筆者の現在のメインPC環境は、2023年4月の月例更新プログラムプレビューにあたるKB5023778を適用したバージョン22621.1485だが、ネタに困るほど安定している。

4月初旬は発表会も少なく、オンライン動画再生とPCゲームが動作しているだけなのだが、常時起動しているエクスプローラーも操作遅延が発生せず、プロセッサーの異常負荷も「Windowsセキュリティ」の「メモリ整合性」を無効にすると改善した。

特に後者はProcess Explorerで確認しても高負荷のプロセスは存在しないものの、タスクマネージャーのパフォーマンスタブを見るとCPU使用率は常に50%以上。一時期はテキストエディターのウィンドウ切り替えにも遅延が発生して閉口していたが、ようやくWindows 10時代の作業環境が帰ってきた。

  • 前述の環境で起動したタスクマネージャー。使用率は50%を上回らないものの、「60秒間の使用率」は常に100%。この点はWindows 10と変わりがない

さて、Microsoft Edge(以下、Edge)はWebコンテンツの表示領域に丸みを帯びた加工を施している。下図はCanary版Edge(バージョン113)だが、ご覧のとおり四方が丸く削り取られていることにお気付きだろう。

  • Canary版Edgeの演出効果

このあたりは好みの問題になるので賛否まで言及しないが、安定版Edge(バージョン110)にも適用される可能性は高い。そこで本演出を無効にする設定を紹介しよう。

  • アドレスバーに「edge://flags」と入力して「Enter」キーを押し、検索ボックスに「rounded」と入力。検索結果の「Microsoft Edge rounded corners」をDisabledに変更して「再起動」をクリック/タップする

  • これで丸みを帯びた演出効果が無効になる

Windows 11 バージョン22H2は非最大化したウィンドウも四方に丸みを帯び、この演出は既定路線のようだ。正直なところコンテンツ表示に悪影響はないものの、Canary版と安定版を併用していると気になるのは事実である。利点の少ないTipsだが、筆者と同じく気になる方は試してほしい。