これぞゲーミングケース!「CM 690 II Plus」

最後に、検証で利用したPC「G-GEAR neo GA7J-K43/ZE」の内容を確認しておこう。本機は、インテル製CPU「Ivy Bridge」を搭載したゲーミングモデルだ。ほかのモデルとの最大の違いは、ヘビーなゲームユーザーに人気のCoolerMaster製ケース「CM 690 II Plus」を採用している点だ。通気性を向上させるためにメッシュを多用しているだけでなく、多数のファンを装備しており、各パーツを確実に冷却できる。良いケースを選ぶことは、ゲームを安定して動作させることに繋がるうえ、パーツの寿命を延ばすことができる。また剛性も高く、ケースの共振で困ることはまずないだろう。パーツを追加しやすいように内部のギミックも工夫が施されており、長く使えるケースといえるのは間違いない。

メッシュ加工により、背面のファンまで透けてみる「CM 690 II Plus」。フレッシュな外気を取り込みやすい設計になっている

「G-GEAR neo GA7J-K43ZE」背面の様子。拡張スロットにはグラフィックスカードが設置されており、使用しない内蔵グラフィック用端子はシールで塞がれている

メッシュ加工により、背面のファンまで透けてみる「CM 690 II Plus」。フレッシュな外気を取り込みやすい設計になっている

「G-GEAR neo GA7J-K43ZE」背面の様子。拡張スロットにはグラフィックスカードが設置されており、使用しない内蔵グラフィック用端子はシールで塞がれている

本体右側面のCPUの裏側に当たる部分にも、通気口が設けられているという念の入れようだ。ここにもファンを追加できる

本体背面のバックパネル部分を拡大したところ。USB3.0端子や、アナログ/デジタル音声端子、PS/2端子などが確認できる。使用できないオンボードデバイスには「使用しません」というシールが貼られている

本体上部のインタフェース部。電源・リセットボタンや、USB3.0/2.0、音声入出力端子、さらにファンの発光をON/OFFするスイッチを備える

老舗ならではのパーツ選びが光る「G-GEAR neo」

CPUはクロック倍率の変更が行なえる「K」付きの「Core i7-3770K」を採用しているため、自己責任での対応となるが、オーバークロックも可能。人気メーカー「ASUS」のインテル Z77 Expressマザーボード「ASUS P8Z77-V LK」を採用しており、信頼性は折り紙付きだ。SSD本来の速度を引き出せるSATA6GB/s対応ポート、ネイティブサポートされたUSB3.0ポートを搭載し、ストレージも高速に扱える。搭載メモリも、不良の少ないことで有名なSanMaxテクノロジーズ製のPC3-12800が標準で8GB採用されている。

ストレージは、通常モデルではHDDのところ、BTOカスタマイズにて「Crucial製 m4 Series」SSDとHDDに変更されている。ゲームの動作を左右するわけではないが、ロード時間が確実に速くなるため、SSDの採用は歓迎したい。SSDは、全体的な体感速度を向上させてくれるため、標準搭載されていないモデルでもチョイスしたいところだ。電源はAntecの定格出力650W製品を採用。省電力化プログラム「80PLUS BRONZE」を取得しているモデルなので、効率的な電力変換が行える。

マザーボードからグラフィックボードを取り外したところ。人気の高いASUS製マザーボード「P8Z77-V LK」が採用されている

ストレージはSSDとHDD。SSDは定番となっているCrucial製 m4 Seriesの128GBモデルだ。ツールレスで簡単に取り外しを行える機構を備える

電源はPC自作でも定評のあるAntec製のEA-650に換装してあった。定格650W、省電力化プログラム「80PLUS BRONZE」取得品だ。余裕を持った電源容量が採用されており安心だ

メモリモジュールは、信頼性に定評のあるSanMaxテクノロジーの製品を採用。Z77世代で正式対応したPC3-12800 DDR3 4GBのモジュールを2枚搭載している

ゲーミングPC選びのポイントはグラフィックボード

ゲーミングPC選びの最重要ポイントは、やはりグラフィックボードだ。もちろんCPUやメモリ、SSDによって快適になるのは確かなのだが、ゲームを美しい画面で快適に遊ぼうと考えるなら、ほかのパーツより先にまずグラフィックボードに予算を割くべきだろう。ゲーミングPCを選ぶ時は、グラフィックボードからまず検討するのが鉄則だ。今回5製品の結果を振り返ると、予算が許すなら美しいグラフィックを堪能でき、今後発売する最新ゲームにも対応できる「GeForce GTX670」が文句なしの第一候補。現在発売されているゲームにおいて、フルHDでも一定の満足度を得られる「GeForce GTX660Ti」「Radeon HD7870」が第二候補。そして、予算を抑えて3Dゲームを楽しめる「GeForce GTX660Ti」と、消費電力を抑えつつ3Dゲームも可能な「Radeon HD7770」が第三候補となるだろう。もちろん予算を増やせるなら、シングルGPUのハイエンド製品「GeForce GTX680」や「Radeon HD 7970」、そしてグラフィックボードを2枚利用したSLI接続を選択するのもアリだ。悩んでいるときが一番楽しい時間だったりするのだから、予算と照らし合わせて、悩みに悩んでほしい。

なお、ここまでWindows 8上で各種ベンチマークソフトなどを動作させてきたが、動作に問題が生じた点は一切なかった。問題がまったく起きないことを保証するわけではないがWindows 8搭載PCを選択することによって、一般のゲームユーザーが心配するような互換性の問題が起こる不安は、試用期間は感じなかった。

G-GEARシリーズでは、今回使用した「G-GEAR neo GA7J-K43/ZE」以外にも、多数のゲーミングPCが取り揃えられており、安心して自分に合ったPCをチョイスできるだろう。これからまだまだ話題のゲームが発売される。2013年のゲームライフを、新しいゲーミングPCとともに迎えてはいかがだろうか。

(マイナビニュース広告企画)

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