いよいよベンチマークテストで実力をチェック!
それではいよいよ「NEXTGEAR-SLIM is100SA1」の実力を見るべく、各種ベンチマークの結果をチェックしていきたい。なおベンチマークの実施にあたっては、本機が備える最大パフォーマンスをチェックするため、付属アプリケーション「CONTROL CENTER」のパフォーマンス切り替え機能で「パフォーマンス」を選択してある。
まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」の実行結果を「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で紹介しよう。「一番低いサブスコア」はプロセッサ/メモリ/プライマリ ハードディスクの8.2、グラフィックスについては8.8と、極めて高水準かつバランスの取れたスコアとなった。
PCの総合的な力を見る「PCMark 8」の総合スコアは、一般的なゲーミングデスクトップPCと比べてもかなり高い4043をマーク。グラフィックス性能を測る「3DMark」は、DirectX 11対応のグラフィックステスト「Fire Strike」が12913、DirectX 12対応のグラフィックステスト「Time Spy」が5054と、こちらも驚きのスコアを記録している。
さらにVRReady対応ということなので、VR用ベンチマーク「VRMark」も実施してみた。「Orange ROOM」での結果は7748と、非常に高い数値をマーク。VR環境でもかなりの実力を発揮してくれそうだ。
ゲームベンチの結果も文句なしの最高評価
続いては、2つのゲームベンチでグラフィックス性能を測定してみた。実行環境はいずれもウィンドウモードだ。
まず「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、フルHD解像度のウィンドウモードでグラフィックスを「最高品質」に設定しても、最高評価である「非常に快適」をマーク。今回はテスト環境の関係で測定できなかったが、このスコアであれば4K解像度でも快適にプレイできるだろう。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」は、フルHD解像度でグラフィック設定を「最高品質」に設定した結果、こちらも最高評価「すごく快適」というスコアが出た。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」をフルHD解像度、「最高品質」で実行 |
これだけコンパクトかつハイパフォーマンスなモデルだと、どうしても内部に熱がこもってしまうことが多いのだが、本機ではベンチマーク中も発熱やファンの音が気にならず非常に快適だった。こうした排熱効率の高さは、ゲーミングノートPCのテクノロジーを活用した高性能クーリングシステムのおかげ。さすが「G-Tune」ブランドを手掛けるマウスコンピューターといったところだ。
"本気、遊び心、チャレンジ精神"が詰まった、超本格派のゲーミングデスクトップPC
このように「NEXTGEAR-SLIM」シリーズは、"省スペース=低スペック"という従来の概念を見事に粉砕する、超本格派のゲーミングデスクトップPCであることがわかった。その中でも今回試用した「NEXTGEAR-SLIM is100SA1」は、256GBのM.2 SSD+1TBのHDDを備えたデュアルストレージ構成により、高速アクセスと大容量データ保存を両立。かなり使い勝手の良いマシンに仕上がっている。
同シリーズは、インテリアになじむゲーミングPCが欲しい人はもちろん、コンパクトさに加えて無線LANと内蔵バッテリーの利点を活かし、設置する部屋を限定せずにゲームを楽しみたい人にもオススメ。さらに、欧米などでよく行われている、複数人がPCを持ち寄ってLAN経由でゲームのマルチプレイを楽しむ"LANパーティー"、オフ会をはじめ各種イベントなどでも活躍するだろう。優れたVR性能を有しているため、手軽に持ち運べるVR環境としても活躍が期待できる。
またゲーミング用途に限らず、その高い機動性とパフォーマンスを活かして、支店間の移動が多いビジネスパーソンや、単身赴任で週末だけ自宅に帰る人などにも最適だ。拠点ごとにPCを購入すると出費がかさむうえに、ツールの有無やデータ同期で苦労しがちだが、同シリーズなら高性能な作業環境をそのまま持ち運ぶことが可能になる。
「NEXTGEAR-SLIM」シリーズは、スリムなボディにマウスコンピューターの"本気"と"遊び心"、そして"チャレンジ精神"がたっぷりと詰まった、ゲーマーの選択肢を広げる製品といえる。これまでのゲーミングデスクトップPCという枠にとらわれず、ぜひ自由な発想で遊び倒していただきたい。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | NEXTGEAR-SLIM is100SA1 |
CPU | Intel Core i7-6700HQ |
メモリ | 16GB PC4-17000 DDR4 SODIMM |
M.2 SSD | 256GB SerialATA III |
HDD | 1TB SerialATA II |
チップセット | モバイル Intel HM170 |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1070 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.1×2(前面 Type-C×2)、USB 3.0×3(前面×2、背面×1) |
サイズ | 【本体のみ】W22×D385×H274mm 【スタンド装着時】W124×D385×H290mm ※スタンド幅含む |
ディスプレイ | - |
価格 | 184,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2017/4/10(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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