アシストは12月19日、千代田グラビヤがセルフサービス型分析プラットフォーム「Qlik Sense」とそのオプション製品「Qlik NPrinting」を採用したと発表した。

印刷業を営む千代田グラビヤでは、数年前に構築した基幹系システムによって、受注や製造、出荷、売上といった主要業務を支えるシステム環境を整備したが、業務で必要なレポーティングやデータ分析については、Excelに依存する部分が多く残っていた。そのため、業務が属人化していることや、作業速度、精度などが課題視されていた。また、非定型的なデータ分析に対する要望も増加しつつあり、その対応がシステム部門の業務負担を高める一因にもなっていたという。

同社は、Excel依存による非効率な作業状況を解消し、独自の印刷技術を活かしたビジネスを発展させていく上で、新たな情報分析プラットフォームが必要だと判断。2017年11月、Qlik Senseの採用を決定した。

同製品は、ドラッグ&ドロップのシンプルな操作で分析レポートやダッシュボードを作成できる分析プラットフォーム。ユーザー権限やデータは、サーバで一元管理することができる。

Qlik NPrintingと合わせて導入することにより、従来Excelで数時間かけて行っていたシートの更新処理が不要になり、大幅な業務効率の向上が見込まれるほか、在庫状況の可視化、情報共有の強化などが期待できるとしている。