サイコムは、PCケースメーカーとして知られるabeeとの共同でオリジナルの電源ユニット「AS Power SD-500ESY」を開発し、11月より発売を開始した。高寿命を実現する高品質のパーツ構成と使いやすさが大きな特徴になっている。静かで長期間安心して使える電源ユニットを求めているなら注目の製品だ。
まずは基本スペックをチェック
まずは出力をチェックしよう。「AS Power SD-500ESY」は、瞬間最大出力550W、定格出力500Wとなっている。高性能グラフィックボードをSLIなどで2枚同時に利用しない限り、不足することはないクラス。規格も「ATX12V Ver.2.2」と最新のものが採用されており、CPUやグラフィックボードに電力を送るための「+12V」ラインは、CPU用の「+12V2」が20A、それ以外の「+12V1」も20Aは十分な出力が確保されている(Core 2 Duoシリーズで求められる+12V2出力は連続で8A、ピーク時で13A)。
出力ライン | +3.3V | +5V | +12V1 | +12V2 | -12V | +5Vsb |
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最大電流 | 28A | 46A | 20A | 20A | 0.8A | 2.5A |
最大出力 | 230W | 288W | 24W | |||
合計出力 | 500W | |||||
瞬間最大出力 | 550W |
電源コネクタ類は、シリアルATA用が3個、平型4ピンが8個、グラフィックボード用の6ピンが1個を用意。メイン電源コネクタは20ピンと24ピンの両方に対応し、CPU用の12V電源コネクタも8ピンと4ピンの両対応とマザーボードの仕様に合わせて取りつけが可能だ。
静音性、耐久性、送風効率に優れる大型の12cmファンを採用
この電源ユニットならではの魅力は、まずひとつに「静音性」があげられる。冷却ファンには、低速ながらも送風効果の高い大型の12cm角ファンを採用し、高性能のヒートシンクも搭載。さらに、温度によってファン回転数を自動機に制御する「スマートファンコントロール機能」により、静音性と安全性を両立させている。
ケーブルは「イージープラグシステム」を採用し、必要に応じて取りはずしが可能
もうひとつの魅力は、パソコンの利用環境に応じて電源ケーブルを自由に着脱可能な「イージープラグシステム」だ。HDDや光ドライブが1台ずつなど最小構成のパソコンならば、1~2本のケーブルだけで構築も可能。PCケース内部は、ケーブルの取り回しが面倒なだけに、自作初心者にとってはありがたいハズ。さらに、不要なケーブルを取り除くことでPCケース内の空気の流れを確保できるのもメリットだろう。
コネクタには電気抵抗が低く、抜き挿しによる劣化に強い金メッキが採用され、ケーブルは電磁ノイズ対策が施されているなど細部にわたって高品質が追求されている。さらに、日本国内の電圧に最適化した「100Vチューニング」が行われているなど安心感もバツグン。初心者から上級者にまで、オススメできる電源ユニットだ。
なお、サイコムRadiantではGZシリーズ、Silent-Masterシリーズ、G-Masterシリーズにて選択可能。また、PCパーツ単品としては8960円にて販売をしている。
(マイコミジャーナル広告企画)
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