1GB~無制限まで自分にあったプラン内容を自由にトッピングできるauの新プラン「povo2.0」では、iPhone 6s以降のすべてのiPhoneが利用可能です。
ただし、povoでは端末が販売されていませんので、iPhoneを使いたい場合はご自身で端末を用意する必要があります。
今回は、povoでiPhoneを使う方法や手順、povoのおすすめポイントや注意点まで詳しく解説していきます。
基本料0円からトッピングが選べる!
povoの新料金プラン「povo 2.0」がスタート

povoは、2021年9月29日にpovo2.0へグレードアップしたことで、よりユーザーの希望に添った無駄のない料金プランを契約できるようになりました!
基本料金0円プランとなっているため、データ容量から有料オプションまで、下記トッピングを自由に追加していくスタイルとなっています。
トッピング内容 | 料金 | 有効期限 |
---|---|---|
データトッピング | 無制限:330円 | 24時間 |
1GB:390円 | 7日間 | |
3GB:990円 | 30日間 | |
20GB:2,700円 | 30日間 | |
60GB:6,490円 | 90日間 | |
150GB:12,980円 | 180日間 | |
コンテンツトッピング | DAZN使い放題パック:760円/回 | 7日間 |
smash.使い放題パック:220円/回 | 24時間 | |
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題:550円/月 | なし |
通話かけ放題:1,650円/月 | なし | |
サポートトッピング | スマホ故障サポート:830円/月 | なし |
※価格はすべて税込
ただし、上記表の有料トッピングを180日間連続で追加しない場合、povo2.0の利用は停止されてしまいます。
また、データトッピングおよびコンテンツトッピングは有効期限が切れると使用できなくなるので、引き続き利用したい場合は、追加でトッピングしてください。
povoはiPhone 6s以降すべての機種に対応している

iPhone6s以降、最新のiPhone 12 Proまで全19種のiPhoneがpovoで利用できます。
<povo対応iPhone一覧>
iPhone 13 Pro / 13 Pro Max
iPhone 13 /13 mini
iPhone 12 Pro / 12 Pro Max
iPhone 12 / 12 mini
iPhone 11 Pro / 11 Pro Max
iPhone 11
iPhone XR
iPhone XS / XS Max
iPhone X
iPhone 8 / 8 Plus
iPhone 7 / 7 Plus
iPhone 6s / 6s Plus
iPhone SE(第1世代)
iPhone SE (第2世代)
最新シリーズを含む、ほぼ全てのシリーズでの利用が可能なので、今までiPhoneを利用してきた方も安心してpovoを契約できます。
povoでiPhoneを使う際の注意点

povoでiPhoneを使う際は、下記3点に注意をしましょう。
<povoでiPhoneを利用する時の注意点>
- SIMロック解除が必要な場合がある
- iPhone X以前の機種はeSIMに対応していない
- povoでは端末を販売していない
ここでは、上記3点について詳しく解説します。
SIMロック解除が必要な場合がある
auもしくはSIMフリーで購入したiPhone以外でpovoを利用する場合は、原則申し込み前にSIMロック解除が必要です。
SIMロックの解除方法は、以下2つから選択できます。
<SIMロック解除方法>
①店頭で手続き…3,300円(税込)の手数料が別途発生
②Webで手続き…手数料無料
店頭であれば対面で手続きを行えるので、安心のように思えますが、実際はかえって費用がかかってしまいます。
そのため、手数料もかからずすぐに解除手続きができるWebで手続きをおすすめします。
iPhone X以前の機種はeSIMに対応していない
eSIMを利用したい方は、iPhone X以降の機種を選びましょう。
eSIMとは、スマホに内蔵された一体型のSIMのことを指します。他のSIMと違い、直接SIMカードを差し替える手間がないため、簡単に手続きを終えることが可能です。
ただし、iPhone X以前の機種はeSIMに対応していませんので、povo2.0を申し込む際は、SIMカードでの申し込みとなります。
povoでは端末を販売していない
povoでは端末を販売していないため、手元にpovoで利用できるiPhoneがない方や、乗り換えを機にiPhoneを新しくしたい方は、ご自身で端末を準備する必要があります。
iPhoneはどこで手に入れても構いませんが、もっとも確実なのはauオンラインショップです。auオンラインショップで購入したiPhoneであれば、povo契約時にSIMロック解除を行う必要なく、そのまま利用できます。
