iOS 6に続く最新のiOSとして、iOS 7がこのほど発表された。すでに開発者向けにベータ版の提供がスタートしているが、一般向けには今秋提供される予定だ。しかし、この"今秋"とはいつなのよ? という疑問があるに違いない。早く試したい人にとって、今秋というのは、あまりに遠い日のように感じられるはずだ。そこで、"今秋"が具体的にいつなのかを考えてみた。
iOS 7が発表されたWWDC2013では、iOS 7の提供について「Coming this fall」と表現していた。訳せば"今秋"となるのだが、秋といっても、9月? 10月? はたまた11月? という疑問が残る。
秋といったら9月からになるのかなと思える。しかし、思い返すと、9月上旬から中旬にかけては、残暑が厳しく、秋っぽさが感じられる記憶はほぼ皆無。9月下旬から暑さも和らいで、少し秋っぽくなるかなと思える程度に過ぎない。となると、10月以降が濃厚か、とも思えてしまう。9月は"あちい"のだ。
いや、待てよ。さっきのは、日本人的感覚に過ぎない。そもそも日本人とアメリカ人との秋の捉え方が違うかもしれない……。そう考えると、アメリカ人100人に聞くとか、えらい大掛かりになりそうな気になったが、実はそんなに難しいことでもなかった。
iOS 6が提供されたのは確か2012年の9月だったはず。ということはWWDC 2012で何と表現していたのかを調べれば事足りるではないか。
そこで調べてみた。まず、WWDC 2012でiOS 6の提供は今回同様「Coming this fall」と発表されていた。そして、iOS 6が提供されたのは、9月19日。このことからすると、Appleのいう「Coming this fall」というのは、9月も範囲に入るのだ。実はね、WWDC 2012では、fallのつもりで発表したけど、感覚的にはSummerで提供しちゃったんだよ、なんてことがないことを願いたい。
最後にひとつ。iOS 7の開発にあたっては、発表前段階で、かなり難航していたなんていう噂もあった。そのことからすると、スケジュールが後ろ倒しになって、本格的に秋めいた頃になるの可能性だって捨てきれない。とにかく、早くリリースしてくれないかなというのが、偽らざる本音だったりもするのである。