「旧車って高く売れるの?」
「高価買取になりやすい旧車の特徴は?」
この記事では、上記のような方に向けて以下の内容を解説していきます。
- 旧車の高価買取が期待できる買取業者
- 旧車・クラシックカーの買取相場
- 高く売れやすい旧車の特徴
- 旧車を高く売るためにできる対策
上記の内容を把握することで、あなたに合った方法で旧車をできるだけ高く買い取ってもらえる可能性が上がります。
なお、今すぐ旧車を高額買取してもらいたい方におすすめの車買取業者として「カーネクスト」があります。
旧車を売るならどこ?高価買取が期待できるおすすめ業者4選
カーネクスト
旧車の高価買取の実績 | 「トヨタ・クラウンRサルーンG」1985年式・走行距離14万8千㎞が55万円(税込) |
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査定方法 | インターネット及び電話での見積り |
店舗数 | なし |
店舗住所 | なし |
営業時間 | 電話受付 8:00~22:00 |
カーネクストは、株式会社カーネクスト/CARNEXT INC.によって運営されている中古車・廃車買取業者です。
カーネクストの店舗は存在していませんが、多数の自動車業者と提携しており、全国どこでも対応することが可能となっています。
カーネクストには、オートオークションを開催しているという特徴があります。
提携している13,000社以上(※1)の自動車業者へ再販売する販路が確保でき、在庫を抱えるリスクが少ない状態であるため、その分旧車の高価買取に期待できます。
実際に、旧車である「トヨタ・プリウス」(2017年式)が、走行距離6万㎞のもので180万円(税込)での買取となっている例が公式サイトにて公開(※2)されています。
(※1、2 2024年7月時点 公式サイト記載)
また、カーネクストでは旧車の状態によって値段がつかなかった場合でも廃車の費用がかからず、無料で引き取ってもらうことができます。
さらに、カーネクストには原則「実車査定」がなく、電話のみで査定から契約までを完結させることが可能である場合が多いです。
以上の点から「車の年式が古いため廃車を検討している人」や「旧車をできるだけ高く買い取ってほしい人」におすすめです。
カーセンサーnet
旧車の高価買取の実績 | 「三菱・ミニカ」1998~2011年式 平均買取相場が3万円~4万6千円(税込) |
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同時査定依頼数 | 30社 |
利用手数料 | 査定申し込みは基本無料 |
提携業者数 | 1,000社以上 |
提携業者例 | ・カーセブン ・JAC ・ネクステージ |
日本自動車流通研究所(JADRI)への加盟 | X |
カーセンサーnetは、株式会社リクルートカーセンサーによって運営されている中古車販売及び車の一括査定サービスです。
一括査定では最大30社(※)の買取業者への査定依頼が可能となっています。
(※2024年7月時点 公式サイト記載)
カーセンサーnetには、提携している多くの旧車の買取業者の査定額を比較できるという特徴があります。
一度に複数の買取業者の査定額を比較し、より高い買取価格での売却が可能であるため、旧車の高価買取に期待できます。
カーセンサーnetでは、旧車の車種や年式、走行距離ごとの買取相場が公式サイトに記載されているため、一括査定前でも大体の買取相場を把握することが可能です。
また、カーセンサーnetは、消費者保護のための基準を守り要件を満たした、一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)が認める買取店であるため、安心感をもって利用しやすくなっています。
カーセンサーnetは「他社の買取価格と比較しながらより高値で旧車を売りたい人」や「なるべく手間をかけずに査定を依頼したい人」におすすめです。
ナビクル
同時査定依頼数 | 最大10社 |
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利用手数料 | 査定申し込みは基本無料 |
提携業者数 | 不明 |
主要な提携業者 | ・アップル ・ガリバー ・カーチス |
日本自動車流通研究所(JADRI)への加盟 | X |
ナビクルは、株式会社エイチームライフデザイン(Ateam LifeDesign Inc.)によって運営される車 の一括査定サービスです。
全国でコマーシャルが放送されており、旧車買取を含めた査定実績は470万件以上(※)であるため、知名度の高い サービスとなっています。
(※2024年7月時点 公式サイト記載)
車の買い替えタイミングや車を高く売るコツなど、車についての詳しい記事を公式サイトに掲載しているため、旧車をより良い状態で売ることができる可能性が高いと言えます。
ナビクルは、一人ひとりのカーライフに寄り添うことを理念としているため、旧車を納得のいく形で売却したい人におすすめです。
旧車王
査定方法 | 出張査定 |
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店舗数 | なし |
店舗住所 | なし |
営業時間 | 電話受付時間 9:00~22:00 |
旧車王は、カレント自動車株式会社によって運営される、旧車や希少車に特化した車買取業者です。
他の車買取業者では断られるような、古い年式の車も買取対応している場合が多いです。
また、希少な旧車は動かないなどのトラブルがあっても買取してもらえる場合があります。
旧車王は、製造から数十年以上経過し劣化が進んだ旧車を売りたい人におすすめです。
【2025年最新】旧車の買取事例を紹介
旧車の買取参考価格として、カーネクストの公式サイトで公開されている例を紹介していきます。
アイテム名 | 金額(税込) |
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トヨタ クラウンアスリート | 100,000円 |
マツダ デミオ | 323,000円 |
日産 エクストレイル | 145,000円 |
出典:カーネクスト
※2025年1月29日執筆時点
旧車(クラシックカー)の買取相場|古い自動車ほど高値で売れる?
