ドコモで「いつでもカエドキプログラム」が新しく開始され、従来の「スマホおかえしプログラム」との違いや、デメリットはないのかなど気になっている方も多いと思います。
先に結論からいうと、いつでもカエドキプログラムは、お得に機種変更できるおすすめのスマホ購入サポートです。
<いつでもカエドキプログラムのメリット>
- 毎月の端末の分割支払いが抑えられる
- 早く機種変更するとさらにお得になる
- ドコモ回線を契約していなくても利用可能
この記事では、「いつでもカエドキプログラム」について、その仕組みや適用条件をわかりやすく解説しています。対応機種についてもまとめているので、プログラムを利用して自分の欲しい端末が対象かも確認できますよ!
この記事を最後まで読んで疑問を解消したうえで、いつでもカエドキプログラムを検討してみてくださいね!
いつでもカエドキプログラムとは?

「いつでもカエドキプログラム」とは、24回払いで購入した対象機種を1〜23ヶ月目に返却することで、ドコモがあらかじめ設定した「残価」が免除されて、よりお得に購入できるサービスとなっています。
「残価」とは、ドコモが想定した対象機種の2年後の下取り価格を基準に設定されています。
言い換えると、下取りを前提としてその分の金額(残価)を差し引いた金額を24回分割で支払うことで、端末代をそのまま24回払いするよりもお得に利用できる仕組みとも言えます。
また、1~22ヶ月までに対象機種を返却することで、「早期利用特典」という月額割引が受けられます。「早期利用特典」とは、端末の返却翌月から23ヶ月目まで、一定額の月額割引が毎月受けられるサービスです。そのため、もし端末を早く返却した場合でも分割払いの金額を安くすることができるので、お得な特典内容となっています。
「残価」と「早期利用特典」の割引額は、端末ごとにドコモが設定しています。割引額は均一ではないので、いつでもカエドキプログラムを利用する方は事前に確認しておきましょう。
いつでもカエドキプログラムはahamoで使える?

ドコモの格安プラン「ahamo」でも、「いつでもカエドキプログラム」の利用は可能です。
ただし、ahamoでセット販売されている端末は対象ではないため、端末の購入はドコモ、SIMの契約はahamoと契約先がそれぞれ分かれることに注意しましょう。
ahamoは月額料金が2,970円(税込)と格安であるため、「いつでもカエドキプログラム」との併用でさらにお得にスマホを利用できます。
「いつでもカエドキプログラム」を利用するとどれぐらい安くなる?

「いつでもカエドキプログラム」を利用すると、どの時期に返却すればどのくらい安くなるのか、最新機種iPhone 13の128GBを購入する場合でシミュレーションしてみましょう。
ドコモのiPhone 14 Pro (128GB)の端末価格は174,130円、残価設定額は86,760円です。
▼いつでもカエドキプログラム適用時の実質負担額
iPhone 14 Pro (128GB) | 2~22ヶ月目 | 23ヶ月目 | 24ヶ月目以降 |
---|---|---|---|
利用経過月 | |||
返却するタイミング | 12ヶ月目 | 23ヶ月目 | 35ヶ月目 |
支払不要額 | 77,470円 ▼分割支払金 (1~12回):3,798円×12回 (13~23回):2,898円×11回 |
87,370円 ▼分割支払金 (1~23回):3,798円×23回 |
27,720円 ▼分割支払金 (1~23回):3,798円×23回 (13~35回):3,615円×12回 |
実質負担額 | 62,040円 | 69,740円 | 130,750円 |
※価格はすべて税込
このように、端末を返却するタイミングが早いほど、負担額が少なく済むことがわかります。
ちなみに22ヶ月目以前に返却した場合、23ヶ月を迎えるまでの分割代金には機種・容量ごとに異なる早期利用特典分が割引されます。今回例に挙げたiPhone 14 Pro (128GB)では、早期利用特典が月額900円と設定されており、13ヶ月以降はこの料金分安くなっています。
次項では、いつでもカエドキプログラムの仕組みを期間に分けて、詳しく解説していきましょう。
1~22ヶ月目に端末を返却した場合
「最新機種が発売されたら、すぐに買い替えたい!」という人は、24ヶ月を待たずに機種変更をする方も多いのではないでしょうか?
こういった場合にも「いつでもカエドキプログラム」なら、1〜22ヶ月目に端末を返却することで、お得に機種変更ができます。
実際に、端末の総額が105,500円、残価が48,000円の機種を購入した場合を例にして解説します。まずは以下の画像をご覧ください。

