【連載】

にわか管理者のためのWindowsサーバ入門

【第104回】Windows展開サービス(WDS)の導入と展開(3)[2008]

[2012/10/01 10:00]井上孝司 ブックマーク ブックマーク

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サーバ/ストレージ

WIM形式イメージの追加

WDSサーバの準備に続く段階の作業として、展開作業の対象になるOSセットアップイメージをWDSサーバに追加する作業を行う。WDSは、Windows VistaとWindows Server 2008から導入した新しいセットアップ イメージ(*.wim)に対応しているので、この形式のイメージを追加する方法について解説する。

なお、前回にも言及したように、WDSサーバの構成に続いて、そのままイメージ追加に移ることもできる。しかしここでは、両者を別々に作業するものとして解説する。

(1)WDSサーバにログオンして、[Windows展開サービス]管理ツールを起動する。

(2)左側のツリー画面で、[サーバー]-[(サーバ名)]-[インストールイメージ]を選択する。

(3)[操作]-[インストールイメージの追加]、あるいは右クリックして[インストールイメージの追加]を選択する。

ツリー画面の[インストールイメージ]以下に、イメージを順次、追加していく形になる

(4)この操作により、[Windows展開サービスイメージの追加ウィザード]が起動する。最初に、導入対象となるイメージファイル(*.wim)を置いてあるフォルダのパスを指定する。一般的には、WindowsのインストールDVDを置いてある場所ということになるだろう(WDSサーバの構成に続いて、そのままイメージの追加を行う場合、インストールDVD-ROMをセットしたドライブのルートを指定して、そこにあるイメージすべてを一括して追加する形になる)。

(5)次の画面で、(4)で指定したイメージファイルに含まれるエディションのうち、どれを追加するかを選択する。既定値ではすべて選択した状態になっているが、必要なものだけを選択することもできる。

Windows VistaやWindows 7のイメージファイルは、ひとつのファイルに複数のエディションを含んでいるため、どれとどれを追加するかを選択する必要がある。既定値ではすべてが選択対象である

(6)次の画面で、選択したエディションごとの名前と説明文を指定する。「5.」で複数のエディションを選択した場合、この作業をエディションごとに繰り返す。もっとも、特に理由がなければ既定値のままでもよい。

エディションごとに、イメージの名前と説明文を変更できるが、既定値のままでもよい

(7)次の画面で、ここまで設定してきた内容を確認する。問題がなければ[次へ]をクリックして続行する。

(8)次の画面で、イメージグループの設定を行う。初めてイメージを追加する際は、イメージグループの新規作成が必須となる。2度目からは、既存のイメージグループを選択する方法とイメージグループを新規作成する方法を選択できる。Windowsは製品ごとに複数のエディションがあるので、OSごとにイメージグループを作るのが合理的だと考えられるが、それ以外の使い分けもあり得る。

イメージグループの設定を行う。初めてイメージを作成する際には、イメージグループの作成が必須

(9)次の画面で設定内容を確認してから[次へ]をクリックすると、インストールDVD-ROMの内容を読み出して、イメージの追加を行う。

(10)追加が完了すると最終画面を表示するので、[完了]をクリックしてウィザードを終了する。

こうして追加したイメージの一覧は、[Windows展開サービス]管理ツールの[サーバー]-[(サーバ名)]-[インストールイメージ]-[(イメージグループ名)]以下に現れる。このときCPUアーキテクチャの違い(x86, x64など)やサイズも確認できる。

[インストールイメージ]-[(イメージグループ名)]をツリー画面で選択すると、配下のイメージ一覧を表示する

なお、(3で同じメニューにある[イメージグループの追加]を選択すると、イメージの追加は行わずに、「8.」で出てくるイメージグループだけを追加できる。

ブートイメージの追加

続いて、WDSクライアントがセットアップ作業のために使用するソフトウェア、すなわちブートイメージの追加を行う。

(1)[Windows展開サービス]管理ツールを起動する。

(2)左側のツリー画面で、[サーバー]-[(サーバ名)]-[ブート イメージ]を選択する。このとき、画面右側には既存のブート イメージ一覧を表示するが、ブートイメージが何もなければ、もちろん何も現れない。

(3)[操作]-[ブートイメージの追加]、あるいは右クリックして[ブートイメージの追加]を選択する。

ツリー画面の[ブートイメージ]以下に、イメージを追加する形になる

(4)次の画面で、ブートイメージ ファイルのパスを指定する。こちらも拡張子は「*.wim」である。なお、WDSサーバの構成作業に続いてイメージの追加を行う場合、インストールDVD-ROMをセットしたドライブのルートを指定すると、ブートイメージも一括追加する。

(5)次の画面で、ブートイメージの名前と説明文を指定する。特に理由がなければ、既定値のままでよい。

ブートイメージの名前と説明文を変更できるが、既定値のままでもよい

(6)次の画面で、ここまで設定してきた内容を確認する。問題がなければ続行する。

(7)次の画面で、設定内容を確認して[次へ]をクリックすると、インストールDVD-ROMの内容を読み出して、ブートイメージの追加を行う。

(8)追加が完了すると最終画面を表示するので、[完了]をクリックしてウィザードを終了する。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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【連載】にわか管理者のためのWindowsサーバ入門 [104] Windows展開サービス(WDS)の導入と展開(3)[2008]
前回は、Windows展開サービス(WDS : Windows Deployment Service)用のサーバを準備するところまでの手順について解説した。今回はその続きで、WDSサーバ上にクライアントPC用のイメージを準備する作業について解説する。
https://news.mynavi.jp/itsearch/2015/10/15/windows_server/104_index.jpg
前回は、Windows展開サービス(WDS : Windows Deployment Service)用のサーバを準備するところまでの手順について解説した。今回はその続きで、WDSサーバ上にクライアントPC用のイメージを準備する作業について解説する。

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