「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

多くのWindows 10 PC環境でLINEが自動起動するという現象が確認されている。お使いのエディションがHome/Proの場合は、無効化もしくはアンインストールが現時点での対処法だ。

Home/Proは自動起動の無効かアンインストール

最近、Windows 10にLINEが勝手に起動するという話が巷を騒がしている。筆者はスマホで使っている関係から、PCにもすでにインストールしているため気づかなかったが、「勝手にインストール」されているケースもあるという。

  • 筆者の環境でもWindows 10起動時に、LINEが自動で起動することを確認した

どうも「おすすめアプリ」の紹介がインストールまで拡大されたらしく、グループポリシーエディターで「Microsoftコンシューマーエクスペリエンスを無効にする」を使えば対処可能になるものの、適用範囲はEnterpriseおよびEducationエディションのみ。Home/Proエディションには適用されないため、消極的だが対処方法を報告する。

  • スタートアップの状態を確認すると、先日まで存在しなかった「LINE」が加わっている

LINEユーザーの場合は自動起動の無効化。非LINEユーザーの場合はアンインストールするだけだ。

  • 自動起動を無効にするには、右クリック/長押し→「無効化」をクリック/タップする

  • アンインストール時は、検索ボックスに「LINE」と入力して検索結果を右クリック/長押し。メニューの「アンインストール」をクリック/タップする

なお、筆者の環境では「ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する」を無効にしていたが、LINEが勝手に起動する現象を確認した。それでも念のためオフに切り替えておこう。

  • 検索ボックスに「設定: おすすめ」と入力し、「ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する」をクリック/タップする

  • 「ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する」のスイッチをクリック/タップしてオフに切り替える

UWPアプリ(最新のLINEはWindows Bridgeを使用しているが……)の市場拡大を狙いとした仕様変更だと思われるが、UX(ユーザー体験)の観点から見れば、意図しないアプリが勝手にインストールされるほど不快な経験はないだろう。Microsoft側の単なるミスであることを願いたい。

阿久津良和(Cactus)