NECは2月26日、プレナスが展開する持ち帰り弁当ブランド「Hotto Motto (ほっともっと)」の全2,700店舗(約4,800端末)にiPad上で動作するクラウド型POSレジサービス「NECモバイルPOS」を導入したと発表した。

プレナスでは従来、専用のPOSシステムを利用していたが、新サービスを開始する度に個別の機器導入やアプリケーション開発が必要なことが課題となっていた。また併せて、顧客対応の質を向上するために、POSシステムには混雑時においても全店舗の情報をリアルタイムに管理できることが求められていた。

こうしたことから今回、NECモバイルPOSを導入。同製品では、iPadがPOSレジとなり、プリンタやキャッシュドロアなどの周辺機器と連動することにより、自動で販売管理・売上集計を行うことができる。クラウド型のため、個別のサーバなどを用意する必要はなく、リアルタイムでPCやスマートデバイスから情報を確認することが可能な点を特長とする。さらに連携APIを使用することで、クレジット・電子マネー決済、本部売上・マスタ管理などを実現する各種外部サービスと容易に連携できるため、スムーズに新しいサービスを開始できるという。

導入により、レジの視認性向上と場所を問わないレジトレーニングが可能となり、作業効率の向上と店舗スタッフの負担低減が実現されたとしている。