インコム・ジャパンは1月24日、ドラッグストアチェーンを運営するココカラファイングループとサンドラッググループにおいて、決済サービス「WeChat Payment(微信支付)」の取り扱いを開始すると発表した。

WeChat Paymentは、中国で月間8.49億人以上のアクティブユーザーを誇るSNS「WeChat(微信)」のユーザー向け決済サービス。中国における同サービスのトランザクション数は1日5億回以上であり、中国人の主なモバイル決済手段の1つになっているという。これまで、日本国内でWeChat Paymentによる決済を行う方法としては専用端末を設置するのが一般的であり、免税店などが対応していた。

インコム・ジャパンでは、POSレジで支払いが完了した時点で対象のカードを有効化するPOSA(Point Of Sales Activation)技術を活用し、コンビニエンスストアや家電量販店など国内50,000店舗以上にプリペイドカードの流通・販売を行っている。

今回、このPOSA技術を応用することで、ココカラファイングループとサンドラッググループの約2,000店舗のPOSレジにおいて、WeChat Paymentによる決済が可能になったという。 インコム・ジャパンでは、中国の旧正月(春節)に合わせ、中国人観光客が多く訪れるドラッグストアに導入することで、新たなインバウンド需要の取り込みの一端を担うとしている。