また、auオンラインショップはauユーザー以外も利用できますので、povoで使用するiPhoneが無い方は、ぜひオンラインショップを利用してみてください。
povoの6つのおすすめポイント

povoは、iPhone 6s以降の端末が利用できること以外にも、魅力がたくさんあります。povoのおすすめポイントは、以下の6つです。
<povoのおすすめポイント>
- 基本料金が0円
- 大容量のデータトッピングは他社よりお得度が上回る
- かけ放題やデータ使い放題、故障サポートもトッピングできる
- eSIMに対応している
- いつ解約しても違約金がかからない
- 5Gネットワークに対応
これら6つのポイントについて詳しくみていきましょう。
基本料金が0円
povo2.0は基本料金が0円となっているため、有料トッピングを追加しなければ、無料でプランを利用できます。
ただし、180日間有料トッピングを追加しない場合や、通話料とSMS送信料の合計金額が180日間660円未満の場合、povo2.0の通信が停止されてしまう点を覚えておきましょう。
大容量のデータトッピングは他社よりお得度が上回る
povo2.0には、20GB、60GB、150GB、無制限と4種類の大容量データトッピングがあり、大容量のプランを購入するほどお得になります。
どれくらいお得なのか、1GBあたりの金額を、ahamo、LINEMO、楽天モバイルと比較してみましょう。
【1GBあたりの料金】
povo2.0 | ahamo | LINEMO | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
20GB(30日) | 135円/GB | 149円/GB | 136円/GB | 108.9円/GB |
60GB(90日) | 108円/GB | 149円/GB | 136円/GB | 108.9円/GB |
150GB(180日) | 87円/GB | 228円/GB※1 | 219円/GB※1 | 87.1円/GB |
※価格はすべて税込
※1: 3ヶ月分の月額料金に+30GB(550円/GB)を追加した場合の金額
この表で見ると、20GBまではそこまで差がありませんが、60GB、150GB、無制限と容量が多くなるにつれ、povo2.0と楽天モバイルの安さが際立ちます。
povo2.0と楽天モバイルを見た場合、全体的に楽天モバイルのほうが料金は安めです。しかし、楽天モバイルで大容量のデータを使えるのは、楽天回線エリア内にいるときのみで、その他のエリアでは月5GBまでしか高速通信を利用できません。
楽天回線エリアは現在拡大中であり、今の段階でまだ繋がらないエリアも多いので、使い勝手の良さを考えると、povo2.0のほうがお得度は勝ってるといえますね!
かけ放題やデータ使い放題、故障サポートもトッピングできる
povo2.0では、先ほどご紹介したデータ使い放題だけでなく、かけ放題や故障サポートといった有料オプションも、自由にトッピングできます。
トッピング内容 | 料金 | 有効期限 |
---|---|---|
データトッピング | 無制限:330円 | 24時間 |
通話トッピング | 5分以内通話かけ放題:550円/月 | なし |
通話かけ放題:1,650円/月 | なし | |
サポートトッピング | スマホ故障サポート:830円/月 | なし |
※価格はすべて税込
かけ放題は、auのメインプランで追加できるものより330円/月も安く利用できます。povo2.0の通話料は22円/30秒かか るので、以下の条件に当てはまる人は「通話トッピング」の追加がおすすめです。
5分以内通話かけ放題:月に3回以上、5分前後の通話を行う人
通話かけ放題:月の合計通話時間が38分を超える人
また、スマホが壊れたとき、なるべく安い費用で新しい端末に 交換したい人は、「スマホ故障サポート」の追加もおすすめです。
スマホ故障サポートに加入していれば、万が一のときも下記料金で、年2回までスマホを取り替えてくれますよ。
iPhone:12,900円/回
Android:5,500円/1回目・8,800円/2回目
eSIMに対応している
povo2.0は物理SIMだけでなく、eSIMも申し込めます。
iPhoneの場合、iPhone XS MAX以降のモデルはeSIMに対応してい るので、iPhoneでeSIM利用したい人は、下記端末の中から購入してください。
iPhone 13 Pro / 13 Pro Max
iPhone 13 /13 mini
iPhone 12 Pro / 12 Pro Max
iPhone 12 / 12 mini
iPhone 11 Pro / 11 Pro Max
iPhone 11
iPhone XR
iPhone XS / XS Max
iPhone SE (第2世代)
5Gネットワークに対応
povo2.0は、高速通信が行える5Gネットワークにも対応しています。
iPhoneでは、一世代前のiPhone 12から5G回線に対応しているので、iPhone 12以降のモデルをお持ちであれば、povo2.0でも高速な5G回線を利用できますよ!
