表示サイトに関連した動画をピックアップ

名称 Related YouTube Videos

ユニークなコンセプトを持つソフトウェアとして紹介したいのが『Related YouTube Videos』だ。YouTubeでは、動画再生画面の右側に関連性の高い動画が一覧で表示される。これは他のユーザの閲覧履歴にも基づいているので、かなり確度の高い関連動画になる。

日本語には対応していないが、関連性の高い動画をリストアップしてくれる

一方Related YouTube Videosは、表示しているWebサイトに関連する動画をピックアップするというツールだ。Google Chrome機能拡張で、タイトルタグやH1タグの文字列を利用してYouTubeを検索する。関連動画は小窓に表示され、そのまま再生できるようにもなっている。テーマ性のあるブログであれば関連性の高い動画が次々と見られるのではないだろうか。




動画配信サイトの作成&YouTube動画も活用

名称 MediaCore

動画共有サイトを自分で立ち上げたいと思った時に使えそうなのが『MediaCore』だ。Webベースの動画共有サイトで、独自の動画をアップロードできるほか、YouTubeをはじめとする外部動画共有サイトのコンテンツも利用可能。動画をポッドキャスティングとして配信できるようにもなっている。

動画一覧。サムネイルから選んで再生できる

動画に対してはコメントの投稿やI like this としての投票が行なえる。特定ジャンルに絞り込んだ動画共有サイトなどの立ち上げに使ってみるのはいかがだろうか。導入方法はこちらを参照のこと。

動画再生画面。コメントなども入力できる




iTunesでお気に入り動画を管理する

名称 ListPod App Lite

YouTubeに登録されている動画をiTunesに取り込んで、iPod touchやiPhoneで視聴したいと考えている方にオススメなのが『ListPod App Lite』だ(作者は和田裕介氏)。

メイン画面。YouTubeのURLを設定する

YouTubeのプレイリスト(再生リスト)のURLからポッドキャスティングを生成する。あとは生成されたURLをiTunesなどのポッドキャスティング対応ソフトウェアに登録すれば自動的に動画がダウンロードされるので、任意のデバイスと同期すればよい。自分のプレイリストに気に入った動画を追加していくのが面白そうだ。

できあがったポッドキャスト。あとはこのURLをiTunesなどで購読すればよい




音楽動画をMP3に変換ダウンロード

名称 LuckyTubes

YouTubeには膨大な量の動画が集まっているが、中には動画ではなく音楽をアップロードしているユーザもいる。そんな音楽メインの動画をダウンロードし、MP3への変換まで行なってくれるのが『LuckyTubes』だ。

メイン画面。検索キーワードを入力するだけ

検索ワードを入力するだけのシンプルなUI。検索を実行すると、検索結果の最上位にある動画をダウンロードしてMP3に変換する。なお、日本語の検索には対応していないようので注意してほしい(オープンソースなので改造できるが)。

処理中の画面。コマンドプロンプト上で動作する




YouTube動画をiPhoneでオフライン閲覧

名称 LoadTube

検索結果。あとは動画を選べばダウンロードされる

YouTube動画のダウンロードツールは数多く存在する。気に入った動画をオフラインでも楽しみたいときに便利なツールだ。『LoadTube』はそのiPhoneアプリ版だ。動画を検索してダウンロードすれば、いつでもiPhone上での視聴が可能になる。ただしこのツール、開発用登録しているiPhoneなどでしかインストールできない。実際に使える人は限定されるので注意してほしい。

まとめ

今回はPC上で使うような単純なダウンロード系ツールは省いて紹介してみた。そのようなツールは検索すればいくらでも見つかるだろう。ダウンロード以外でもYouTubeを楽しむ方法は多い。テレビとは違い、いつでも見たいコンテンツを見られるのがYouTubeの面白さだ。デバイスや場所を問わず楽しめるのも魅力といえる。自分の環境に合わせてツールを使いこなすことで、新しい利用法が見つかるはずだ。

著者プロフィール:MOONGIFT 中津川 篤司(なかつがわ あつし)

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。