JR東日本ら、訪日外国人の「駅ナカ」利用促進のための実証実験

[2016/12/20 16:02]太田百合子 ブックマーク ブックマーク

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KDDIとJR東日本は12月17日から、訪日外国人を対象とした「駅ナカ」の買い物利用を促進する実証実験を開始した。

これは、2017年2月22日まで2カ月間行われるもので、品川駅、上野駅のコンコースに訪日外国人専用の情報発信スポットを設置する。JR東日本は駅隣接の「ルミネ」や駅ナカ施設「エキュート」といった複数の商業施設を持つ。マルチタッチモニターを設置して、これらの施設でどのような商品を購入できるかを英語と中国語で案内する。

JR上野駅の中央改札を出た、グランドコンコースに設置された訪日外国人向けの情報発信スポット。JR東日本では「SHOPPING! at JR Station」の専用サイトもオープンし、実証実験にあわせたキャンペーンを展開する

ここまではよく聞く話だが、ユニークなポイントとして目的の物からお店を選べることが挙げられる。一般的にはフロアマップや店舗リストから目的店舗の詳細情報を確認するが、今回の実証実験では商品やメニューの写真を一覧で表示し、興味を持ったものにタッチすることで詳細情報がポップアップする仕掛けになっている。「初めに言語を選んでもらうよりも、タッチの回数を減らして、欲しい情報がすぐ得られることにこだわった」(KDDI担当者)。

中央部分下でフロアを切り替えると、そこで買える商品が表示される。商品やメニューの写真だけでなく、外国人モデルを使った利用イメージ写真なども使用した。「訪日外国人のお客さまは日本を身近に体験したいはず。駅でそれができることを伝えたい」(JR東日本担当者)

商品をタッチすると英語と中国語で詳細情報と、お店のマップが表示されるしくみになっている。左右に異なる情報を表示できるため、同時に2人で操作することも可能だ

実証実験では、選択された商品の回数や画面遷移などの行動を時間帯ごとに計測し、「どのような商品により興味を持たれるのか、店舗にフィードバックしていく」(JR東日本担当者)。モニターに表示する商品は、テナントから推薦されたイチオシのもの揃えており、年末から正月、正月後と、マルチタッチモニターならではの短期間での掲載商品の入れ替えも予定している。

JR東日本では、今回の実証実験にあわせて、JR品川駅、JR上野駅、JR仙台駅でのエキナカ利用で、千社札デザインの駅名が入ったステッカーがもらえるキャンペーンを展開。訪日外国人向けのJRパス用パスケースを持っていることが条件となる

今回のモニターはスタンドアローンで運用するため、クラウドデータとの連携などは行われない。ただ将来的には「個々の利用者の利用履歴にあわせて、表示言語や表示される商品が変わるという世界を目指したい」(KDDI担当者)としており、例えば訪日外国人向けのSuicaなどを用意してプロファイルを設定し、モニターに設置したR/W機器からのクーポン配信といった活用も考えられそうだ。

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