いつ解約しても違約金がかからない
povo2.0には契約期間に縛りがないため、いつ解約をしても違約金がかかりません。
povoを申し込んだあと、「イマイチ満足できないな・・・」と感じても、無料で解約や他社へ乗り換えられますので、お試し感覚で気軽に契約できる点もうれしいポイントです。
povoを利用する時に注意したい5つのポイント

povoには魅力も多くありますが、事前に確認しておきたい注意点もあります。
<povoの注意点5つ>
- キャリアメールが使えない
- 店頭でサポートが受けられない
- データをあまり使わない人にとっては割高
- 各種割引の適用対象外(家族割や家族割プラス)
- 無料で維持し続けることができない
上記5つの注意点をより詳しく解説していくので、申し込み前に必ず確認しておきましょう。
キャリアメールが使えない
povo2.0はauの格安プランですが、「@ezweb.ne.jp / @au.com」のメールアドレスは利用できません。
普段からメールを使わない場合、povo2.0を契約しても特に不便さを感じることはありませんが、メールがないと困る方は、事前にGmailなどフリーメールへの移行をおすすめします。
店頭でサポートが受けられない
povoの申し込みやサポートは、専用アプリとWebサイトのみです。
ahamoのようにの店舗での有料サポートも対応していないので、対面サポートがないことに不安を感じる方は、auのメインプランを検討してみましょう。
データをあまり使わない人にとっては割高
povo2.0には格安SIM同様、1GBや3GBといった少量プランも用意されています。
サービス名 | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
povo2.0 | 1GB | 390円(7日間) |
3GB | 990円(30日間) | |
mineo | 1GB | 1,298円 |
イオンモバイル | 1GB | 858円 |
3GB | 1,078円 | |
OCNモバイルONE | 1GB | 770円 |
3GB | 990円 | |
BIGLOBEモバイル | 1GB | 1年目:770円 2年目~:1,078円 |
※価格はすべて税込
上の表で見ると、povo2.0は1GB/390円となっており、他社格安SIMと比べてもかなり安めの設定です。しかし、povo2.0にはpovoでの1GBの有効期限は7日間となっており、期限が切れると再びデータをトッピングしないといけないので、1ヶ月の料金として考えると格安SIMより割高となります。
一方3GBについては、有効期限が30日間(1か月)で990円なので格安SIMに近い料金でお得に利用することが可能です。
「大容量のデータトッピングは他社よりお得度が上回る」でも解説した ように、povo2.0の大容量プランは他社より割安です。しかし、少量プランは格安SIMのほうが安く利用できる場合もあるので、データをあまり使わない人は、格安SIMも検討してみましょう。
各種割引の適用対象外(家族割や家族割プラス)
auで提供されている家族割や家族割プラスの割引は、povoで適用されません。
ただし、povoはもともとの金額設定が安いため、割引適用がなくてもお得に利用できますよ。
しかし、家族割プラスは加入人数が減るとグループの割引額が変動しますので、家族でauユーザーが残っている場合は月額量金が値上がりしてしまう可能性がある点は、認識しておきましょう。
無料で維持し続けることができない
povo2.0は基本料金0円なので、有料トッピングを付けなければ月額料金は無料でりようできます。
ただし、その間の最大速度は128kbpsと非常に低速なだけでなく、180日間有料トッピングを付けない場合、povo2.0の回線を利用を停止にされてしまうため、無料で回線契約だけを維持し続けることはできません。
ただし、有料トッピングを追加しなくても、180日間の通話料およびSMS通信料が660円を超えていればそのまま使い続けられます。
povoでiPhoneを使うまでの手順