旧車(クラシックカー)の買取相場は、およそ3万円~300万円程度となっています。
車種 | 年式 | 値段(税込) |
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ジープ | 1989年式 | 20~50万円 |
セドリックワゴン | 1990年式 | 25~62万円 |
フィガロ | 1991年式 | 55~116万円 |
クラウンワゴン | 1999年式 | 35~82万円 |
シルビア | 2002年式 | 111~202万円 |
パオ | 1989年式 | 49~104万円 |
パオ | 1990年式 | 26~62万円 |
ランドクルーザーバン | 2000年式 | 201~328万円 |
ランドクルーザーバン | 1997年式 | 214~349万円 |
出典:ユーカーパック
基本的には、旧車の中でも年式が新しい車のほうが買取価格が高くなる傾向にあります。
しかし、車種によっては、上記のパオのように年式が古い車種の買取価格の方が高くなる場合もあります。
高値で査定されやすい旧車一覧|高い買取額になりやすい旧車の特徴は?
高い買取額になりやすい旧車の特徴は以下の通りです。
生産台数が限られている旧車
高い買取額になりやすい旧車の特徴として、生産台数が限られている旧車が挙げられます。
市場に流通している台数が少ないことで希少性が増し、価値が高まる場合があるためです。
このような理由から、車種によっては希少車となりプレミア価格が付く可能性があります。
生産台数が限られている旧車の例は以下の通りです。
- 日産・スカイラインGT-R
- マツダ・コスモスポーツ
- マツダ・RX-7
- マツダ・ファミリア など
旧車の希少性や価値を見定めるためには専門性が必要である場合が多いため、旧車の買取に特化した業者へ売却をすることで高価買取を期待しやすくなります。
1975年以前に製造された旧車
また、高い買取額になりやすい旧車の特徴として、1975年以前に製造された旧車が挙げられます。
1975年以降は自動車の排気ガス削減を目的とした排ガス規制がされたため、規制以前の旧車が人気である場合が多いです。
その背景として、多くの自動車製造業者が排気ガスを減らすことに力を注ぎ、速さを重視した車が規制前と比べて少なくなったという可能性が考えられます。
1975年以前に製造された旧車の例は以下の通りです。
- ホンダ・ライフ
- 三菱・ランサー1400GL
- マツダ・シャンテGL 2サイクル
- フォルクスワーゲン・ビートルタイプ1
ネオクラシックカーなど需要の高い旧車
高い買取額になりやすい旧車の特徴として、ネオクラシックカーなど需要の高い旧車が挙げられます。
ネオクラシックカーとは、1980~1990年代に製造された車を指す場合が多いです。
ネオクラシックカーの中には現在製造されていないものも多く、希少性が高い場合があります。
また、安全性や排気ガスなどの観点から、様々な規制によって生産中止となってしまった車種も多く、需要が供給を上回りやすくなっている可能性が高いと考えられます。
ネオクラシックカーの例は以下の通りです。
- トヨタ・セルシオ
- ホンダ・プレリュード
- 日産・サニー など
現存していない車種など希少性が高いものや、様々な規制がされる前の自由度が高い旧車は需要が高くなりやすいと言えます。
製造から25年経過した旧車
高い買取額になりやすい旧車の特徴として、製造から25年経過した旧車も挙げられます。
アメリカには、「25年ルール」という旧車登録の制度が制定されています。アメリカでは右ハンドルの車の輸入が禁止されており、日本車も例外ではありません。
しかし、製造から25年経過した車は、右ハンドルの場合でも展示品として輸入が可能になります。この例外的な制度が「25年ルール」です。
製造から25年経過した旧車であればアメリカへの輸出が可能となるため、高価買取になりやすいと言えます。
さらに、排ガス規制や左ハンドルへの変更義務、関税などの対象からも外れ、低コストで輸出できるようになります。
