ソフトバンクから発表された新しい格安20GBプラン、「 LINEMO(旧:SoftBank on LINE)」。月額990円のミニプラン(3GB)と月額2,728円(20GB)の2つから選ぶことができる画期的なプランです!
以下のような方にLINEMOは大変おすすめです。
■ LINEMOがおすすめの人
- 現在ソフトバンクスマホを使っている人
- スマホ回線のデータ量が少量~中量の人
- スマホで通話(発信)する機会が多い人
- オンラインでの手続きに支障がない人
- LINEの使用機会が多い人
多くのソフトバンクユーザーの方にとって、LINEMOは最適な選択肢になりますよ。
今回は、LINEMOのメリットやデメリット、おすすめできる人、他社との比較まで詳細に解説。この記事を読んでいただければ、ご自身にとってLINEMOが合っているのか必ずわかりますよ!
LINEMO(旧:SoftBank on LINE)とは?

「LINEMO」とは、日本政府からの「スマホ通信料金の値下げ」施策を受け、ソフトバンクが発表した格安プランです。
先行するドコモの格安プラン「ahamo」を追う形で、2020年12月22日に「SoftBank on LINE」として発表されました。そして翌2021年2月18日に正式名称を「LINEMO」と決定しました。
LINEMOの概要は以下の通りです。
【LINEMO概要】
ミニプラン | スマホプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 990円 | 2,728円 |
月間データ容量 | 3GB | 20GB |
データ量超過後の通信速度 | 300kbps | 1Mbps |
通話料金 | 22円/30秒 | |
通話オプション | 通話準定額:550円 話定額:1,650円 |
|
LINEギガフリー | ◯ | |
eSIM | ◯ |
月額料金の安さがもっとも目を惹くところですが、他にも契約期間や解約時の違約金なし、LINE関連の無料サービスがあったりなど、多くの魅力があります。
ソフトバンクでLINEMOを契約する10個のメリット

LINEMOを契約すると、以下10個のメリットがあります。
【LINEMOのメリット】
- ①3GBもしくは20GBのプランを選ぶことができる
- ②LINEがギガカウントフリー
- ③通信制限がかかっても中速をキープ
- ④ソフトバンクの高速回線をこれまで通り使える
- ⑤料金が月額990円~と安い
- ⑥追加料金でかけ放題をつけられる
- ⑦海外でも追加料金はかからない
- ⑧テザリングが無料
- ⑨事務手数料・違約金がかからない
- ⑩他社から乗り換えで最大10,000円相当のPayPayポイントがもらえる
今までソフトバンクで契約しているプランのデータ量・料金に不満があった人や、LINEのサービスをよく利用する人にとって、LINEMOには大きなメリットがあるといえます。
①3GBもしくは20GBのプランを選ぶことができる
LINEMOの月間データ量は3GBもしくは20GBから選ぶことができます。月のデータ量内での利用であれば高速でのデータ通信が可能です。
ひと月でスマホをあまり利用しない、使うとしてもウェブサイトの閲覧程度という方やサブスマホとして利用する予定の方は3GBのミニプランがおすすめです。
スマホの利用量が多く、SNSや動画サイト等をよく閲覧するという方は20GBのスマホプランがおすすめです。
ソフトバンクのプランは、無制限もしくは3GBまでのプランのみです。
ソフトバンクのプランでは多すぎる・少なすぎると感じていたユーザーにとっても、LINEMOはぴったりのプランだといえるでしょう。
②LINEがギガカウントフリー
LINEMOには、通話・メッセージアプリの「LINE」の使用にデータを消費しない、「LINEギガフリー」機能が無料でついています。
そのため、普段の連絡をほとんどLINEで行う人にとっては、月間20GB以上のデータ通信ができることになります。
ただし、LINEギガフリーにはデータ消費0の対象外となる操作もあるため、使用については注意が必要です。
【LINEギガフリー対象・対象外操作】
対象操作 | 対象外操作 |
---|---|
