筆者は最近、積極的にWindows Package Manager CLI(winget)を利用している。コマンドラインからアプリを一括で更新できる爽快感が、Linuxのパッケージ管理システムに近いからだ。Windowsターミナルを起動し、サイレントインストールを選択する「-h」と、全パッケージを更新する「--all」をつけた「winget upgrade -h -all」を実行している。
本来であれば、パッケージの使用許諾契約に同意する「--accept-package-agreements」も付与すべきだが、現時点で必要な場面には遭遇していない。仮にコマンドラインの内容が増えてもWindows PowerShellにPSReadLineがあれば、キータイプ数を省略できる。
さて、本題に入ろう。Teamsクライアントを自動でインストールする「Teams Machine-Wide Installer」の更新に、毎回失敗してしまうのだ。インストールした覚えはないものの、公式ドキュメントによれば、Windowsインストーラー(MSI)でMicrosoft Teamsを導入した際に加わるという。
Microsoft Teamsは自らクライアントを更新するため、削除しても問題ないだろう……との判断から、今回、以下の操作を実行した。
本来ならこれで万々歳となる予定だったが、Microsoft 365 Appsの展開方法によって動作が異なるようだ。最初に検証した際は上図の操作で完了したが、再検証を行うと、仕事または学校アカウントで使用するMicrosoft Teamsまで消えてしまった。
その際はMicrosoft Teamsのダウンロードページから、「職場/学校向けのTeams」をインストールすればよい。当然ながら過去のチャット履歴なども残っている。