そのため、再販売後の利益が大きくなりやすいことも高い買取額になりやすい理由です。
製造から25年が経過する車の例は以下の通りです。
- ホンダ・HR-V
- 3代目レガシィ・ツーリングワゴン
- トヨタ・アルテッツァXE10
- 三菱・GTO など
ただし、再販売の販路が国内のみの業者もあるため、売却先の業者が国外への輸出に対応しているか確認が必要です。
旧車の買取価格は現代の車と比較して安い?旧車を売却する際の注意点まとめ
旧車は現代の車と比較して買取価格が安くなることがあります。
旧車は、走行距離などによる劣化によって減額される可能性が高いです。
劣化が進んだ車は機能性や快適さ、ビジュアルなどの観点から消費者の需要が下がりやすいと考えられます。
例えば、走行距離の平均をベースに考えた際には「1年で1万㎞」と考える場合が多いです。
したがって、3万㎞走っていた場合は製造から3年に相当する劣化が進んでいることになります。
このような基準から、走行距離によっては実際の年式よりも古くみられるリスクがあります。
ただし、劣化が進んでいても、現在絶版であるなど希少性が高い車はマニアからの需要も高くなり、高額査定される可能性があるため確認が必要です。
買取業者によっては買取価格が安くなってしまう
買取業者によっては旧車の買取価格が安くなってしまう場合があります。
旧車は一般の車とは異なり、需要や市場価格の把握・知識が必要であるため、専門性が低い業者では本来の価値よりも低く見られてしまう可能性が高いです。
例として、走行距離8万6千百㎞の「ホンダ・S600クーペ 不動車」(1965年式)についての査定額を紹介します。
一般の車買取業者の査定額が170万円であるのに対し、旧車の買取を専門とする旧車王での査定では200万円となった実績が旧車王公式サイトに掲載されています。
このように買取価格が変わるため、売却先が旧車に関しての専門性が高い車買取業者であるか確認をすることが大切です。
故障の有無によって買取価格が変わる
故障の有無によって買取価格が変わる場合もあります。
故障があると、買取業者に修理のコストが発生してしまい、買取価格の減額に繋がる可能性が高くなる場合が多いです。
加えて、旧車が故障している場合、修理のためのパーツも希少である可能性が高く、復元がしづらいことで再販売が難しくなるケースも考えられます。
例えば、旧車のブレーキ部分が故障していた場合、安全性の観点から修理が必須となるため買取業者のコストがかさんでしまいます。
故障の修理を自分で行うことができる場合は、パーツを探して査定前に修理をしておくと買取価格 がアップする可能性があります。
あまりに状態が悪い旧車は、廃車買取業者などを検討することで、値段が付かない場合でも引取はしてもらえるでしょう。
カスタムの有無が買取価格に影響する
旧車をカスタムし、社外パーツを使っていると買取価格が下がる場合があります。
カスタムとは、車の内装や外装などのパーツを自分好みに合わせて付け加えたり交換したりすることです。
旧車には希少性が高い車種も多く、当時のままの状態を望むマニアや消費者が存在するため、カスタムをしていると買取価格が下がる場合があります。
カスタムに社外パーツを使用することで、旧車のオリジナリティを損なう可能性があり、「公式品」としての価値が下がることも要因の一つです。
例えば、旧車の中でも希少な「マツダ・コスモスポーツ」の外装に社外パーツが使用されていると、オリジナルの外装を好む消費者からの需要は下がってしまうケースも考えられます。
旧車がカスタムされている場合、可能な限りオリジナルのパーツや社内のパーツに付け替えること で買取価格がアップする可能性があります。
旧車を少しでも高く売るための対策
売りたい旧車の買取相場を査定前にリサーチする
旧車を少しでも高く売るための対策として、売りたい旧車の買取相場を査定前にリサーチすること が挙げられます。
売りたい旧車の人気が高いのか、人気が高い場合はいくらで売れるのかを調査しておくと良いです。
相場を知っておくことで、実際の査定額が相場を下回った際の交渉手段になったり、他の車買取業者を検討することが可能になります。
