ビジネスは、相手がいて初めて成立するもの。気持ち良く仕事の話を進めるには、円滑なコミュニケーションが欠かせない。しかし、顧客とのやり取りや、上司と部下の会話など、仕事の場には少なからず緊張感が漂う。

そんなとき、おもむろに本題に入るのではなく、軽い雑談などで場の空気を和ませるのがいわゆる「アイスブレイク」だ。と言っても、その「軽い雑談」が苦手だという人は少なくない。

「そこで有効なのが笑いのメカニズム」――そう語るのは、元お笑い芸人で現在は株式会社 俺の代表取締役社長を務める中北 朋宏氏だ。同氏は、お笑い芸人から人事系コンサルティング会社の営業職へ転職した後、全く成績が上がらない期間を過ごした。その際感じた「顧客とのコミュニケーションにおける課題」を、お笑いのノウハウを活かして1つずつ解消していった結果、ついに営業成績No.1を達成したという。

第122回IT Search+スペシャルセミナーは、こうした経験を基に書かれた中北氏初の著書『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』の出版を記念して実施。書籍の内容をベースにさまざまなワークを交え、実践的かつわかりやすい解説が行われた。

株式会社俺 代表取締役社長 中北 朋宏氏

中北氏によれば、コミュニケーションの要素は「受信」と「発信」。これを踏まえ、解説は「自分から場をデザインする力」「笑いのメカニズム」「人と人をつなぐ”イジる”技術」の3つのステップで進められた。

まず最初の「自分から場をデザインする力」に関して、中北氏は「相手の言動を吸収し、リアクションをとることで相手が話しやすい”場”をつくることができる」と説明する。

例として挙げられたリアクションは「うんうん」「そうですよね」「なるほど」「確かに」「おっしゃる通りですね」の5つ。基本的に肯定しているので相手とシチュエーションは選ぶものの、「とにかく話を聞く」のであれば、抑揚を付けてこの5つの言葉を行ったり来たりするだけで会話がスムーズになるという。

そのほか、「笑いのメカニズム」についてはその根幹や具体例、「”イジる”技術」についてはお笑いの世界における「イジる」という言葉のそもそもの意味などを説明した上で、それぞれグループワークを実施。中北氏の巧みな話術に参加者も触発され、会場は大いに盛り上がった。

本稿では、この中北氏による講演『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』のスライド資料を提供する。

会員ログインの上、以下の資料紹介のリンク、あるいは本稿下部の「今すぐ資料をダウンロード」「ダウンロードBOXに入れる」ボタンから入手していただきたい。

講演資料の内容


配布用の講演資料は全24ページ。講演で解説されたコミュニケーションの3つのステップがわかりやすくまとめられています

<PDF内容>

  • コミュニケーションの要素
  • 自ら場をデザインする
  • 印象の重要性
  • 感情を引き出す
  • 5つのリアクション
  • 振り返りの意味:経験学習サイクル
  • 笑いのメカニズム
  • 的を外す
  • 人と人をつなぐ”イジる”技術
  • 「イジる」とは
  • 一般的な「イジる」と芸人の「イジる」の意味の違い
    ……など

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