最後はpovoでiPhoneを使うまでの手順を解説します。auからプラン変更する場合と、他社から乗り換える場合に分けて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
プラン変更の場合
auからのプラン変更をする際の手順は、以下のとおりです。
①事前に変更や廃止が必要なサービスの手続きをする
au対象サービスを利用していた方は、povoの申し込み前に変更や廃止手続きをする必要があります。
【povoにする際に変更や廃止が必要なサービス一覧】
・タブレットデータシェアプラン ・タブレットプランds(3年契約) ・タブレットプランds(2年契約) |
プラン変更手続きが必要。 |
---|---|
ナンバーシェア | 廃止手続きが必要。 |
スマホセット割 | |
・Qua Stationプラン ds ・無線LAN STICKプラン ds |
|
auスマートバリューmine |
②iPhone端末を用意する
povoでは端末販売を行っていないので、iPhoneをご自身で用意しましょう。今使っているiPhoneがiPhone 6s以降の場合、そのまま利用が可能です。
③au IDにログインする
auの契約情報を引き継ぐだめ、プラン変更手続きを進めるにはauIDにログインする必要があります。
④契約を進める
povoの申し込みは、Webからのみです。サービスの変更・廃止や端末の準備ができたら、Webから申し込みを進めていきましょう。
⑤申し込み完了後、povoへの移行完了
手続きが終了すれば、移行は完了です。iPhone 6s以降の対応端末であれば、開通手続きなどの初期設定も必要ありません。
他社から乗り換える場合
au以外の他社からpovoへ乗り換える場合の手順は、以下のとおりです。
①申し込みに必要なものを準備する
スムーズに乗り換え手続きをすすめるために、以下のものを準備しておきましょう。
<povo申し込みに必要なもの>
- 本人確認書類
- クレジットカード情報
- MNP予約番号
MNP予約番号は、今使っている携帯会社で取得しておく必要があります。
②iPhone端末を用意する
povoでは端末販売を行っていないので、iPhoneをご自身で用意しましょう。今使っているiPhoneがiPhone 6s以降の場合、そのまま利用が可能です。
この際、SIMロックの解除を忘れずに行うようにしましょう。
③契約を進める
Webから申し込みを進めます。
④開通手続きを行い、完了
開通手続きはSIMカードかeSIMかによって、手順が若干異なります。
<SIMカードの開通手続き>
- ①申し込み後SIMカードを郵送で受け取る
- ②回線切替を行う
- ③iPhone端末に挿入する
- ④111へ電話をかけ、発信テストを行い、完了
<eSIMの場合>
- ①契約後、Webもしくは電話で回線切替を行う
- ②URLよりプロファイルをダウンロードして完了
どちらも開通手続きは必要なので、忘れずに行いましょう。
まとめ
povo2.0は、iPhone 6s以降の機種であれば、最新のiPhone 13シリーズまですべてのiPhoneで利用できます。
また、povo1.0からpovo2.0に生まれ変わったことで、povoはよりユーザーの希望に沿ったプランを契約できるようになりました。そんなpovo 2.0のおすすめポイントは、以下6つです。
- 基本料金が0円
- 大容量のデータトッピングは他社よりお得度が上回る
- かけ放題やデータ使い放題、故障サポートもトッピングできる
- eSIMに対応している
- いつ解約しても違約金がかからない
- 5Gネットワークに対応
povo2.0では端末販売が行われていないため、自身でiPhoneを用意しなければなりませんが、手元にiPhoneが6s以降のiPhoneであれば、そのまま利用できます。
また、手元に対象のiPhoneがない場合は、auユーザー以外もauオンラインショップから購入できますので、事前に準備をしておきましょう。
povoでiPhoneを使いたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考に、申し込みを検討してみてください。
基本料0円からトッピングが選べる!