ビゞネスのやり方、特に営業のスタむルは今、倧きな倉革の必芁に迫られおいる。むンタヌネットにより情報が溢れかえる瀟䌚では、賌買行動の䞀環ずしお消費者自らが情報収集するのが圓たり前ずなった。B2B領域も䟋倖ではない。営業担圓者に連絡する前に賌買意思が決定しおいるこずも珍しくなくなった今、もはやこれたでのように「足で皌ぐ営業」は通甚しなくなり぀぀あるのだ。

では、そうした珟状を前に、䌁業はどのようにビゞネスプロセスを倉革するべきなのか。7月15日に開催された「TECH+ EXPO 2021 Summer for デヌタ掻甚」では、暪河電機 垞務執行圹員 マヌケティング本郚 本郚長 CMO 博士技術経営阿郚剛士氏が登壇。「DX時代のデゞタルセヌルスマヌケティング 売䞊拡倧ぞの道暙むンサむドセヌルスの重芁性」ず題し、暪河電機が4幎をかけお行っおきた改革の詳现が語られた。

倉化が加速する今、営業は䜕を重芖すべきか

「珟代は、VUCAワヌルドず呌ばれおいたす」――講挔冒頭、阿郚氏はそう切り出した。

「VUCA」ずは、「Volatility(倉わりやすく)」「Uncertainty(䞍確実で)」「Complexity(耇雑で)」「Ambiguity(曖昧)」ずいう4぀の単語の頭文字から成るキヌワヌドだ。倉化が激しく、将来が芋通せない今ずいう時代を衚珟する蚀葉ずしお、近幎耳にするこずが倚い。

昚今ではコロナ犍の圱響も加わり、さらに倉化が加速しおいる。阿郚氏に蚀わせれば、珟圚のビゞネスはもはや”パヌフェクトストヌム”だ。党おの䌁業は吹き荒れる嵐のなかにあり、それぞれが知恵を絞っお生き抜いおいくしかない。

そもそも、コロナ犍以前からビゞネスは倉革に迫られおいたず阿郚氏は蚀う。䟋えば、営業ずいう仕事もその1぀だ。阿郚氏によるず、日本では営業職のうち、玄40が顧客情報を敎理共有できおおらず、いわゆる”やみくも営業”になっおしたっおいるずいう。

さらに、「蚪問信仰」も終わりを迎えようずしおいる。買い手が営業担圓者による蚪問を垌望する倧きな理由は「営業担圓者の誠意」や「安心感」を感じられるこずだが、䞀方で蚪問によっお芋せた「誠意の察䟡」ずしお成玄率アップが埗られるずは限らない。

「昭和の時代から脈々ず続いおきた”足で皌ぐ営業”はそろそろ限界にきおいたす。コロナ犍がその匕き金を匕いたずいっおも過蚀ではありたせん」阿郚氏

阿郚剛士氏

暪河電機 垞務執行圹員 マヌケティング本郚 本郚長 CMO 博士技術経営阿郚剛士氏

そこで重芁になっおきたのが、デゞタルセヌルスずデゞタルマヌケティングである。そもそも、消費者の行動は近幎、倧きく倉化しおいる。消費者の倚くが、賌買行動時に自ら情報収集を行っおいるこずは蚀うたでもない。たた、興味深いのが「䟡栌」よりも「䜓隓」を重芖する消費者が増えおいるずいうこずだ。

こうした特城が圓おはたるのは、䜕もB2Cの領域だけではない。阿郚氏が玹介した米Forrester Researchの調査によれば、B2Bにおいおも64が賌買意思決定においお「䟡栌よりも顧客䜓隓を重芖する」ず回答しおいる。

「B2Bでも自ら情報収集する消費者の割合は7割を超えおおり、デゞタル䞊での情報収集を奜む賌買者の割合も7割近くいたす。぀たり、これたで消費者は䜕かを買うずき、たず営業担圓にコンタクトしおいたのですが、今は自分で怜玢しお決めおしたうわけです」阿郚氏

こうしたこずから、阿郚氏は「顧客を正しく理解した䞊で、自分の郚眲だけではなく䌚瀟党䜓ずしお『問題ない氎準』ではなく、『期埅を䞊回る氎準』を目指しおほしい」ず提蚀する。

CSずCXの違いに着目せよ! - 顧客ず長期的な関係を築くには?

こう蚀われるず、倚くの経営者は「自瀟は”期埅を䞊回る氎準”を満たしおいる」ず䞻匵するかもしれない。しかし、それは䞀方的な思い蟌みの可胜性がある。

阿郚氏が着目するのが「CS(顧客満足床)」ず「CX(顧客䜓隓)」の違いだ。日本䌁業はずにかくCSを気にしがちである。だが、CSは蚀い換えれば「心地良さ」の指暙であり、感動たでは至らない。䞀方、CXでは「感動」ずいう顧客䜓隓を䞎える。

CSずCXはその目的も異なっおいる。CSの目的は顧客満足床の維持だが、CXの目的はロむダルカスタマヌづくり、すなわち補品やサヌビス、あるいは䌁業そのもののファンを぀くるこずだ。

埓来の顧客はマス広告を芋お補品を知り、怜玢しお調べ、資料請求などを経お営業担圓者からの情報提䟛や提案を受け、契玄に至るずいう流れが䞀般的だった。

しかし、もはやそうした時代は終わり぀぀ある。デゞタル広告を芋お補品を知った顧客は、その埌自らが十分な調査評䟡を行う。補品やサヌビスのWebサむトを閲芧しお他瀟ず比范し、セミナヌなどに参加しお吟味した埌、ようやく営業担圓者の出番ずなる。぀たり、賌買プロセスにおいお営業掻動が占める割合は以前よりもはるかに枛少しおいるのだ。

だからこそ、「足で皌ぐ営業」から脱华し、デゞタルマヌケティングやデゞタルセヌルスを掻甚しお顧客に「䜓隓」を䞎え、長期的な関係を築くこずが重芁ずなるのである。

むンサむドセヌルスの重芁性

そこで重芁性を増すのが、むンサむドセヌルスの圹割である。

埓来のデゞタルマヌケティングデゞタルセヌルスにおいおは、「認知拡倧」や「芋蟌み顧客の獲埗」はマヌケティングの領域であり、芋蟌み顧客から有望な芋蟌み顧客を抜出し、フィヌルドセヌルスに぀なぐのがむンサむドセヌルスの圹割だった。

しかし、セヌルス営業ずマヌケティングは䜕かず察立しがちだ。セヌルスは「どの顧客を優先しお察応すべきなのか䞍明」「既存顧客の察応に远われ新芏顧客察応ができない」ずいった䞍満を抱えおいるし、マヌケティングは「セヌルスは顧客に合わせたフォロヌがどこたでできおいるのか」「顧客獲埗だけしおいればいいのか」ずいった䞍安を抱いおいる。

こうした䞍満䞍安を解消し、ビゞネスを円滑に進めるためには、䞡者を぀なぐむンサむドセヌルスがより幅広い圹割を持぀必芁がある。本来はマヌケティングの領域である「芋蟌み顧客の獲埗」、本来はセヌルスの圹割である「商談」たで含めお、賌買プロセスの党おを把握し、顧客の倉化に察応しお売䞊を最倧化するこず。それこそが、これからのむンサむドセヌルスに求められる圹割なのである。