人材育成にツール活用、PoCに着目したサントリー流AIへの取り組み

[2019/12/26 08:00]小池 晃臣 ブックマーク ブックマーク

DataRobot社は11月20日、プライベートカンファレンス「AI Experience 2019 Tokyo」を都内にて開催した。本稿では、同カンファレンスでサントリーシステムテクノロジー 先端技術部 マネージャー 津田新吾氏が登壇した講演「サントリーのAI取組みご紹介」の模様をお届けする。

目指すAI人材像「2つのタイプ」

サントリーシステムテクノロジーはサントリーグループのシステム会社だが、津田氏が所属する先端技術部では、AIなどの最新技術を調査し、試行する役割を担っている。そして同部が中心となって作成したのが「AI研修計画」だ。

「AIをどのように活用すれば業務がより良くなるのか、また今までできなかった何ができるようになるのか。そうした判断ができる人材を増やすことが急務となっています。ところが、そもそもシステム部門でさえAIを十分に理解しているとは言えない現状を踏まえ、このAI研修計画を作成しました」(津田氏)

サントリーシステムテクノロジー 先端技術部 マネージャー 津田新吾氏

同社は、サントリーグループの経営/事業に貢献できるAI人材を育成すべく、システム部門に対して計画に沿ったAI研修を実施しているという。

目指すAI人材像は、大きく以下の2つのタイプに分類されている。

  • AIジェネラリスト
  • AIエンジニア(機械学習)

AIジェネラリストは、システム部門のすべての人員を対象とするものだ。既に半数が研修を実施済みで、研究部門に対しても研修が行われている。一方、AIエンジニア(機械学習)は、システム部門に所属する19名を対象に研修を実施しており、来年は研究部門も対象にするという。

「AIを理解し、適したところにAIを適用できるような人材を育成しようと取り組んでいる」と津田氏は説明する。

講師はすべて内部の人員が担当することになっており、主に先端技術部の若手スタッフが講師を務め、中堅スタッフがアシスタントにつく。

「講師になればAIについてより勉強するため、自分たちのスキルアップにもつながっています。また、研修を受けた人たちがいざ、自分たちでAI活用を実施しようとしたときにも、サポートするのが講師だと『あのときの先生だ』と安心してもらえる利点もあります」(津田氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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