・Face Play ・各タブトップの表示 ・音声通話 ・ビデオ通話の利用 ・トークの利用(テキスト・音声メッセージ・スタンプ・画像・動画・その他ファイルなどの送受信) ・トークのみんなで見る機能による画面シェア ・各トークにおける設定・アルバム・ノートなどの表示・編集 ・タイムラインの表示・投稿・シェア ・ディスカバー(写真・動画)の表示 ・ウォレットタブのLINE Payの利用 ・ウォレットタブのLINE家計簿の利用 ・設定および各項目の表示・編集 ・友だち追加画面の表示・各項目の操作・友だちの追加 ・プロフィールの表示・編集・投稿 ・検索の利用 |
・トークでの位置情報の共有 ・トークでのShoppin’トークの利用 ・トークでのジフマガの利用 ・トークのみんなで見る機能によるYouTube閲覧 ・Liveの利用 ・ニュース記事詳細の閲覧 ・OpenChatの利用 ・スタンプショップの利用 ・着せかえショップの利用 ・LINEファミリーサービスの利用(LINEマンガやゲーム、ポイントクラブなど) ・LINE Liteの利用 ・海外のアプリストアでダウンロードしたLINEの利用 ・他社サイトへの接続(URLなどをクリック) ・他社アプリへの遷移 |
ソフトバンクの既存プランでは、月間データ量50GBの「メリハリプラン」に「ギガカウントフリー」機能があり、その中にLINEの使用も含まれています。(ミニフィットプランにはなし)
ただし、メリハリプランでは音声通話・ビデオ通話はカウントフリーの対象外操作です。LINEを通話メインで利用したいという人には、LINEMOがおすすめでしょう。
LINEスタンプ プレミアムポイントバックキャンペーン実施中!
現在LINEMOでは、スマホプランを契約の上、LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース/デラックスコース)に加入すると、LINEポイントが毎月キャッシュバックされるキャンペーンを実施中です。
通常LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)の利用には、月額240円の料金がかかり、毎月240ポイントが還元されるので、実質無料で利用が可能です。
「いろんなLINEスタンプを使いたい」という人にとっても大きなメリットといえるでしょう。
キャンペーン名 | LINEスタンプ プレミアム ポイントバックキャンペーン |
---|---|
キャンペーン期間 | 2021年3月17日(水)~終了日未定 |
特典内容 | LINEMOの「スマホプラン」を契約の上でLINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース/デラックスコース)加入中の方にLINEポイント240ポイントを毎月プレゼント。 ※学割プランの場合は120ポイント。 |
適用条件 注意事項 |
・スマホプランに加入中であること。(ミニプランは対象外) ・LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース又はデラックスコース)に加入中であること。 ・LINE上のLINEMO公式アカウント(LINEMO MyMenuアカウント)から、お客さまのLINEアカウントと「スマホプラン」に加入中の回線を連携していること。 ・LINEスタンプ プレミアムの無料体験期間中は対象外。 |
③通信制限がかかっても中速をキープ
スマホプランでは月間20GB以上のデータ利用をすると速度制限になりますが、制限中の速度は最大1Mbpsと中速程度の速度です。
1Mbpsもあれば、テキスト主体のWebサイトの閲覧や、YouTube動画の中画質(360p)再生などもストレスなく利用できます。
またLINEの利用に関しては先述のとおりデータ消費が0なので、速度制限中も通常時と変わらないクオリティで使うことが可能です。
スマホプランの場合は、速度制限後もストレスなく利用できると考えていいでしょう。ミニプランは制限後、最大300Mbpsと低速になるのでご注意ください。
④ソフトバンクの高速回線をこれまで通り使える
LINEMOはソフトバンクの料金プランのひとつに数えられるため、「メリハリ無制限」「ミニフィットプラン+」と同様の高速通信がこれまで通り使えます。
【ソフトバンク回線速度】
下り平均速度 | 上り平均速度 |
---|---|
124.5Mbps | 21.81Mbps |
みんなのネット回線速度
※2022年6月現在
提供エリアも既存のプランと同じ日本全国なので、繋がりやすさについても安心ですね。
