「ギザ10はどれくらいの価値がある?」
「ギザ10を高く買い取ってもらうには?」
「ギザ10は使用済みでも高く売れる?」
この記事では、上記のような方に向けて以下の内容を解説していきます。
- 年号・状態別に見るギザ10の価値
- レア度の高いギザ10・10円玉の価値
- ギザ10を売るのにおすすめの買取業者
- ギザ10を少しでも高く買い取ってもらう方法
上記の内容を把握することで、ギザ10の価値が把握できるようになります。また、少しでもギザ10を高く売れるようにもなるでしょう。
なお、今すぐギザ10を高額買取してもらいたい方に、ギザ10含む古銭のおすすめ買取業者として「バイセル」があります。
ギザ10の価値はいくらになるかは、業者によって異なります。そのため、以下で紹介の複数の業者に無料査定してもらい、比較検討することで損なく手放せる可能性が高くなります。
【年号別一覧】ギザ10の価値はいくら?
ギザ10は、発行年号や使用状態によって価値が異なります。年号や状態について知ることで、ギザ10の価値がわかるようになるでしょう。
本記事では、発行年号や状態に応じたギザ10の価値を、2022年3月時点での「おいくら?」の掲載情報をもとに紹介していきます。
なおギザ10以外のレア硬貨の価値については、レア硬貨価値一覧の記事で解説しています。
使用済みの場合
使用済みのギザ10の価値は、年号によって大きく異なります。
使用済みであっても使用感が少なく、状態が良好なギザ10なら、10円を超える価値が付く場合も多くあります。
下表は、使用済みでも状態の良いギザ10の価値をまとめたものです。
発行年号 ギザ10の価値(使用済み:状態良好の場合) 昭和26年 15円(税込) 昭和27年 11円(税込) 昭和28年 12円(税込) 昭和29年 11円(税込) 昭和30年 15円(税込) 昭和32年 25円(税込) 昭和33年 70円(税込)
昭和31年は10円玉が発行されていないため、ギザ10も存在しません。
使用感があり状態が悪いギザ10には、額面通りの10円の価値しか付かない可能性がある点には注意してください。
未使用の場合
未使用状態のギザ10の価値は、10円を大幅に超える値段になるケースがほとんどです。
中でも「最初に製造された昭和26年のギザ10」と「製造が終わる昭和32~33年のギザ10」は高額な値段が付きやすくなります。
下表は、未使用状態のギザ10の価値をまとめたものです。
発行年号 ギザ10の価値(未使用の場合) 昭和26年 60,000円(税込) 昭和27年 18,000円(税込) 昭和28年 18,000円(税込) 昭和29年 18,000円(税込) 昭和30年 25,000円(税込) 昭和32年 40,000円(税込) 昭和33年 50,000円(税込)
使用済みの場合と比較して、金額が桁違いになるため、お持ちの方は開封しないことをおすすめします。
レア度が高いギザ10・10円玉まとめ
レア度が高いギザ10・10円玉として、下記の3つが挙げられます。
レア度が高いギザ10の種類を把握することで、あなたが所有中のギザ10に価値があるか否かを判断しやすくなるでしょう。
昭和26年
昭和26年のギザ10はレア度が高く、高額の価値が付きやすくなります。
昭和26年はギザ10が初めて製造された年であり、昭和27~30年の間に発行されたギザ10と比べて製造数が少なく希少性が高いためです。
未使用品なら5~6万円(税込)程度の価値が付くと考えて良いでしょう。
さらに昭和26~27年に発行されたギザ10の中でも、平等院鳳凰堂の上にいる鳳凰の尾が上を向いているものはレア度がさらに高くなります。
そのため昭和26年のギザ10がお持ちの際は、デザインの違いも確認するようにしましょう。
昭和32~33年
昭和32~33年発行のギザ10もレア度が高く、価値が付きやすい状況です。昭和32~33年のギザ10は発行された枚数が極端に少なく、希少性が高くなっています。
ギザ10の縁のギザギザは、元々硬貨において最高額であることを示す印でした。しかし昭和32年以降は10円を超える金額の硬貨が製造されるようになり、ギザ10の製造がストップしたという経緯があります。
未使用なら4万円(税込)程度の価値が付くことも珍しくありません。
昭和61年
ギザ10ではないものの、昭和61年の後期に発行された10円玉も高い価値を持つ硬貨です。
