本稿執筆時点ではプレビュー段階だが、KB5011563を適用すると、既定のWebブラウザー変更が容易になる(関連記事)。Microsoftが消費者の意見を受け入れた形だ。今回は実際の動作を検証してみたい。

  • 「Win」+「S」もしくは「Q」キーを押し、テキストボックスに「既定のアプリ」と入力。検索結果をクリック/タップする

  • 「アプリケーションの既定値を設定する」のテキストボックスに「Chrome」などWebブラウザー名を入力して、検索結果をクリック/タップする

  • 「既定値に設定」をクリック/タップすると、一部の関連付けが切り替わる

今回はGoogle ChromeおよびMozilla Firefoxをインストールし、それぞれ既定のWebブラウザーとして指定してみた。ここで変更されるのは「.htm」「.html」「HTTP」「HTTPS」の4項目のみ。Webページの構成要素を一つにまとめたmht(mhtml)形式などは対象外だ。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに任意のURLを入力して「OK」をクリック/タップする

  • 初回起動時は関連付けの変更を検知し、アプリの選択をうながされるが、そのまま「OK」をクリック/タップする

初回起動時はアプリの選択を促してくるが、初回のみなので安心してほしい。KB5011563は目立ったバグが見付からなければ、今月2022年4月の月間Windows Updateで配布されると思われる。Chrome派やFirefox派は少しだけWindows 11を使うのが楽になりそうだ。

ただし、検索ページを用いたWeb検索はMicrosoft Edge+Microsoft Bing固定に変わりはない。

  • 関連付けをMozilla Firefoxに切り替えてみたが、2回目以降はアプリの選択を促されなかった