さらに、LINEMOは提供開始時点から高速通信規格「5G」に対応しています。5G対応のスマホであれば、追加料金も不要で従来の4Gよりも高速な通信が可能です。
⑤料金が月額990円~と安い
LINEMOの月額基本料金は、格安SIMに匹敵するほど安い「990円/月」から利用できます。この金額は、現在提供中のプランや過去の同容量帯のプランと比較しても、大幅に安くなっているといえます。
【ソフトバンクプラン料金比較】
※横にスクロールできます。
LINEMO ミニプラン |
LINEMO スマホプラン |
ミニフィットプラン+ | メリハリ無制限 | ||
---|---|---|---|---|---|
月間データ量 | 3GB | 20GB | 〜3GB | 無制限 | |
月額料金 | 990円 | 2,728円 | 〜1GB:2,178円 〜2GB:3,278円 〜3GB:4,378円 ※1 |
4,928円 ※2 |
※価格はすべて税込
※1:おうち割光セット適用の場合
※2:新みんな家族割・おうち割光セット適用の場合
ソフトバンクには家族割やおうち割 光セットがありますが、割引を含めてもLINEMOの利用がお得です。
LINEMOは期間限定の割引がない状態での格安料金であるため、契約からずっと変わることなく一律990円もしくは2,728円での利用が可能です。
家族でLINEMOに変更した場合の料金をシミュレーション!
家族全員がソフトバンクの現行プランから、LINEMOに契約変更した場合の料金をシミュレーションしてみましょう。
【ソフトバンク利用時の料金シミュレーション】
父(メリハリ無制限) | 7,238円 |
---|---|
母(ミニフィットプラン 1〜2GB利用) | 4,378円 |
学生姉(メリハリ無制限) | 7,238円 |
学生弟(メリハリ無制限) | 7,238円 |
みんな家族割 割引総額 | −3,630円 (1,210円×メリハリ無制限3回線) |
おうち割 光セット | −4,400円 (1,100円x4回線) |
合計 | 18,062円 |
※価格はすべて税込
【LINEMO利用時の料金シミュレーション変更後】
父(スマホプラン) | 2,728円 |
---|---|
母(ミニプラン) | 990円 |
学生姉(スマホプラン) | 2,728円 |
学生弟(スマホプラン) | 2,728円 |
合計 | 9,174円 |
※価格はすべて税込
上記のように、家族割が適用されている状態と比較しても、LINEMOにすることでスマホの料金を半額以下にまで抑えることが可能です。
さらに、今ならミニプランの契約で半年間実質無料キャンペーンが適用されるのでお得度がアップします。
⑥追加料金でかけ放題をつけられる
LINEMOでは、通話のかけ放題機能を通話オプションという形で追加できます。
【LINEMO通話オプション】
- 1回5分かけ放題【550円(税込)】
- 無制限のかけ放題【1,650円(税込)】
ドコモの格安プラン「ahamo」には、標準で5分以内のかけ放題機能がついていますが、その分月額料金は2,970円(税込)とLINEMOよりも200円ほど高くなっています。通話オプションが不要であればahamoよりも安い料金で利用できる点はメリットでしょう。
1回5分かけ放題【550円(税込)】
1回5分程度の短い通話がほとんどという人であれば、月額550円(税込)の1回5分かけ放題オプションがおすすめです。
具体的に通常の通話料「22円(税込)/30秒」で換算すると、1回5分の通話が月に3回以上あればオプションを追加した方がお得になります。
また現在では、5分以内の国内通話が1年間無料になる「通話オプション割引キャンペーン」を実施中です。
オプション料金が無料になるので、通話回数が多い方はぜひご利用ください。
無制限のかけ放題【1,650円(税込)】
長電話が多い人には、通話時間・回数に制限のない月額1,650円(税込)の無制限かけ放題オプションがおすすめです。
通常の通話料金「22円(税込)/30秒」で換算すると、月の総通話時間が37分30秒を超える場合はオプション追加した方がよいでしょう。
⑦海外でも追加料金はかからない
LINEMOであれば追加料金なしに海外でそのままインターネット通信ができます。通信料は使用した分別途かかってきますが、現地でのSIM契約やポケットWiFiのレンタルなどの手間がなく、海外に頻繁に渡航する人にとって大きなメリットです。
