Microsoft Edgeは、ECサイトなどで入力するID/パスワード=資格情報を記憶するパスワードマネージャーを備えているが、同時にMicrosoft EdgeにMSA(Microsoftアカウント)やAAD(Azure Active Directory)アカウントでサインインしている場合、パスワードモニターが使用できる。
パスワードモニターは保存した資格情報をMicrosoftのサーバーに送信し、いわゆる“ダークWeb”にあるID・パスワード情報と比較して一致していた場合に、ユーザーに通知。パスワードの変更などをうながす機能。現時点では、開発版チャネルのうちDev / Canaryチャネルで提供されているようだ。
突然、「パスワードが漏洩していることが検出されました」などというアラートが現れると驚く方も少なくないと思う。パスワードモニターの基本はパスワードが漏洩したサイトでパスワード変更を試みる、もしくは、使っていないIDであれば破棄するの2通りだ。まずはパスワードモニターおよびパスワードマネージャーの使い方を紹介する。
「無視」ボタンを使えば、当該サイトの資格情報はパスワードモニターによるチェックを回避できるが、リスクを内包することになることを念頭に置いていただきたい。今回の資格情報漏洩は、すでに使わなくなったメールアドレスと古いパスワードだったため、パスワードマネージャーから該当するメールアドレスを使った資格情報を削除することにした。