1〜22ヶ月目までに端末を返却した場合、残価の48,000円は全額免除されます。ただし、105,500円から48,000円を差し引いた57,500円は、23ヶ月目まで支払う必要があります。
しかし、この場合は「早期利用特典」が適用され、返却の翌月から月額割引が受けられます。
今回の例では12ヶ月目に返却しているため、13回目から23回目までの月々の支払いには、事前に設定された月額600円の「早期利用特典」が11ヶ月間は割引されてます。
最終的には早期利用特典の600円の11回分6,600円と、残価の48,000円の合計54,600円の支払いが免除されるという仕組みです。
このように、1〜22ヶ月目までに端末を返却する場合、タイミングが早ければ早いほどお得度も高くなります。そこで返却するタイミングで、具体的にどれくらい負担額が変動するのか、端末の返却時期ごとに負担額を計算してみました。
▼返却のタイミング別の自己負担額
- 12ヶ月目:50,900円
- 15ヶ月目:52,700円
- 20ヶ月目:55,700円
- 22ヶ月目:56,900円
※端末の総額が105,500円、残価設定が48,000円の機種を購入した場合
※早期利用特典は月額600円で計算
早いタイミングで機種変更を行うほど、早期利用特典の割引総額が多くなる分負担額が減り、お得に利用できます。少しでもお得に利用したい場合は、この仕組みを理解しておいて損はないでしょう。
23ヶ月目に端末を返却した場合
次に、23ヶ月目に端末を返却し、その翌月に機種変更する場合の自己負担額をみていきましょう。丸2年利用したパターンなので、多くの人が機種変更を考え始めるタイミングですね。
この場合、最終回支払分である残価48,000円が免除されることに変わりはありません。しかし23ヶ月目までの支払いが終わっているため、早期利用特典による月額割引は受けられません。

つまり、端末価格105,500円から、残価48,000円を差し引いた57,500円を、23ヶ月目までに分割して支払うこととなります。自己負担額は、早期利用特典を受けられない分、1〜22ヶ月目までに返却する場合より高くなってしまいます。
「いつでもカエドキプログラム」は24ヶ月間使い続けるよりも、早めに機種変更したほうがお得です。機種変更する際にお得な仕組みなので、確実に理解しておきましょう。
24ヶ月目以降に端末を返却した場合
「いつでもカエドキプログラム」は、23ヶ月目までの返却は必須ではありません。そのため、24ヶ月目以降もそのまま使い続けることも可能です。また、途中で機種変更を希望するようになった場合などでも、問題なくプログラムを利用することが可能です。
それでは、24ヶ月目以降に端末を返却した場合の自己負担額を解説していきましょう。
この場合、残価分の48,000円を再度24分割で支払っていくことになります。

今回の例では残価が48,000円なので、24分割した場合、毎月の支払いは2,000円です。この毎月2,000円を24回目から47回にかけて支払うことで、端末代は完済となります。
なお、24ヶ月目以降に機種変更した場合、機種変更した月を含むその翌月以降の支払いは免除されます。
このように24ヶ月目以降も端末を使い続ける場合、本来支払いが不要な残価分の支払が発生してしまいます。少しでもお得に利用したい場合は、基本的に24ヶ月以内で端末を返却するのがおすすめです。
端末を返却しない場合
「いつでもカエドキプログラム」に申し込み後、「やっぱり端末を手元に残しておきたい」と心変わりされる方もいらっしゃるでしょう。その場合は残りの端末代を一括で支払うことで、端末の返却が不要になります。
ただし端末を返却しない場合は、残価分の免除がなくなるので、かえって高くなってしまいます。
「いつでもカエドキプログラム」はお得なサービスである分、そもそもの端末代が高めに設定されているケースがほとんどです。ほんとに手元に残しておくべきかなども考えた方が得策といえるでしょう。
旧「スマホおかえしプログラム」との違い