ただし、電話番号の引き継ぎを伴わない他社乗り換え、または完全新規でのLINEMO契約の場合、海外利用ができるようになるのは契約開始から4ヶ月目末日以降になります。
⑧テザリングが無料
LINEMOでは、スマホをWiFiルーターとしてパソコンやゲーム機をインターネットにつなぐ、「テザリング」機能を無料で使えます。
なお、テザリングで利用したデータ量はLINEMOの月間データ量から消費されていくので、使いすぎによる速度制限にならないように注意しましょう。
⑨事務手数料・違約金がかからない
LINEMOの契約には、既存プランでは必須となる事務契約手数料3,300円(税込)がかかりません。そのため、プラン切り替えや乗り換えに対しての初期費用を安く抑えられます。
またLINEMOには契約期間がなく、いつでも無料で解約が可能です。ソフトバンクでも同様ですが、以前に提供されていたプランだと2年自動更新の契約期間、更新月以外での解約に違約金10,450円(税込)の設定があります。
⑩他社から乗り換えで最大10,000円相当のPayPayポイントがもらえる

LINEMOでは他社からスマホプランへの乗り換えで、最大10,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施中です。
新規の場合も3,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。
こちらはソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外になりますので、ご注意ください。
キャンペーン名 | PayPayポイント10,000円相当あげちゃうキャンペーン |
---|---|
キャンペーン期間 | 2021年6月5日(土) ~ 終了日未定 |
特典内容 | PayPay ボーナス10,000円相当 ※PayPay公式ストアでも使用可能 ※出金・譲渡不可 |
適用条件 注意事項 |
・キャンペーン対象申込期間中にLINEMOの「スマホプラン」に他社からのりかえ、または新しい電話番号(新規契約)で申し込み、LINEMOの利用を開始(開通)する。 ・ソフトバンクまたはワイモバイル、LINEモバイルからの乗り換え、「ミニプラン」は対象外。 ・特典の受け取りにはPayPayアプリのダウンロードおよびPayPayアカウントの会員登録が必要。 |
ソフトバンクでLINEMOを契約する5つの注意点・デメリット

ここまでLINEMOのメリットについて述べてきましたが、以下の注意点やデメリットについても事前に把握しておきましょう。
【LINEMOの注意点・デメリット】
- ①データ量の繰り越しができない
- ②家族割などの各種割引は適用できない
- ③キャリアメール「@softbank.ne.jp」が使えなくなる
- ④契約手続き・サポートはオンラインのみ
LINEMOは、現在のスマホの利用状況によって、デメリットが生じる可能性があります。また、問い合わせや契約変更を店舗で行っていた人にとっても、多少ハードルがあるといえるでしょう。
①データ量の繰り越しができない
LINEMOはデータの繰り越しができません。ひと月の使用データ量が20GB以下であった場合、余った分は切り捨てとなってしまいます。
前月にあまりデータを使用していなくても、当月が20GBを超えてしまうと速度制限になってしまうため、月ごとのデータ使用量にばらつきがある人にとっては、他社の繰り越し可能プランのほうが適している場合があります。
なお、「メリハリプラン」や「ミニフィットプラン」など現行のソフトバンクプランでも繰り越しはできません。
②家族割などの各種割引は適用できない
LINEMOでは、ソフトバンクのような家族割やネット回線とのセット割などの料金割引が一切適用されません。
【LINEMOでは適用されない料金割引】
- 新みんな家族割
- おうち割 光セット
- おうち割 でんきセット
- 半年おトク割
新みんな家族割は「ミニフィットプラン+」も割引対象ではありませんが、家族割の割引額に影響するグループ内人数にはカウントされます。しかし、LINEMOは家族割の人数にもカウントされないため、家族にソフトバンクユーザーがいてもメリットにならない点に注意が必要です。
なおドコモの「ahamo」、auの「povo」など他社の格安プランは、家族割の人数にカウントされるというLINEMOとの違いがあります。
