アシストは5月9日、イカリ消毒が、アシストの提供するBIプラットフォーム「WebFOCUS」(開発元:米Information Builders)をベースエンジンにしたパッケージ「WebFOCUS EVO」と、データ連携ツール「DataSpider Servista」(販売元:セゾン情報システムズ、開発元:アプレッソ)を情報活用基盤として採用したと発表した。

イカリ消毒では、かねてより、IoTを活用して有害生物をリアルタイムに監視し、24時間体制で一元管理するオンライン環境衛生システム「CXシステム」を提供しているが、さらなるサービス改善として、より直感的な操作性を求める声が上がっていた。

一方、社内のユーザーからは報告書用のテンプレートや報告時に必要な社内外のデータ連携機能など、報告書作成の業務負荷を軽減するような仕組みが求められていた。

こうしたことから、イカリ消毒はWebサイトのリニューアルとデータ連携の自動化による統合データベースの構築を決断し、新たな情報活用基盤の検討を開始。ユーザビリティの向上や効率的なデータ活用・連携が実現できると判断したことから、WebFOCUS EVOとDataSpider Servistaを中心としたシステム基盤の導入を決定した。併せて、新システム基盤については、可用性・冗長性・柔軟性の面から検討した結果、Amazon Web Services(AWS)に移行することを決めた。

導入により、機能改修に対する柔軟な対応が可能となり、拡張性の高いシステム構築や内製によるコスト削減、顧客向けサービスレベルの向上、社内ユーザーの業務効率向上などが期待できるとしている。

新システム基盤は、2016年4月に社内ユーザー向けに先行リリースされており、2017年5月に顧客向けのリリースを予定する。