日本オラクルは11月1日、ラーメン専門店「一風堂」などを運営する力の源ホールディングスが、予算管理クラウドサービス「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service」を採用したと発表した。

力の源ホールディングスは、国内外の飲食店舗の運営のほかに、飲食事業のコンサルティング、食品工場の運営、農作物の生産、子どもたちに食の楽しさを伝える粉食体験型施設運営など、食全般に関わる事業の事業戦略を担っている。

近年、事業が拡大したことで、国内外のグループ会社や店舗などの損益・予算などのデータを表計算ソフトで収集する業務が増加。また、予算策定者が店舗・セグメント別や連結ベースの損益情報を集計するための作業負荷も増大していた。

今回、Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceの導入により、月次の損益・予実管理の強化を狙う。具体的には、クラウド上で予算・見込みデータを一元管理することによる業務効率化や、担当部門を越えた情報連携の強化、予実分析レベルの向上を目指すとしている。

なお、導入プロジェクトでは経営管理システムのコンサルティング事業を手がけるジールがテンプレートを提供し、業務サポートと全体のプロジェクト管理支援を行うという。