③キャリアメール「@softbank.ne.jp」が有料になる
LINEMOは、ソフトバンクのキャリアメールである「@softbank.ne.jp」に対応していません。
そのため、ソフトバンクのメールアドレスを引き続き利用したい場合は、年額3,300円のオプション料金を支払う必要があります。
無料でメールを使いたいという方は、切り替え以降「Gmail」や「Yahoo!メール」などのフリーメールへ移行することが必要です。キャリアメールの内容を残しておきたい場合は、バックアップを事前にとっておきましょう。
④契約手続き・サポートはオンラインのみ
LINEMOは契約手続き、およびサポート・問い合わせは、すべてオンラインのみでの受付です。
現行の「メリハリプラン」「ミニフィットプラン」では店舗や電話窓口で受けることができていた以下のサービスが、LINEMOでは店舗・電話では受けられなくなります。
【店舗・電話で受付けているサービス】
- 新規契約・乗り換え
- 機種変更
- 契約プランやオプションの確認・変更
- 契約者情報や契約住所の確認・変更
- データ使用量・料金の確認
- 料金の支払い
- 契約時に決めた暗証番号の確認・変更
- 電話番号の変更
- 故障や修理の受付
- MNP予約番号の発行
- 解約
ただし、店舗・電話でのサポートが受けられない分、LINEMOでは上記のほぼ全てをオンライン上で受け付けています。
店舗や電話のサポートを利用していた人にとって、オンラインでのみの問い合わせは多少ハードルが高いものとなりますが、サポートの内容に関しては以前と変わらないサービスを受けられます。
LINEMOはどんな人におすすめ?

ここまでのメリット・注意点や以降で解説する他社との比較を踏まえると、LINEMOがおすすめとなるのは以下のような人だといえます。
【LINEMOがおすすめの人】
- 現在ソフトバンクのスマホを使っている人
- スマホ回線のデータ量が少量~中量の人
- スマホで通話(発信)する機会が多い人
- オンラインでの手続きに支障がない人
- LINEの使用機会が多い人
現在ソフトバンクスマホを使っている人
現在ソフトバンクのスマホを利用している人であれば、LINEMOへの切り替えにMNP手数料などの費用がかかりません。
また、LINEMOは格安SIMからの乗り換え先としては良いといえますが、ドコモやauからの場合は、同じキャリア内の格安プランへ乗り換えるほうが得策でしょう。
ただし、LINEMOと他社格安プランとの大きな違いとなる点に「LINEギガカウントフリー」があるため、【LINEの使用機会が多い人】に該当するような、LINEのヘビーユーザーであれば乗り換えのメリットがあります。
スマホ回線のデータ量が少量~中量の人
LINEMOの月額料金は3GBと20GBの2つのプランで展開されており、スマホのデータ量が少量~中量の人におすすめです。
LINEMOには無制限プランが無いため、毎月20GB以上利用するという方はキャリアの無制限プランの方がお得な場合もあります。
ですが、スマホプランの場合は制限後も最大1Mbpsの速度なので、最低限ストレスなく利用できます。
スマホで通話(発信)する機会が多い人
LINEMOには以下2種類の通話オプションがあるので、スマホで通話(発信)をする機会が多い人にもおすすめです。
【LINEMOの通話オプション】
- 1回5分かけ放題:月額550円(税込)
※1年間無料キャンペーン中! - 無制限かけ放題:月額1,650円(税込)
ただし、LINEでの音声通話 / ビデオ通話は電話回線を通話料がかかりません。
オンラインでの手続きに支障がない人
LINEMOの大きなハードルといえるのは、「店舗や電話の窓口が利用できず、問い合わせや手続きがすべてオンラインのみ」という点です。
オンラインでの手続きに支障がない、または周りにサポートしてくれる人がいる場合でなくては、契約や利用中のトラブルに対応できない可能性があります。
LINEの使用機会が多い人
「LINEギガカウントフリー」を最大限に活用できる、LINEの使用機会が多い人(ヘビーユーザー)もLINEMOがおすすめです。
【LINEのヘビーユーザーといえる人】
- 音声通話を数時間単位で行う人
- ビデオ通話を頻繁に利用する人
- メッセージやタイムライン投稿で、写真や動画を頻繁に投稿する人
- ディスカバー機能(動画・写真などのコンテンツ視聴)をよくする人
LINEMOをahamo・povo・楽天モバイルと比較!

