「ミレニアル発想」で社内にイノベーションを起こせ - PwCエリック松永氏

[2017/07/28 07:00] ブックマーク ブックマーク

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7月14日、CDO(最高デジタル責任者/最高データ責任者)を対象にした「CDO (Chief Digital/Data Officer)フォーラム 2017」が東京・九段で開催された。本稿では、PwCコンサルティング パートナー PwCデジタルサービス日本統括 松永エリック匡史氏の講演「デジタル変革の潮流と企業が今後取り組むべき論点」の内容をレポートする。

PwCコンサルティング パートナー PwCデジタルサービス日本統括 松永エリック匡史氏

デジタル時代に重要なCDOの役割とは?

松永氏はまず「CDO」が持つ役割について、こう切り出した。

「最初にCDOを導入したとされる企業は米ケーブルテレビのMTVです。最初にCDOのコンセプトを考えたとされる企業は音楽配信サービスのNapsterです。MTVは、音楽を耳で聴くものから目で楽しむものに変えました。Napstarは音楽を無料で聴くことができるようにしました」

松永氏は、自身のプレゼンでは最初に「デジタルはテクノロジーではない」と明言するという。イノベーションの発想は、必ずしも技術起点ではない。MTVは新しい技術を生み出したわけではなく、映像という新しいコンセプトを生み出した。つまり、デジタルはイノベーションに近い言葉ということだ。

そもそもCDOは企業のなかでどんな役割を担っているのだろうか。CDOが経営から求められるのは、テクノロジーを使ったイノベーションや、スタートアップのようなスピードと行動力、ビッグデータによる意思決定、ユーザーエクスペリエンスの向上を支援することなどである。それらにより、生産性を飛躍的に高め、ビジネスの成長に向けた新しいモデルを作り出すことがミッションとなる。

「デジタルトランスフォーメーションを推進するのがCDOの中心的な役割です。ただ、デジタルトランスフォーメーションは、IoTやAIといったテクノロジーの活用が必須というわけではありません。もっと広い意味で、むしろ、できるだけ広い範囲を見据えて考えることがが求められます。それは『この技術を使えば次に何ができる』といった連続的な変化ではなく、突拍子がない、前後の脈絡もない非連続的な変化です」(松永氏)

松永氏は、「デヴィッド・ボウイは2002年に『音楽は水のようになる』と言ったといいます。実際に15年経って、さまざまなデジタル技術を使って音楽をいつでも浴びるように聞けるようになりました。しかし当時としては突拍子もない考えだったのではないでしょうか」と話す。「筋道立った論理をベースにものごとを考えたのではなく、きっとこうくるなという直感をベースに考える。これからのデジタル時代に非常に重要になるのは、そうした非連続的な変化を生む『直感』です」

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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