西日本旅客鉄道(JR西日本)とパナソニック システムソリューションズ ジャパン(PSSJ)は3月9日、JR西日本が、PSSJが提供するメガホン型多言語音声翻訳サービス「メガホンヤク」のソフトウェアを応用した「多言語音声翻訳放送システム」を導入すると発表した。

JR西日本では、訪日外国人の受け入れ体制整備を目的に外国人案内スタッフの配置、iPad通訳サービスや多言語車内放送サービスの導入などを進めている。その一環として、今回、訪日外国人顧客の多い駅に、PSSJの提供するタブレット端末「TOUGHPAD」にメガホンヤクのソフトウェアを搭載し、駅構内の放送設備に接続した多言語音声翻訳放送システムを導入するという。

同システムは、あらかじめ登録した定型文を駅係員が選択して再生するというもの。日本語・英語・中国語・韓国語に対応し、駅のコンコースやホームにおいて、列車案内や乗り場案内、乗り換え案内のほか、遅延案内、利用時の注意喚起などを案内する。

システムの利用イメージ

今回、京都駅、西九条駅、ユニバーサルシティ駅、天王寺駅、姫路駅の5駅を対象に、2018年3月30日から使用開始する予定。