ここでは2021年3月から提供開始となる大手キャリアの格安プラン、ドコモの「ahamo」、auの「povo」、そしていち早く格安プランを打ち出していた第4キャリア、「楽天モバイル」をLINEMOと一括比較してみました。
【LINEMO・ahamo・povo・楽天モバイル比較】
※横にスクロールできます。
LINEMO | ahamo | povo | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
提供エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国(自社回線は都市部とその周辺) |
月間データ量 | 3GB 20GB |
20GB | 20GB | 無制限 |
契約事務手数料 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 990円 2,728円 |
2,970円 | 2,728円 | 〜1GB:0円 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 20GB〜:3,278円 |
データ繰り越し | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
通話料金 | 22円/30秒 | 1回5分かけ放題(超過後22円/30秒) | 22円/30秒 | 専用アプリからの発信:0円 通常発信:22円/30秒 |
通話オプション | 1回5分かけ放題:+550円 無制限かけ放題:+1,650円 |
無制限かけ放題:+1,100円 | 1回5分かけ放題:+550円 無制限かけ放題:+1,650円 |
なし |
契約期間(解約違約金) | なし | なし | なし | なし |
速度制限 | あり(月20GB以上の利用) | あり(月20GB以上の利用) | あり(月20GB以上の利用) | あり(パートナー回線で月5GB以上の利用) |
速度制限時の速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps(自社回線内であれば無制限) |
無料サービス | ・LINEギガフリー ・LINEスタンプ使い放題(2021年夏から) ・海外ローミング |
・海外ローミング | なし | ・海外ローミング |
家族割・セット割 | なし | なし | なし | なし |
5G対応 | 対応 | 対応 | 対応(2021年夏以降予定) | 対応 |
キャリアメール | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応(2021年夏以降予定) |
eSIM | 対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
テザリング | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
キャンペーン | 先行エントリーでPayPayポイント3,000円分プレゼント | 先行エントリーでdポイント最大6,000円分プレゼント | 先行エントリーでau PAY3,000円分プレゼント | ・月額基本料金1年間無料(先着300面名限定) ・新規申し込み・対象機種購入で最大楽天ポイント25,000円分プレゼント |
サポート | オンラインのみ(ソフトバンクショップ・電話窓口では対応不可) | オンラインのみ(ドコモショップ・電話窓口では対応不可) | オンラインのみ(auショップ・電話窓口では対応不可) | オンライン・楽天モバイルショップ |
契約受付窓口 | オンラインのみ | オンラインのみ | オンラインのみ | オンライン・楽天モバイルショップ |
※価格はすべて税込
同容量帯での料金や月間データ量、キャンペーンの豊富さなどでみると楽天モバイルが優れている印象ですが、自社回線の提供エリアがまだ広くありません。特に地方ではパートナー回線(月間5GB上限)での利用になってしまう点がネックです。
LINEMO・ahamo・povoに関しては内容がほぼ横並びです。大きな差がない分、現状契約しているキャリア内でのプラン変更が得策ですが、LINEに関する無料サービスに魅力を感じる方であればLINEMOを選択するとよいでしょう。
LINEMOを格安SIMと比較!

