気になるパフォーマンスを従来モデルと比較!

CPUをAtom x5-Z8300からAtom x5-Z8350にアップグレードしたMS-CH01FV2は、どの程度のパフォーマンスを備えているのだろうか? 従来モデルMS-CH01Fのレビュー記事にあるベンチマークスコアと比較してみよう。

ベンチマーク m-Stick MS-CH01F m-Stick MS-CH01FV2
Windowsシステム評価ツール
CpuScore(プロセッサ) 6.1 6.2
MemoryScore(メモリ) 5.5 5.5
GraphicsScore(グラフィックス) 4 4.1
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) - -
DiskScore(プライマリハードディスク) 6.9 6.8
CINEBENCH R11.5
OpenGL 10.20 fps 9.94 fps
CPU 1.10 pts 1.14 pts
CPU(シングルコア) 0.33 pts 0.30 pts
CrystalDiskMark
Q32T1 シーケンシャルリード 164.7 MB/s 146.7 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 64.43 MB/s 75.27 MB/s
4K Q32TI ランダムリード 34.81 MB/s 35.64 MB/s
4K Q32TI ランダムライト 15.06 MB/s 15.45 MB/s
シーケンシャルリード 158.9 MB/s 162.6 MB/s
シーケンシャルライト 75.08 MB/s 81.17 MB/s
4K ランダムリード 12.13 MB/s 11.60 MB/s
4K ランダムライト 15.12 MB/s 15.04 MB/s
PCMark 8
Home conventional 3.0 1161 1143
3DMark
Fire Strike 218 216
Sky Diver 884 914
Cloud Gate 1652 1675
Ice Storm 19391 19799

結論からいうと、MS-CH01FとMS-CH01FV2の間に大きなパフォーマンスの差は見られなかった。バースト周波数が0.08GHz引き上げられ、内蔵GPU(iGPU)がIntel HD GraphicsからIntel HD Graphics 400に変更されているものの、両者のCPUスペックに大きな差は存在しない。多くのベンチマーク項目において MS-CH01FV2のスコアが上回っているが、その差は体感できるほどのものではない。

しかし、MS-CH01FV2が非力かというと決してそんなことはない。MS-CH01FV2の「PCMark 8」における「1143」というスコアは、ブラウザ、メーラー、オフィスアプリなど、日常的に使用するアプリケーションであれば、大きなストレスなく利用可能だ。

また「アスファルト8:Airborne」や「Riptide GP」など、スマートフォン用にリリースされている3Dゲームであれば、十分楽しめるフレーム数で動作する。デスクトップPCやノートPCよりはるかに小さなスティックPCは、どちらかというとスマートフォンやタブレットに近い存在。処理性能に見合ったアプリケーションを選んで活用しよう。

Windows 10のシステム情報

「CPU-Z」による詳細情報

「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果

「CINEBENCH R11.5」ベンチマーク結果

「CrystalDiskMark」ベンチマーク結果

「PCMark 8」の「Home conventional 3.0」ベンチマーク結果

「3DMark」ベンチマーク結果