マイナビが3月11日(火)に開催する企業ユーザーを対象としたスマートデバイス活用イベント「マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」(会場:東京都中央区・ベルサール汐留)が、いよいよ来週に迫ってきた。その特別講演を務めるのが、元ソニーCEO、現クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ファウンダー&CEOの出井伸之氏。演題は「― 出井伸之が語る ―これからのビジネスにおけるスマートデバイスの重要性」だ。カンファレンス目前の出井氏に話を聞いた。

マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略」への参加申し込みはこちら(参加費無料 3月11日(火)開催、東京・汐留、開場9:30~)

イノベーションとスマートデバイス、そしてリアルライフ

元ソニーCEO、現クオンタムリープ株式会社 代表取締役 ファウンダー&CEO 出井伸之氏

この数年の間に人々の生活を大きく変えたスマートデバイス。スマートデバイスが身近に存在することで、人々は場所や時間を問わず実生活の中で常にインターネットと繋がっている状態となり、それがライフスタイルや考え方、働き方や社会の在り方にまでイノベーションをもたらしている。それはユーザーが情報を得るというだけではない。例えばスマートデバイスがもたらす情報はリアルな人々の大きな傾向や動向を示すビッグデータとしても活用され、それにより実社会での企業活動もダイナミックに影響を受けている。

ITは迅速かつ大幅なイノベーションを可能にする技術だ。しかしこれまで、その力の及ぶ範囲は限られていた。スマートデバイスによりインターネットが人々の生活に密着したことで、従来型のIT環境では届かなかった領域にまで、しかも過去にない規模で、それこそ社会の隅々にまで、ITによる迅速なイノベーションが届く環境が整ってきた。私はかねてより、「都市OS」の概念を提唱しているが、スマートデバイスは21世紀の都市OSにおいて極めて重要な存在となるだろう。

ビジネスにおけるスマートデバイスの重要性

インターネットの変革速度をリアルな社会に持ち込み、実際のイノベーションを実現していくのは、それぞれの分野で働く一人ひとりのビジネスマンや経営者の仕事である。すでに、スマートデバイスのビジネスへの浸透は急速に進行中だ。ビジネスでスマートデバイスを使いこなすための環境は整ってきており、今回のカンファレンスでもその数々が紹介されると聞いている。

90年代、私はさまざまなエレクトロニクス製品のデジタル化を先頭に立って突き進めてきたが、その頃とはスピード感がまったく違う。これからの数年間、スマートデバイスが世の中に与える変化はますますスピードを速めていくだろう。そして、企業と個人の関係性そのものを大きく変えてしまうのではないかと考えている。

カンファレンス概要

  • カンファレンスタイトル:マイナビニュース Business Conference 2014 ― スマートデバイス活用で加速する企業の成長戦略
  • 開催日程:2014年3月11日(火) 10:00~(開場9:30~)
  • 開催場所:ベルサール汐留
    〒104-0061 東京都中央区銀座8-21-1住友不動産汐留浜離宮ビル
  • 定員:500名(入場無料) / 申し込み締切:2014年3月10日(月) 21:00