情報漏洩リスクをどう解決するか? DLP(内部情報漏洩対策)活用事例を紹介

情報漏洩リスクをどう解決するか? DLP(内部情報漏洩対策)活用事例を紹介

[2016/11/01 09:35] ブックマーク ブックマーク

内部情報漏洩対策(DLP)

ネットワークへのアクセスは固定されたPCと有線LANというスタイルではなく、タブレットやスマートフォン、小型ノートPCといったモバイル環境へと傾きつつあります。そこで今回は、主にモバイル環境にフォーカスした事例を紹介していきます。

無線LAN利用時の情報漏洩リスクを解決した事例

大手人材派遣会社Aでは、社内のいたるところからフレキシブルにネットワークへのアクセスが可能になるよう、大規模な無線LANシステムを導入していました。無線LAN環境を充実させたことにより、膨大な量の有線LANケーブルを敷く必要がなくなり、アクセス数の増加にも素早く柔軟に対応できるといったメリットを狙ったのです。

しかし、無線LANでのアクセスは、管理側の目をかいくぐってアクセスするシャドーPCの存在を許してしまう可能性があります。シャドーPCからの情報漏洩リスクは、大企業を中心に問題視されており、情報システム部が把握していない端末からのアクセスによって機密情報の流出が発生したり、社内システムに害をなすコンピュータウィルスが混入したりといったリスクが考えられます。

無線LANは柔軟なネットワーク環境を実現するものの、情報漏洩が発生してしまっては元も子もありません。そこで、社内で統一されたセキュリティポリシーのもと、有線ネットワークと同等の堅牢さを実現するために、DLPを導入しました。

DLPによって無線LANのアクセスポイントを制御し、許可されたポイントにのみアクセスを集めたところ、特に無線LAN利用に支障がなかったことから、全社的にもDLPの導入が決定されました。

タブレット端末の利用環境問題を解決した事例

人材育成のために企業向けの研修サービスなどを提供するD社では、それまで紙ベースで提供されていた受講用のテキストを、タブレット端末でも利用できるようシステムの改修を進めました。いわゆる電子テキストの導入です。

電子テキストの導入によって、分厚いテキストを持ち歩く手間が省けるうえに、紙資源の無駄も減らせるといったメリットあるため、タブレット端末での研修スタイルは好評。しかし、問題になったのはタブレット端末のセキュリティリスクです。

タブレット端末はPCとは異なり携帯しながら移動することが前提となっています。そのため、端末自体の紛失や盗難を考えたセキュリティ対策が必要でした。また、タブレットは無線LANを利用してネットワークにアクセスするため、ネットワークに対するセキュリティ問題も解決しなければなりません。

これらを同時に解決する手法として、端末のドライブを暗号化するエンドポイントDLPと無線LANを制御するネットワークDLPを導入。快適な研修環境を維持しつつ、高度なセキュリティ対策を実現した事例です。

モバイル端末からの情報漏洩リスク対策は必須!

今回紹介した事例からもわかるとおり、無線ネットワーク技術の発達によってノートPCやタブレット端末、スマートフォンといったモバイル機器からの情報漏洩リスクにも対処する必要がでてきます。有線に比べてセキュリティが脆弱になりがちな無線ネットワークを介して、情報漏洩が起こるのを防ぐためです。

エンドポイントDLPやネットワークDLPは、モバイル端末と無線ネットワークが抱える問題を解決するための内部情報漏洩対策として有効だといえるでしょう。

スピードと柔軟性の時代だからこそDLPの活用を

ビジネスにおいてスピードと柔軟性が求められるからこそ、それに応じた内部情報漏洩対策が必要になります。DLPは無線やモバイル端末にも対応し、ビジネスのスピードと柔軟性を維持しつつ問題を解決するツールなのです。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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