タブレットにはOffice Mobileが最適

前述のとおり、WN892には文書作成用にOffice Mobile プラス Office 365 サービスが付属している。付属のカードに記載されているプロダクトキーをMicrosoftアカウントに紐付けることでアプリのすべての機能を利用できるほか、1年間の商用利用が可能となる(無料版では商用利用は不可)。またOneDriveの1TBの容量を1年間無料で使えるほか、Skype有料通話を60分/月まで無料でできるなど、さまざまなサービスを利用できる点が魅力だ。

WN892に付属のカード(写真左)。裏面にはプロダクトコードが記載されており、「Office.com」で利用手続きを行う(写真右)

利用手続き時に登録したMicrosoftアカウントを入力することで、すべての機能が有効となる

実際にOffice Mobileを利用して感心したのは、かなりサクサクと動作する点だ。編集機能はある程度制限されているものの、デスクトップ版で見られるモッサリ感がまったくない。データの入力もスムーズに行えるほか、表示が早くストレスは感じられなかった。強いて気になる点を挙げるとすれば、デスクトップ版とインターフェースが若干異なるために、慣れるまでに少し間があることだ。

Office Mobileとしてプリインストールされている「Excel Mobile」(写真左)と「Word Mobile」(写真中)。OneDriveに保存されている文書も素早く開くことができた(写真右)

「PowerPoint Mobile」の編集画面(写真左)と、スライドショー実行中の画面(写真右)。デスクトップ版に比べて、かなり軽快に動作する

PCを日常的に使っている人なら、なんらかの形でOffice製品を利用していることだろう。大規模な作業を必要とする文書なら普段使っているPCでこなし、WN892では簡単な修正程度にとどめておけば、デスクトップ版とWindows 10版の機能の違いもさほど気にならないはずだ。またサブスクリプション版のOffice 365やプリインストール版のOffice Premiumを更新していれば、WN892用に更新料をさらに支払う必要もない。その意味でWN892は、メインで使うPCとは別にサブマシンとしてのタブレットが欲しい人に向いている。

もちろんOffice目的で購入するのもアリだ。ビジネスで使い続けるのであれば2年目以降は年間5,800円(税別)の更新料が必要となるが、デスクトップ版を利用するよりもコストは安く済む。Excelのマクロを使ったりWordで複雑なレイアウトの文書を作るのでなければ、十分実用的に使えるだろう。

Office 2013の永続ライセンスが付属していたWN891のほうが、気分的にお得に感じる人も多いかもしれない。だが簡易的な作業が中心となるタブレットであれば、実際の利用に適したWN892のOffice Mobile プラス Office 365 サービスでも問題はないはずだ。

コスパと実用性の高さは抜群!

以上の説明から、WN892は実用性が高くコストパフォーマンスに優れたタブレットであることがおわかりいただけただろう。軽量コンパクトで持ち運びやすく、キーボードが付属しているので生産性が求められる作業でも十分活用できる。サブマシンとしてのタブレットを検討している人や、オフィス文書を作れるリーズナブルなPCを探している人にオススメしたい。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 WN892
ディスプレイ 8.9型 IPS方式液晶(1280×800)
CPU インテル Atom x5-Z8300
メモリ 2GB PC3-12800 DDR3L SDRAM
ストレージ 32GB eMMC
チップセット
光学ドライブ
グラフィックス インテル HD グラフィックス
OS Windows 10 Home 32ビット
LAN IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN
インターフェース micro USB×1(左側面×1、充電兼用)
サイズ W231×D137×H9mm
重量 約383g(本体のみ)/約658g(キーボード、カバー含む)
バッテリー駆動時間 約5.75時間
価格 30,980円(税別)

価格・構成については、記事作成時の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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