バリバリと3Dゲームを楽しむわけではないが、動画エンコードや画像処理などの作業を快適にこなしたいというのなら、マイクロタワー型の「エアロストリーム」シリーズに注目してもらいたい。ミドルタワー型ほどではないにせよ十分な拡張性が確保され、強力なCPUやグラフィックの運用もOKだ。この項では、同シリーズから「RM7J-E43/E」をセレクトしてみた。
強力なCPUを高性能クーラーで冷却
同機は標準仕様でCore i7-3770(3.4GHz、最大3.9GHz)と、高性能なCPUを搭載していることが特徴。前述したように、動画編集やエンコード、高度な画像処理など、CPUパワーが求められる作業に最適だ。そこで注目したいのがCPUクーラーのカスタマイズ。動画編集中にCPUに負荷がかかり、クーラーがブンブンとうなりだしてしまうようでは、作業に身が入らない。ところが、同機ではオプションで静音性の高さで多くの自作ユーザーから支持されているZALMAN「CNPS8000B」を選択可能。このCPUクーラーは、全高が低くても、無数のフィンと大胆にうねったヒートパイプ、92mmファンで効率よくCPUを冷却できる。マシンに静音性を求めるなら、ぜひチョイスしたいパーツだ。
のほかの注目カスタマイズ項目は、USB3.0対応カードリーダーだろう。いかに動画編集や画像加工が快適に行えても、ビデオカメラやデジカメからのデータ取り込みに時間がかかっては台無しだ。周辺機器との連携を高めるのなら選んでおきたい項目だ。また、SSD+HDDのダブルドライブだと予算に見合わないという読者は7,200回転の大容量HDDに変更するという選択肢もあるだろう。特に動画編集マシンならば、大容量に越したことはないし、高速回転型ならデータの読み書きも速くなる。+4,200円でその両方が手にはいるのだから有効だ。
エアロストリーム RM7J-E43/Eのカスタマイズ例 | CPU | Core i7-3770(3.4GHz、最大3.9GHz) |
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チップセット | インテル H77 エクスプレス(インテル製マザーボード DH77EB) |
メモリ | 8GB(4GB×2、DDR3-1600) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX660(2GB) |
ハードディスク | 2TB(7,200回転) |
CPUクーラー | ZALMAN CNPS8000B |
3.5インチベイ | USB3.0 カードリーダー(AK-ICR-14) |
OS | Windows 8 (64ビット版) |
カスタマイズ構成例価格 | 101,031円(税込) |