また、売りたい車種の詳細を調べることで、その車種の買取を得意としている車買取業者を見つけやすくなり、専門性が高いスタッフに査定してもらえる可能性が高まる可能性も高いです。
例えば、車買取の一括査定ができるサイトを利用すると、売りたい車種の買取相場を知ることができ、自分の納得のいく価格帯での売却をしやすくなります。
高値で売れるタイミングを見計らう
高値で売れるタイミングを見計らうことで少しでも高く旧車を売ることに繋がります。
旧車の売却を検討し始めたら、基本的には可能な限り早く査定に出すと良いです。
車の買取相場は、新車登録時から時間が経つほど下がってしまう場合が多くなります。
例えば、新車登録時から13年が経ってしまうと自動車税が増税されるため、買取価格が下がる可能性が高いです。
また、新車登録時から20年以上経過してしまった旧車は、車種によっては買取を拒否される場合もあります。
新車購入から時間が経ってしまった旧車でも、輸出に対応している車買取業者へ25年ルールに合わせて売却をすることで買取価格がアップする可能性があります。
一括査定を利用し複数の見積もりを貰う
少しでも高く旧車を売却するための対策として、一括査定を利用し複数の見積りを貰うことが挙げられます。
一括査定とは、インターネット上で売りたい車種の情報や必須の個人情報を入力することにより、その業者に登録されている買取業者から査定をして貰えるサービスのことです。
一度に複数の買取業者から査定してもらえるため、価格を比較し、より高い査定額の業者へ売却を行うことが可能になります。
例えば、実際に店舗へ出向いて査定をしてもらうと、価格の比較対象が少ないため査定額が妥当であるかの判断が難しい場合が多いです。
しかし、一括査定を行うことで家にいながら価格の比較が可能になります。
カーセンサーの簡単ネット車査定では、最大30社(※)への査定依頼が可能となっており、査定額の比較をしやすくなっています。
(※2024年7月時点 公式サイト記載)
一括査定をすることで、車に詳しくない人でも買取価格の交渉の手段が多くなりやすいです。
ただし、一括査定をした場合、複数の買取業者から連絡が来ることが想定されるため、注意が必要です。
メンテナンスを行い良い状態を保つ
メンテナンスを行い良い状態を保つことも、旧車を少しでも高く売却するための対策となります。
メンテナンスが行き届いている綺麗な状態の車は需要が高くなり、再販売した際の利益が見込めるためです。
自身でできる範囲のメンテナンスを行っておくことで、買取業者が再販売をする際のメンテナンス費用が抑えられ、その分買取価格がアップする可能性があります。
例えば、ペットやタバコによる汚れがある場合は、掃除をしておくことで旧車を良い状態に保てる可能性が高くなります。
また、エアコンフィルターの交換や、定期的な洗車をしておくことも良い状態を保つことに繋がりやすいでしょう。
旧車買取に関するよくある質問
希少車を売る際に注意すべきポイントは?
希少車を売る際は、売りたい希少車の価値がわかる専門性の高い業者に査定を依頼することが重要です。
一般の車買取業者は、旧車や希少車についての知識が少ない場合が多く、希少車を査定に出しても本来の価値より低く見積もられてしまう場合があるためです。
旧車や希少車にも様々な種類があるため、売りたい車種に合った業者を選択することでより高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
旧車王の買取サービスの評判は?
実際に旧車王の買取サービスを利用した人の口コミを下記で紹介します。
担当してくれた方がとても良い人でスピード感を持って対応してくれて、気持ちが良かった!
エンジン故障でしたが、スタッフの方が最後までこちらの希望額に近づけてくれました。車の査定ポイントなどが、とても分かりやすく、納得できました。スタッフの方と色々な車の話ができて、楽しかったです。(笑)
スタッフやオペレーターの対応が良いという口コミが多いと言えます。
また、査定までのスピード感が評価されており、旧車の素早い買取が期待しやすくなっています。