ドコモでは以前まで「スマホおかえしプログラム」という、端末を返却することで残債が免除されるサービスを実施していました。先述した「いつでもカエドキプログラム」と一見似たサービスですが、両者にはいくつか明確な違いがあります。
旧プログラムでは、ドコモ回線の加入が必須なうえに、36回払いで端末を購入する必要がありました。また特典の仕組みでは36回払いのうち、最低24ヶ月目以降に端末を返却することで、最大12回分の支払いが不要になるという特典内容でした。
また、端末の分割代金も「残価」の設定のない36回の分割だったため、分割払いの月額がやや高くなる傾向がありました。
一方、新プログラムである「いつでもカエドキプログラム」は、24回払いで残価を差し引きます。また、22ヶ月目以下に返却すると、早期利用特典も適用可能です。事前に差し引かれる残価の分以上に、旧プログラムよりも月額料金を安くできるでしょう。
さらに、「いつでもカエドキプログラム」ではドコモ回線の契約が必須ではないので、旧プログラムでは対象外だったahamoでも利用可能になりました。ドコモにこだわらなくてもいいという点を考慮すると、より利用しやすくなったともいえるでしょう。
▼スマホおかえしプログラムとの違い
スマホおかえしプログラム | いつでもカエドキプログラム | |
---|---|---|
ドコモ回線の契約 | 必須 | 不要 |
条件 | 次回もドコモで機種変更する必要がある | 端末を返却するだけでいい (ドコモで機種変更する必要がない) |
分割回数 | 36回払い | 24回払い |
旧プログラムでは、端末返却後にドコモで機種変更することも条件に課せられていました。一方「いつでもカエドキプログラム」では、ドコモでの機種変更が必須ではありません。端末を返却するだけで適用できるため、他社に乗り換える場合でも問題なく利用可能です。
このように、「スマホおかえしプログラム」をよりお得に、かつ利用しやすくした端末購入サービスが「いつでもカエドキプログラム」だといえるでしょう。
いつでもカエドキプログラムの適用条件

「いつでもカエドキプログラム」は、仕組みがやや複雑でわかりにくいと感じている人もいるでしょう。しかし、適用条件は以下のようにシンプルなので安心してください。
▼いつでもカエドキプログラムの適用条件
1. dポイントクラブに加入し、対象機種を残価設定型24回払い
2. dポイントクラブを継続し、対象機種を返却する
dポイントクラブの加入は、多くのドコモユーザーが登録してるサービスです。加えて対象機種を24回払いにすると、本プログラムが適用可能です。
ただし上記2点に加えて、公式サイトで小さく記載されている条件にも注意が必要です。たとえば、返却時に端末が正常に動くこと、利用料の支払いに滞りがないことなども適用条件に含まれます。端末を大事に扱い、毎月の支払いを滞りなく行っている方であれば問題ありませんが、念のため頭に入れておきましょう。
いつでもカエドキプログラムの対応機種

「いつでもカエドキプログラム」は、2022年9月現在、適用できる機種が限られています。しかし、対象機種はいつでもカエドキプログラムが提供開始以降に販売されたものばかりです。
なので、今後発売されていく最新機種であれば適用できる可能性は高いので、対象機種が絞られているとはいえ、型落ちの機種を選ばない限りはそれほど気にする必要はないでしょう。
今回はiPhone 14をはじめとした、2022年9月現在最新の対象機種をピックアップしました。
機種 | 残価額 | 早期利用特典 |
---|---|---|
iPhone 13シリーズ | ||
iPhone 14 Pro Max 128GB | 99,960円 | 1,300円 |
iPhone 14 Pro Max 256GB | 109,080円 | 1,400円 |
iPhone 14 Pro Max 512GB | 127,080円 | 1,600円 |
iPhone 14 Pro Max 1TB | 144,360円 | 1,800円 |
iPhone 14 Pro 128GB | 86,760円 | 900円 |
iPhone 14 Pro 256GB | 99,000円 | 1,200円 |
iPhone 14 Pro 512GB | 118,080円 | 1,500円 |
iPhone 14 Pro 1TB | 135,960円 | 1,700円 |
iPhone 14 128GB | 69,240円 | 900円 |
iPhone 14 256GB | 79,800円 | 1,100円 |
iPhone 14 512GB | 99,600円 | 1,300円 |
iPhone 14 Plus 128GB | 78,960円 | 900円 |
iPhone 14 Plus 256GB | 89,520円 | 1,100円 |
iPhone 14 Plus 512GB | 109,080円 | 1,400円 |
iPhone SE(第3世代) | ||
iPhone SE(第3世代)64GB | 35,640円 | 400円 |
iPhone SE(第3世代)128GB | 39,600円 | 400円 |
iPhone SE(第3世代)256GB | 51,480円 | 500円 |
iPhone 13シリーズ | ||
iPhone 13 Pro Max 128GB | 95,040円 | 1,200円 |
iPhone 13 Pro Max 256GB | 104,280円 | 1,300円 |
iPhone 13 Pro Max 512GB | 118,800円 | 1,500円 |
iPhone 13 Pro Max 1TB | 133,320円 | 1,700円 |
iPhone 13 Pro 128GB | 83,160円 | 1,100円 |
iPhone 13 Pro 256GB | 93,720円 | 1,200円 |
iPhone 13 Pro 512GB | 112,200円 | 1,400円 |
iPhone 13 Pro 1TB | 128,040円 | 1,700円 |
iPhone 13 128GB | 68,640円 | 700円 |
iPhone 13 256GB | 75,240円 | 800円 |
iPhone 13 512GB | 96,360円 | 1,200円 |
iPhone 13 mini 128GB | 58,080円 | 600円 |
iPhone 13 mini 256GB | 68,640円 | 600円 |
iPhone 13 mini 512GB | 87,120円 | 800円 |
iPhone 12シリーズ | ||
iPhone 12 64GB | 46,200円 | 400円 |
iPhone 12 128GB | 51,480円 | 400円 |
iPhone 12 256GB | 51,480円 | 400円 |
iPhone 12 mini 64GB | 38,280円 | 300円 |
iPhone 12 mini 128GB | 44,880円 | 400円 |
iPhone 12 mini 256GB | 52,800円 | 400円 |
※価格はすべて税込
機種 | 残価額 | 早期利用特典 |
---|---|---|
Galaxyシリーズ | ||
Galaxy Z Fold4 SC-55C | 101,640円 | 1,500円 |
Galaxy Z Flip4 SC-54C | 67,320円 | 800円 |
Galaxy S22 SC-51C | 54,120円 | 600円 |
Galaxy S22 Ultra SC-52C | 77,880円 | 1,100円 |
Galaxy A53 5G SC-53C | 25,080円 | 300円 |
Galaxy Z Flip3 5G SC-54B | 60,720円 | 800円 |
Galaxy Z Fold3 5G SC-55B | 95,040円 | 1,200円 |
Xperiaシリーズ | ||
Xperia 1 IV SO-51C | 80,520円 | 1,100円 |
Xperia 10 IV SO-52C | 22,440円 | 300円 |
Xperia Ace III SO-53C | 7,920円 | 200円 |
Xperia 5 III SO-53B | 44,880円 | 500円 |
AQUOSシリーズ | ||
AQUOS R7 SH-52C | 83,160円 | 1,100円 |
AQUOS sense6 SH-54B | 17,160円 | 300円 |
※価格はすべて税込
機種 | 残価額 | 早期利用特典 |
---|---|---|
iPad | ||
iPad Air(第5世代)64GB | 59,400円 | 700円 |
iPad Air(第5世代)256GB | 71,280円 | 900円 |
5G対応パソコン | ||
Lenovo ThinkPad X1 Nano | 96,360円 | 1,200円 |
※価格はすべて税込
今後発売していく機種もどんどん追加されると思われるので、気になる機種があるかチェックしてみましょう。
いつでもカエドキプログラムの3つのメリット

