「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。

Windowsが長年備えてきた「最近使った項目」。ジャンプリストやクイックアクセスの登場で使用場面は減ってきたが、昔からの操作に慣れた利用者にとっては使いやすいモノが1番だ。Windows 10で「最近使った項目」を復活させてみよう。

「最近使った項目」フォルダーはピン留め可能

Windows 7の「ジャンプリスト」や、Windows 10の「クイックアクセス」など、UIを改善しつつ進化してきたWindowsだが、昔からの利用スタイルにこだわりたいユーザーは大勢いる。

Windows 7の「ジャンプリスト」。タスクバーにピン留めしたボタンから使用したファイルやフォルダー、アイテムを参照できる

Windows 10のエクスプローラーには「クイックアクセス」が加わり、最近使用したファイルをそのまま参照できる

その1つが「最近使った項目」だろう。Windows 95時代から備わっていた「最近使った項目」(当時は「最近使ったファイル」)は、スタートメニューから文字通り「最近」使ったファイルを参照できる便利な機能だった。

Windows 10では、クイックアクセスの実装や機能設計の古さから、「スタート画面に表示するフォルダーを選ぶ」に「最近使った項目」は並んでいない。しかし、機能自体はWindows 10も備えている。

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「shell:recent」と入力して、「OK」ボタンをクリック/タップ

するとエクスプローラーが起動し、「最近使った項目」が現れる

上図に示したような手順を毎回実行するのが手間に感じる場合は、「最近使った項目」をスタートメニューにピン留めしよう。

「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「%AppData%\Microsoft\Windows」と入力して、「OK」ボタンをクリック/タップ

エクスプローラーが起動したら「最近使った項目」を右クリック/長押しし、「スタート画面にピン留めする」をクリック/タップ

「Win」キーを押してスタートメニューを開くと、ピン留めした「最近使った項目」を確認できる

なお、「最近使った項目」の表示形式を「詳細」に変更して新しい順に並び替えると、より使いやすくなる。

「Ctrl」+「Shift」+「6」キーを押すなどして表示形式を「詳細」に切り換え、「更新日時」をクリック/タップして並び順を変更する

阿久津良和(Cactus)