー個人に紐づくコミュニケーション手段としてあり続ける限り、企業が消費者にリーチできる手段としてメールの有効性は消えない。改めて、メールマーケティングの戦略や運用方法を見直し、有益なマーケティング施策の創出に挑戦してみてはいかがだろうか。

Cuenote FC

メール配信システムCuenote FC(キューノートFC)は、会員管理やメール配信後の効果測定、システム連携用APIなども提供し、一斉配信からメールマーケティングまで行えます。
独自開発のMTA(配信エンジン)とノウハウで、月間のメール配信数42億通・700万通以上/時(※)の高速配信を実現し、スマートフォンや携帯にも高速・確実にメールを届けます。

※クラウド型サービス(ASP・SaaS)の実績値

[PR]提供:ユミルリンク