続いて、LINEMOと価格帯で競合となる格安SIM(同容量帯プラン)との比較を行いました。
格安SIMの月額料金が安い理由は、回線設備を自社で持つのではなく、大手スマホキャリアの回線を借りて提供されているためです。
ソフトバンクのプランの一つであるLINEMOとはそもそもの成り立ちから異なるので、格安SIMの通信速度や安定性はやや劣っている状況になります。
【LINEMO・格安SIM比較】
※横にスクロールできます。
LINEMO | UQモバイル | ワイモバイル | mineo | 日本通信 | |
---|---|---|---|---|---|
プラン名 | LINEMO | くりこしプランM | プランM | 20GBプラン | 合理的20GBプラン |
提供エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
月間データ量 | 20GB | 15GB | 〜1年目:18GB 2年目以降:15GB |
20GB | 20GB |
契約事務手数料 | 0円 | 3,300円 | 0円 | 3,300円 | 3,300円 |
月額料金 | 2,728円 | 2,728円 | 3,278円 | 2,178円 | 2,178円 |
データ繰り越し | 不可 | 可能 | 不可 | 可能 | 不可 |
通話料金 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 専用アプリからの発信:11円/30秒 通常発信:22円/30秒 |
70分/月 無料(超過後は11円/30秒) |
通話オプション | 1回5分かけ放題:+550円 無制限かけ放題:+1,650円 |
60分/月定額:+550円 1回5分かけ放題:+770円 無制限かけ放題:+1,870円 |
1回10分かけ放題:+770円 無制限かけ放題:+1,870円 |
30分/月定額:+924円 60分/月定額:+1,848円 1回10分かけ放題:+935円 |
なし |
契約期間(解約違約金) | なし | なし | なし | なし | なし |
速度制限 | あり(月20GB以上の利用) | あり(月15GB以上の利用) | あり(月18または15GB以上の利用) | あり(月20GB以上の利用) | あり(月20GB以上の利用) |
速度制限時の速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 200kbps | 未発表 |
無料サービス | ・LINEギガフリー ・LINEスタンプ使い放題(2021年夏から) ・海外ローミング |
なし | ・データ増量(1年間) | ・データシェア | なし |
家族割・セット割 | なし | UQ家族割:2台目以降月550円/台割引 | 家族割:2台目以降月1,188円/台割引 おうち割 光セット(A):月1,188円/台割引 |
家族割:月55円/台 | なし |
5G対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 220円/月 | 非対応 |
キャリアメール | 非対応 | 220円/月 | 対応 | 対応 | 非対応 |
eSIM | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
テザリング | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
キャンペーン | 先行エントリーでPayPayポイント3,000円分プレゼント | なし | 事務手数料3,300円無料 | 5GB以上デュアルタイプの申し込みで3か月間月額基本料金1,080円引き | なし |
サポート | オンラインのみ(ソフトバンクショップ・電話窓口では対応不可) | オンライン・UQスポット | オンライン・ワイモバイルショップ | オンライン・mineoショップ | オンライン・電話窓口 |
契約受付窓口 | オンラインのみ | オンライン・UQスポット | オンライン・ワイモバイルショップ | オンライン・mineoショップ | オンラインのみ |
※価格はすべて税込
LINEMOをお得に申し込む方法

ここからは、LINEMOの申し込み方法を解説していきます。LINEMOの申し込みはオンラインからの受付のみとなっており、LINEアプリから行います。
お得に申し込むためには、現在実施中の先行エントリーでもらえる3,000円分のPayPayポイントを利用しましょう。
【先行エントリーから特典受け取りまでの手順】
- 【LINEMO公式ページ】の「先行エントリーはこちら」から登録
- 2021年5月31日までにLINEMOの契約を完了させる
- 2021年6月中に実施予定の受け取り手続きを行う
- 2021年7月にPayPayギフトカードが到着する
より詳細な手順に関しては今後情報が揃い次第、ご紹介していきますね。
プラン変更の場合
現在ソフトバンクで契約中の人は、プラン変更でLINEMOの申し込みを行います。
同じソフトバンク内でのプラン変更ではありますが、電話番号そのままでLINEMOへ切り替えるためには、事前に「MNP予約番号」の取得が必要です。MNP予約番号はソフトバンクの窓口から取得できます。
【ソフトバンクMNP予約番号取得窓口】
窓口 | 受付時間 |
---|---|
My SoftBank | 9:00~20:00 |
電話 ソフトバンク電話から:*5533 一般電話から:0800-100-5533 |
9:00~20:00 |
ソフトバンクショップ | 店舗営業時間に準拠 |
また、通常MNPには手数料がかかりますが、ソフトバンクの既存プランからLINEMOへの切り替えではMNP転出料は無料になります。その他、事務手数料などもかかりません。
乗り換えの場合
他社から乗り換えの場合も、プラン変更と同様に事前のMNP予約番号が必要です。現在契約中のキャリア窓口から取得しましょう。
なお、LINEモバイルからであれば乗り換えの手数料は無料ですが、他社乗り換えの場合MNP手数料は発生します。
LINEMOに関してのよくある質問

最後に、LINEMOに関するよくある質問と、その回答についてご紹介します。
【LINEMOのよくある質問】
- LINEMOの対応機種は?