ここまでご説明してきた内容を踏まえると、いつでもカエドキプログラムのメリットは以下の3つです。
- 毎月の端末の分割支払いが抑えられる
- 早く機種変更するほどさらにお得になる
- ドコモ回線を契約していなくても利用可能
以降では、上記3つのメリットを詳しく紹介していきます。
毎月の端末の分割支払いが抑えられる
先述したとおり、いつでもカエドキプログラムは端末代から残価を引いたうえで、23分割される仕組みです。そのため、本来の料金より残価分だけ月々の端末代を抑えられます。
いつでもカエドキプログラムを利用した場合と利用していない場合で、金額差を比較しました。ここでは、iPhone 14を購入すると仮定します。
▼iPhone 14の分割料金比較表
iPhone 14の分割料金 | |||
---|---|---|---|
128GB | 256GB | 512GB | |
いつでもカエドキプログラムを利用 | 3,030円/月 | 3,551円/月 | 4,440円/月 |
いつでもカエドキプログラムを利用しない(24回払い) | 5,788円/月 | 6,728円/月 | 8,405円/月 |
※価格はすべて税込
いつでもカエドキプログラムを利用すれば、月々約2,000〜3,000円も分割支払いの金額を抑えられることがわかります。
スマホは購入から2年経てば、性能が上がったり機能が増えたりと、機種変更する価値は十分にあるものです。結局2年で最新機種に機種変更するのであれば、毎月の支払いがお得になる本プログラムを利用したほうが得策でしょう。
早く機種変更するとさらにお得になる
先述したとおりいつでもカエドキプログラムでは、1〜22ヶ月目までに端末を返却することで、「早期利用特典」として月額料金の割引も適用されます。
残価を差し引かれた上で割引されるため、よりお得になるサービスとなってます。また、早く機種変更をすれば、早期利用特典の総額が多くなる分、よりお得に最新端末が手に入ります。
新機種が発表されたらすぐに買い替えたい方にとっても、「いつでもカエドキプログラム」はとてもお得なプログラムといえるでしょう。
ドコモ回線を契約していなくても利用可能
「いつでもカエドキプログラム」は、ドコモで回線契約をしている人以外でも利用可能なサービスです。そのため、現在の契約がドコモではない人、ドコモから他社へ乗り換えを検討している人も問題なく利用できます。
前述したように、「いつでもカエドキプログラム」の適用条件にはドコモユーザーであることは含まれていません。無料のdアカウントを作成することで、誰でもドコモオンラインショップで販売中の機種を購入できます。
また、ドコモユーザー以外でも、同条件・同じ内容で本プログラムの利用が可能です。
ドコモオンラインショップで販売中の機種であれば、全てahamoの対応端末にもなっているので、ahamoで利用したい場合は、ぜひオンラインショップから対象機種を購入してみてください。
いつでもカエドキプログラムを利用する前に知っておきたいデメリット・注意点

