NTTドコモは3月9日、沖縄銀行がNTTドコモの高機能FMC(Fixed Mobile Convergence)サービス「オフィスリンク+」搭載のスマートフォンを導入したと発表した。

オフィスリンク+は、スマートフォンなどをオフィスの内線として利用できる「オフィスリンク」に、クラウド電話帳を搭載したもの。連絡先をクラウドで一元管理できるため、常に最新の情報を反映することができる。

沖縄銀行では、従来、営業担当者が外出中に会社に電話がかかってきた場合、PHSにかけ直してもらうか、帰社後に折り返す必要があり、手間がかかることやタイムラグが生じることが課題となっていた。また、電話帳は各社員が個別に管理していたため、万一携帯電話を紛失した場合は個人情報が漏洩するリスクもあったという。

同行は、先行してタブレットを導入・活用するなかで、より軽量なスマートフォンを導入することでさらなる効率化が図れるのではないかと検討。外出中の行員も内線番号で呼び出せることや外線電話も転送できること、クラウド電話帳によって顧客情報が安全に管理できることから、オフィスリンク+の採用に至った。

導入により、外出中でも社内同様に内線電話や外線電話の転送が可能になったほか、電話帳の一元管理により、個人の管理の手間が軽減。端末紛失時は遠隔操作でアカウントをロック可能なため、セキュリティも確保できるとしている。

導入システムの利用イメージ