昭和61年には、前期・後期2種類のデザインで10円玉が発行されています。後期デザインは昭和61年に発行された10円玉の総数の10~20%程度で、希少性が高い10円玉です。
そのため使用感が強い10円玉であっても、昭和61年後期型のものなら高い価値が付く可能性があります。
デザインを見分ける判断基準としては、下記のような項目が挙げられます。
- 平等院鳳凰堂の屋根の角度が鋭く直線的(折れていない)
- 平等院鳳凰堂の屋根に切れ目がない
- 平等院鳳凰堂の階段の縦のラインが横ラインと分離していない
非常に細かい点ですが、通常の10円玉と見比べてみるとわかりやすいです。
ギザ10の価値が決まる基準
ギザ10の価値が決まる基準には、下記2つのポイントがあります。
上記のポイントをチェックすることで、あなたの手元にあるギザ10の価値を判断できるようになるでしょう。
製造年
ギザ10の価値を判断する際は、製造された年の確認が重要です。
前述した通り、昭和26年や昭和32~33年のように製造数が少なかった年のギザ10は希少性が高くなります。
希少性が高い硬貨は価値も高くなる傾向にあるため、価値を知るうえで製造年の情報は欠かせません。
手持ちのギザ10の価値を調べたい場合、まずは製造年を確かめると良いでしょう。専門知識を持たない方でも、問題なくチェックできる項目です。
使用状況
ギザ10の価値は、使用状況によっても変わります。
希少性が高いギザ10であっても、状態が悪いものだと高い価値が付きにくいです。逆に未使用状態のギザ10なら、格段に価値が高くなります。
例外として昭和61年後期型の10円玉は、使用状況に関係なく価値が出やすい硬貨です。ギザ10ではありませんが、価値のあるものだと覚えておくと良いでしょう。
ギザ10の価値を見定めてもらえる買取業者
ギザ10を売る際は、下記で紹介する買取専門業者を利用することがおすすめです。
買取業者の詳細について知ると、ギザ10が持つ価値を逃さず、高価かつ手軽に買い取ってもらいやすくなるでしょう。
バイセル
買取品目 | ・記念硬貨 ・金貨 ・銀貨 ・プレミア硬貨 ・旧紙幣 など |
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買取方法 | ・店頭買取 ・出張買取 ・宅配買取 |
事前査定 | なし |
送料(宅配買取の場合) | 無料 |
段ボール代(宅配買取の場合) | 無料 |
査定期間 | 到着から1週間以内 |
バイセルは、日本全国で古銭を含めた買取サービスを提供している買取専門業者です。CMなどでは着物の買取を主に宣伝していますが、古銭の買取も実施しています。
バイセルでは専門の査定士以外に、多くの古銭売買に携わっている「古銭商」と連携を行う体制が整っています。詳しく査定してもらえるため、ギザ10の高価買取に期待できるでしょう。
バイセルでは、価値のある硬貨を売りたい場合には、まとめて依頼できます。ギザ10以外にも、記念硬貨や1,000円銀貨幣プルーフ、エラーコインなどさまざまな硬貨の買取を受け付けています。
また、査定料が無料であるため、気軽に利用することが可能です。電話・メール・チャットなど多彩な方法で事前に相談できて、不安感を解消したうえでギザ10を査定に出せるでしょう。
バイセルは「昭和61年後期に発行された10円玉の買取を依頼したい方」や「記念貨幣などその他の古銭も合わせて買取を依頼したい方」におすすめです。
注意点として通常の10円玉は、昭和61年後期に発行された10円玉のみ買取対象になる可能性が高いです。心配な方は、依頼前に電話やメールで先に問い合わせておきましょう。
ギザ10を少しでも高く売るためのコツ
ギザ10を少しでも高く売るためには、下記3つのポイントに気をつける必要があります。
上記の内容を知ることで、ギザ10をより高額で買い取ってもらえる可能性を高められるでしょう。
状態を的確に判別できる買取業者に依頼する
ギザ10をより高値で買い取ってもらうためには、状態を的確に判別できる買取業者に依頼することが大切です。
すでに述べた通り、ギザ10は未使用のままであるものが高値になる傾向にあり、細かい状態によっても価格が変わります。
ギザ10は素人の場合、未使用であるかどうかの判断が難しく、専門家に鑑定してもらう必要があります。
そのため、古銭の取り扱いに長けた買取業者に依頼するか、複数の買取業者に見積もりを取って比較してみることをおすすめします。
自身で綺麗にしようとしない
