「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
予定どおり2021年9月下旬に、安定版のMicrosoft Edge 94.0.992.31がリリースされた。MHTMLファイルを開くときの動作や、混在コンテンツのダウンロードをブロックするなど動作変更が中心だが、エンドユーザーが注目すべきはPDFファイルの扱いである。
公式ブログによれば、PDFファイルを開くと「テキストの追加」ボタン(名称は未確認)が現れるはずだが、官公庁からダウンロードしたPDFは全滅。Acrobat DCで入力フォームを持つPDFファイルを作成してみたが、同ボタンは現れなかった。
バージョン94のリリースノートを読むと、PDFファイルに関する記述は含まれていないため、現時点では日本語未対応の可能性が高い。
なお、Microsoftは2021年3月の発表どおり、本バージョンからリリースサイクルを約1カ月(4週間)に変更した。企業向けには奇数バージョンをスキップする約2カ月(8週間)のリリースサイクルオプションも用意。法人ユーザーは公式ブログを参考にMicrosoft Edge for Businessへの切り替えを一考すべきだ。