- LINEMOを契約するにあたって条件はある?
- スマホの補償サービスは受けられる?
- 未成年は自分で契約できる?
- オプションは追加できる?
- eSIMには対応する?
LINEMOの対応機種は?
LINEMOの対応機種は現状未定であり、3月上旬中に発表される予定です。今のところ、「ワイモバイルで利用できる機種は対応予定」となっているので、iPhoneでは「iPhone 5s」以降の機種は対応するものと考えられます。
LINEMOを契約するにあたって条件はある?
LINEMOの契約条件は、「個人契約であること」のみです。法人での契約はできない点に注意しましょう。
なお、申し込みがオンライン限定となっているため、「オンラインからの申し込みが可能な人」と言い換えることもできます。詳細は未発表ですが、利用端末がLINEMO対応機種である必要もあるでしょう。
スマホの補償サービスは受けられる?
LINEMOのオプションやサービスに、スマホの補償があるかどうかは、今のところ未定です。今後の続報が待たれますが、少なくともiPhoneの「AppleCare」は回線契約と別のものなので、継続されると考えられます。
未成年は自分で契約できる?
現状「未成年の契約が不可」との発表はありません。ただし、今後契約条件に追加される可能性があり、注意が必要です。
大手キャリアや格安SIM各社は基本的に未成年名義での契約はできない事業者が多く、少なくとも親権者の同意が必要な所がほとんどであるため、LINEMOでも同様になる可能性は高いです。
オプションは追加できる?
LINEMOで現在発表されている追加オプションは、「1回5分」または「無制限」のかけ放題のみです。
今後追加で発表があるものと予想されますが、留守番電話サービスなど通常の利用に関わるものは、増えていくでしょう。
eSIMには対応する?
LINEMOは提供開始時点から「eSIM」に対応しています。
eSIMとは、スマホの端末に通信契約情報を直接登録するシステムのことです。従来の物理的なSIMカードを使わずに、データ通信ができるようになります。
LINEMOの申し込み時にeSIMを選択すれば、SIMカードの到着を待たず即日利用することが可能です。ただし、利用端末がeSIM対応であることが利用条件なので注意しましょう。
まとめ
「LINEMO」は2021年3月17日から提供が開始されるソフトバンクの新しい格安プランです。
追加料金で利用できるかけ放題のオプションや、LINEの利用にデータを消費しない「LINEギガカウントフリー」もある他、ソフトバンクからのプラン切り替えに費用はかからないという特徴があります。
結果的に、LINEMOは以下のような人におすすめだといえます。
【LINEMOがおすすめの人】
- 現在ソフトバンクスマホを使っている人
- ネット回線のデータ量を毎月3GB以上使っている人
- スマホで通話(発信)する機会が多い人
- オンラインでの手続きに支障がない人
- LINEの使用機会が多い人
ただしデータの繰り越しができなかったり、家族割などの割引キャンペーン、キャリアメールが利用できなかったりなど現在の利用環境から大きく変わる部分もあるので、プラン変更・乗り換えに関しては慎重に検討しましょう。
また、申し込みや契約後のサポートは、すべてオンラインのみです。今まで問い合わせに店舗や電話窓口を利用していた人には、少々ハードルが高い点もあります。
とはいえ、ソフトバンクの高速回線を格安SIMに匹敵する低料金で利用できるというだけでも、LINEMOは画期的なプランです。
月間データ量の20GBは既存のソフトバンク料金プランの中間にあたり、今までのソフトバンクのプランに不満があった人は、特におすすめのプランであるといえるでしょう。