妊娠すると、飲酒や激しい運動など日常生活で制限しなくてはいけないことが増えますよね。
では、その制限するべきことの一つに、「脱毛」も入るのでしょうか?
この記事では、妊娠中の脱毛について解説します。脱毛が与える胎児や母体への影響や、脱毛中に妊娠した場合の対処法についてなどまとめました。
【PR】医療脱毛クリニックおすすめ17選! 全身・部位別料金を解説
妊娠中の脱毛はNG! 気付かずに脱毛したけど大丈夫?
妊娠中の脱毛は、妊娠中はどの部位であっても脱毛の施術はNGです。脱毛コースの途中であっても、妊娠以降は施術を受けることはできません。
医療脱毛なら妊娠後でもOK? NG?
医療脱毛は、クリニックで医師の診察を受けてから施術が行われます。
医師の診察がありますが、クリニックでは、妊娠中や、妊娠の可能性がある人には施術を行わないクリニックがほとんどです。これはサロンも同様です。
では、もし妊娠に気付かずに脱毛の施術を受けていた場合は、胎児や身体に影響があるのでしょうか。
妊娠初期の脱毛による胎児への影響
妊娠に気付かずに、お腹周りやVIO脱毛をしていた人は不安になるかもしれません。
ただ、使用しているのが蓄熱式の脱毛機器であれば、毛包と発毛を促す働きのある「バルジ領域」にアプローチしています。また、熱破壊式の脱毛機器であれば毛根にアプローチしています。どちらも身体の表面にある黒い色素だけに反応し、ダメージを与えているので、子宮や胎児に直接影響を及ぼす仕組みにはなっていません。
しかし胎児への影響については、すべて解明されているわけではありません。そのため、ほとんどのクリニックやサロンでは、妊娠が分かっている状態での施術は行っていません。
そのため妊娠が分かった時点で、早めにクリニックやサロンに相談しましょう。契約期間の延長など、柔軟に対応してくれるクリニック・サロンもあります。
身体への影響も? 脱毛施術ができない理由
妊娠中のホルモンバランスは妊娠前と大きく変わります。ホルモンバランスの変化により、疲れやすくなったり、悪阻(つわり)の症状が出たり、気分の浮き沈みが出たりすることもあります。
また妊娠中のホルモンバランスの変化により、以下の影響も考えられるため、ほとんどのクリニックやサロンでは脱毛の施術を行っていません。
・肌トラブルが起きやすい
・施術による痛みを感じやすくなる
・気分が悪くなりやすい
肌トラブルが起きやすい
妊娠中は、ホルモンバランスの変化により肌が敏感になる人が多いため、脱毛のレーザーや光の熱により、炎症や湿疹など肌トラブルの起こる可能性がいつも以上に高くなります。
また、妊娠中は薬の服用も気を付けなければいけません。肌トラブルが生じた場合、薬の処方ができない場合もあるため、ほとんどのクリニックでは妊娠中の脱毛施術を行っておりません。
施術による痛みを感じやすくなる
妊娠によるホルモンバランスの変化により肌の水分量も変わりやすくなるため、肌はいつもより乾燥した状態になりがちです。
乾燥した肌に施術を行うと、痛みを感じやすくなってしまいます。
気分が悪くなりやすい
お腹が大きくなってくると、長時間同じ姿勢を続けると気分が悪くなることもあります。また、うつ伏せの体勢も難しくなってきます。
悪阻の時期は、タオルの香りなどちょっとしたにおいが不快になって気分が悪くなることもあります。いつもなら心地いい香りも不快になるくらい、妊娠中は敏感になると考えておきましょう。
脱毛期間中に妊娠が分かったときの対処法
では、脱毛に通っている最中に妊娠が判明した場合、どうしたら良いのでしょうか?確認していきましょう。
解約せずに、休会で対応
ほとんどのクリニックやサロンでは、妊娠による休会制度、または契約期間の延長制度を設けています。そのため脱毛を再開する予定の人は、解約前に休会や延長を確認することをおすすめします。
例えば、レジーナクリニックでは契約期間の延長措置や、残り回数分の返金が可能です(ただし解約手数料が別途かかります)。
またリゼクリニックの場合は、契約期限が5年と長めに設定されています。契約期間の延長制度がなくても、有効期限が長いクリニックやサロンもあります。
クリニックやサロン、契約プランによっても保証内容は異なります。まずは、妊娠が分かったらクリニックやサロンにすぐに相談してみてください。
出産後の脱毛を再開する時期について
出産後や授乳中もホルモンバランスは不安定になると言われています。そのため、脱毛の再開は、出産後の授乳期間が終わり、生理が再開して、体調が安定したあとが良いでしょう。
もしくは施術部位は限定されますが、出産数カ月後でも、授乳の有無に関わらず、脱毛再開が可能なクリニックやサロンもあります。
例えばレジーナクリニックでは、1カ月健診に問題なく、体調も元通りであれば産後2カ月から脱毛が可能です。
ただし、母乳により安全な照射ができないと判断される場合は、乳輪周りまたは乳房は照射できない可能性があります。
もし脱毛をしたことで副作用が起こった場合は、母乳栄養を一旦やめて薬を服用するか、薬を飲まずに治癒をすることになります。
また人それぞれ体調は異なりますので、サロンやクリニックで脱毛を再開できる時期になったとしても、まずは医師に相談してから再開することをおすすめします。
まとめ
脱毛のコース期間中に妊娠が分かった場合、体調に変化がなくても、通っているクリニックやサロンに妊娠した旨をすぐに連絡するようにしましょう。
また、これから脱毛契約する予定で、コース期間中に妊娠する可能性のある人は、契約前に、妊娠した場合の休会制度・契約期間の延長制度について確認することも忘れないでくださいね。
(Akina)
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください