「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Windows 10に移行したものの、従来のデスクトップアプリを中心に利用し、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションを敬遠している読者諸氏もおられるだろう。そこで今回は「ストア」の使い方を紹介したい。

無料アプリの試し方

操作は難しくない。「ストア」を起動し、テキストボックスなどを使って目的のアプリケーションやゲームを見つけたら、「無料」「インストール」といったボタンをクリック/タップするだけ。

タスクバーにある「ストア」アイコンをクリック/タップして、UWPアプリケーションの「ストア」を起動する

注意しておきたいのが、WindowsストアアプリとUWPアプリケーションの違いだ。前者はWindows RT / 8.x時代の基盤で開発されており、Windows 10で使用すると正しく描画されないなど、いくつかの不具合が発生する。

こちらはWindowsストアアプリ。Windows 10でも使用できるが、基本設計はWindows 8.x時代のものだ

こちらはUWPアプリケーション。「Windows 10用に構築」というメッセージが加わる

この点はアプリケーション名の下に「Windows 10用に構築」があるか否かで判断すると分かりやすい。インストールを終えたら、「開く」ボタンをクリック/タップするか、スタートメニューの「最近追加されたもの」からUWPアプリケーションを起動する。

インストールを終えると「ストア」のボタンが「開く」に変わる。こちらをクリック/タップするか、スタートメニューからUWPアプリケーションを起動する

有料アプリの購入方法

有料のアプリケーションは3種類ある。まず、払い戻しが一切ないタイプ。これはビジネスアプリケーションやゲームタイトルに多い。次が、ダウンロードやインストールは無償でも、アプリケーション内で何かを購入するアプリ課金タイプ。最後に、無料の評価版を用意し、実際にアプリケーションの内容を確認できるタイプだ。

こちらは払い戻しがない買い切りタイプ。ちょうど執筆時はセール中で「Quantum Break」も安くなっていた

アプリケーション自体は無償だが、"アプリ内課金"タイプの「Killer Instinct」

画像ビューアの「Pico Viewr」は有料アプリケーションだが、無料評価版を用意しており、機能制限なしで実際に試せる

実際に有料アプリケーションを購入すると、最初にPINやパスワードの入力による本人確認を求められる。あらかじめMicrosoftアカウントにクレジットカードを登録している場合、支払い方法の追加は求められず、そのまま課金&ダウンロードが始まる仕組みだ。

アプリケーション購入時は最初にPINもしくはパスワードで本人確認を行う

クレジットカードなどの支払いオプションが未登録、もしくは利用可能なギフトカードがゼロ円の場合、支払い方法の選択を求められる。クレジットカード登録済みの場合は、このままインストール可能だ

先ほどの本人登録は「ストア」のユーザーアイコンをクリック/タップすると現れるメニューから「設定」を選び、「購入のサインイン」のスイッチで制御できる

阿久津良和(Cactus)