ギザ10をより高値で買い取ってもらうためには、あなたの手で無理に綺麗にしようとしないことも大切です。
古銭全般は、発行時の状態をどれだけ維持できているかで価値が決まります。無理に手を加えてしまうと製造当時の状態から遠ざかってしまい、歴史的観点からの価値が下がってしまう恐れが出てくるでしょう。
なお、洗ったり磨いたりして落ちる可能性がある汚れは、買取後に業者が対応してくれます。あなた自身が無理に汚れを落とすことで、査定額のマイナス要素になる恐れがあるため、注意が必要です。
素手で触らないようにする
ギザ10を少しでも高く売るためには、素手で触らないことも重要です。
ギザ10に手の油がついてしまうと、汚れやサビの原因になってしまいます。状態が悪くなってしまった場合、ギザ10の価値が落ちてしまう一因となるでしょう。
ギザ10を取り扱う際は、布の手袋やハンカチ越しに触ることをおすすめします。運搬・梱包の際も素手で触らないように工夫してください。
ギザ10に関する基礎知識
ギザ10に関する基礎知識として、下記の2点を押さえておくと良いです。
上記の2点を押さえることで、ギザ10のことをより詳しく把握できます。ギザ10が持つ価値を理解する上でも、参考になるでしょう。
通常の10円玉との違い
ギザ10と通常の10円玉の違いは、縁にギザギザとした溝が刻まれている点です。
ギザ10が初めて製造された昭和26年の段階で10円玉は最高価格の硬貨であり、そのことを示すために溝が刻まれた経緯があります。
しかし、昭和33年以降は10円玉よりも額面が高い硬貨が製造されたため、溝が刻まれなくなりました。
また一説では、財布に一緒に入っている金や銀などの貨幣が10円玉によって削り取られないように刻まれたという話もあります。
発行枚数・発行時期
ギザ10の発行枚数および発行時期は限定的です。この点についてよく知るため、どの時期にどれくらいの発行枚数があったのか表で見ていきましょう。
以下表の発行枚数や発行時期は、2022年3月時点での「Wikipedia」の掲載情報をもとにしています。
発行時期 | 発行枚数 |
---|---|
1951年(昭和26年) | 101,068,000枚 |
1952年(昭和27年) | 486,632,000枚 |
1953年(昭和28年) | 466,300,000枚 |
1954年(昭和29年) | 520,900,000枚 |
1955年(昭和30年) | 123,100,000枚 |
1956年(昭和31年) | 0枚(未発行) |
1957年(昭和32年) | 50,000,000枚 |
1958年(昭和33年) | 25,000,000枚 |
(出典:「Wikipedia」)
このようにギザ10は期間限定で製造されていた硬貨であるため、価値が高くなっています。
ギザ10の価値に関するよくある質問
使用済みのギザ10は価値がつきにくい?
使用済みのギザ10は価値が付きにくくなります。
硬貨は製造した当初の状態を維持できていればいるほど、歴史的価値が高まる傾向にあります。その点で、使用済みのギザ10は未使用状態から遠ざかっているため、歴史的価値は低くなりやすいです。
なお、使用済みのギザ10は、一部を除き額面通りの10円または買取不可になってしまう可能性が高いです。
高額での買取に期待を持てるギザ10は、基本的には未使用のものに限定されると考えてください。
2万円の価値がある10円玉とは?
2万円以上の価値を持つ10円玉は、主に昭和61年後期のものです。
昭和61年の後期型の10円硬貨のみデザインが違うため、プレミアが付いています。新品に近い状態なら、2万円以上の価値が付く場合も多い状況です。
ギザ10ではありませんが、お持ちの場合は大切に取り扱うことをおすすめします。
ギザ10以外に価値が高いレアな硬貨はある?
ギザ10以外にも価値の高い、レアな硬貨は存在します。ギザ10と同様に年号でプレミアが付いている1円玉・5円玉・500円玉が良い例です。
具体的には、下記のような硬貨が挙げられます。
- 平成12~14年発行の1円玉
- 昭和32年発行の5円玉
- 昭和62・64年発行の500円玉
また穴がずれていたり刻印を打ち間違えていたりするエラーコインも希少性が高く、プレミア価格で取引されています。
ギザ10以外の高価買取になりやすいレアな硬貨に関して詳しく知りたい方は「【レア硬貨価値まとめ】価値のあるお金一覧を紹介!」も参考にしてください。