人気ゲームで60fpsを目指す
前掲の3DMarkでは、グラフィックス性能は中の下クラスの控えめな性能であるとしたが、これはGTX 1050であることを考えれば妥当なところ。だがスコアが低いといってもFire Strikeが6000ポイント近くあれば、画質を欲張らなければたいていのゲームは楽しめるのだ。
ここでは人気ゲームが「NEXTGEAR-NOTE i5320GA1」でどの程度動くのかを検証するとともに、平均(可能なら60fpsキープ)が可能な設定はどこかを探ってみたい。
まずは描画の軽い基本無料系ゲームとして「World of Warships」(以下WoWS)で試してみたい。画質はプリセット「最高」、解像度は液晶に合わせフルHDに設定。ランダム戦を3戦し、平均fpsが中間の結果を採用した。
設定ファイルに手を入れない限り、WoWSのフレームレートは75fpsあたりがキャップになるので、GTX 1050はWoWSくらいを高画質でプレイするにはちょうどいい性能といえる。ただ最低fpsが51fpsと低いのは、撃沈時の爆発エフェクトが重いため。この程度なら最高画質で問題なくプレイできるはずだ。
また、派手な動きが少ないゲームということで「バイオハザード7 レジデント イービル」も試してみた。このゲームは画質にプリセットという概念がないため、各設定を一番高く、アンチエイリアスをFXAA+TAAに設定したものを最高設定、各項目"中"、アンチエイリアスFXAA、アンビエントオクルージョンをSSAOにしたものを中設定とした。「Fraps」を用い、ゲーム序盤で入る廃屋内を移動する際のフレームレートを比較した。
最高画質にすると最低fpsが激しく低下するのは、本機に搭載されているVRAM(2GB)では不足してしまうため。だが設定を少し緩めてやればVRAM不足は回避され、60fpsキープも十分可能になる。特に最近の大作ゲームはVRAM使用量が半端なく大きい。画質を調整する際は、VRAM消費量に注意するといいだろう。