クラウド導入であの企業は何を目指したか? - AWS Summit Tokyo 2016

[2016/06/06 19:50] ブックマーク ブックマーク

アマゾン ウェブ サービス ジャパンは6月1日~3日の3日間にわたり、AWSクラウドの最新技術や事例を紹介する年次カンファレンス「AWS Summit Tokyo 2016」を開催した。本稿では、初日、エグゼクティブトラックで行われたAWS導入企業3社の講演をダイジェストでお届けする。

新規事業の立ち上げコストを削減し、開発期間を短縮

「KDDIの新規事業”auでんき”をクラウドスピードでサービスイン」と題された講演では、同社が提供する「auでんきアアプリ」の開発にAWSクラウドを導入した背景や導入プロセス、効果などについて語られた。

KDDIが提供するauでんきアプリは、同社の電気サービス「auでんき」と連携して動作し、ユーザーはスマートフォンやタブレット、PCなどから電気使用量を確認したり、使用状況などの情報をプッシュ通知で受け取ったりすることができる。その開発にあたり、開発部門には「開発コストの低減」「スケーラビリティ」「スピード」が求められた。

「従来、新規事業の立ち上げには1年以上かかります。しかし、今回のプロジェクト期間は約半年と短いうえに、開発部門に電力事業経験者がほとんどおらず、5,000万を越える日本の世帯においてどのくらい使われるのかが予測できないことなどが大きなプレッシャーとなりました」と語るのは、KDDI プラットフォーム開発本部 クラウドサービス開発部 フレームワークグループ グループリーダーの平岡 庸博氏だ。こうした課題を踏まえた検討の結果、リソース調達の自由度の高さや、用意されているサービス・機能の豊富さ、拡張性の高さから「AWSクラウドの利用は必然だった」(平岡氏)のだという。

プロジェクトでは、設計テーマとして「インフラの構築&構成管理をプログラムで行うこと」「今あるインフラは使い捨て、新しいものを作ること」「クラウドネイティブな運用監視」を掲げ、デプロイフローが組み上げられた。

auでんきアプリのデプロイフロー

AWSクラウド導入の結果、インフラとアプリ開発費が当初の想定見積もりの3分の2に抑えられたほか、通常の新規事業立ち上げでは8カ月以上かかる開発期間が正味3カ月に収まったという。

>> AWSクラウドの導入でジャパンネット銀行、そしてキヤノンは何を実現したのか?

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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