いつでもカエドキプログラムを利用する際は、メリットだけではなく必ずデメリットにも目を通しておきましょう。
端末を返却しない場合、高額になる可能性が高い
「いつでもカエドキプログラム」で端末を返却せず使い続ける場合、割高になるケースが多いため注意が必要です。本プログラムでは残価が高かったり、早期利用特典で月額割引が受けられたりする分、端末価格自体が高めに設定されています。
たとえば、iPhone 14を購入する場合、端末価格はApple Storeの価格よりも高額に設定されています。実際に、iPhone 14をApple Storeで購入した場合と、いつでもカエドキプログラムを利用して端末を手元に残す場合の料金を比較しました。
▼ iPhone 14の端末価格
iPhone 13の端末料金 | |||
---|---|---|---|
128GB | 256GB | 512GB | |
いつでもカエドキプログラムを利用した場合の実質負担額 | 69,690円 | 81,680円 | 102,140円 |
いつでもカエドキプログラムを利用せず端末を手元に残す場合 | 138,930円 | 161,480円 | 201,740円 |
Apple Storeで購入した場合 | 119,800円 | 134,800円 | 164,800円 |
※価格はすべて税込
このようにApple Storeで購入するより、約20,000〜30,000円程度も高くなってしまいます。「いつでもカエドキプログラム」を利用せず、端末を手元に残す場合は逆に割高になることを、理解しておきましょう。
返却時にキズや故障があると故障時利用料がかかる
「いつでもカエドキプログラム」では返却時の端末にキズや故障があると、22,000円の故障時利用料を支払う必要があります。例えばディスプレイが割れていたり、電源が入らなかったり、水濡れになっていたりする場合は故障時利用料の対象となります。
故障時利用料のことがストレスになるのであれば、事前に「ケータイ補償サービス」へ加入しておくことをおすすめします。
もしケータイ補償サービスに加入している場合、たとえ返却時の端末に異常があっても2,200円の請求で済み、負担を最小限に抑えられます。
ドコモのいつでもカエドキプログラムの適用がおすすめの人はこんな人!

ここまでの内容を踏まえると、「いつでもカエドキプログラム」がおすすめの人は以下のような人だと言えます。
▼いつでもカエドキプログラムがおすすめの人
- 常に最新機種のスマホを利用したい人
- 端末購入にかかる費用を抑えたい人
- 2年サイクルでスマホを買い替えている人
- ドコモに欲しい機種がある他社ユーザー
上記に当てはまる人はぜひ「いつでもカエドキプログラム」の適用を検討しましょう。
しかし、金額の安い機種で問題ない人や同じ端末をできるだけ長く利用したい人、不調が出てきたタイミングで買い替えるような人には「いつでもカエドキプログラム」を適用するメリットがあまりありません。
まとめ

今回は、「いつでもカエドキプログラム」の利用を考えている方に向けて、仕組みやメリット、注意点を解説してきました。
そもそも「いつでもカエドキプログラム」は、端末代から支払い不要な残価を差し引き、残りの金額を23回に分割して支払うことでお得になる端末購入サービスです。
どのようなメリットがあるのか振り返っておきましょう。
▼いつでもカエドキプログラムのメリット
- 毎月の端末の分割支払いが抑えられる
- 早く機種変更するとさらにお得になる
- ドコモ回線を契約していなくても利用可能
本プログラムを利用する際は、メリットとあわせて注意点も理解しておくべきです。
▼いつでもカエドキプログラムの注意点
- 端末を返却しない場合、高額になる可能性が高い
- 返却時にキズや故障があると故障時利用料がかかる
いつでもカエドキプログラムは、12〜24ヶ月で機種変更するのであれば大変お得なサービスです。
本プログラムを検討中の方は、仕組みを十分理解したうえで、自分にとってもっともお得なタイミングで利用しましょう。
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