Google Workspaceではビデオ会議ツールの「Google Meet」を使い、オンラインで直接相手の顔を見て話すことが可能です。ビデオ会議ツールは他にも色々なものが存在しますが、Google Meetはパソコンに別途アプリをインストールする必要なく、Webブラウザさえあれば手軽に始められる点が大きな違いといえます。
しかもGoogle Workspaceでは、Google MeetをGmail上で利用することができ、メールやチャットとのスムーズな連携が可能。それぞれのツールの特徴を生かしてビジネスコミュニケーションをより効率的にこなすことが可能となっています。
Google Meetでビデオ会議
Google Meetでビデオ会議を始めるには、アプリ一覧から「Meet」を選んで呼び出してもいいのですが、より手軽に始めるにはGmailの左下のタブにある「会議」から「会議を新規作成」を選ぶのがよいでしょう。
すると、下のようなダイアログが現れます。ここでURLの右側にある四角のマークをクリックするとURLをコピーできるので、まずは参加者にそのURLを送ってから「今すぐ参加」をクリックすれば、ビデオ会議を始めることができます。なお、メールでURLを共有したい場合は「招待状を送付」をクリックしてから「メールで共有」をクリックしてください。
ダイアログが開いたら、URLの隣にある四角のマーク(1)を押してURLをコピーし、招待したい相手に送った後「今すぐ参加」(2)をクリックする。メールでURLを送りたいなら、「招待状を送付」(3)→「メールで共有」(4)とクリックする |
そうすると、メールの送信画面が開くので、参加者の宛先を入力してメールを送信すれば相手を招待することができます。ちなみに招待された人は、送られたURLをクリックするだけでビデオ会議に参加することができます。
会議に参加しようとすると、まず下のような画面が現れ、参加前に映像と音声の状態を確認できます。問題ないようでしたら「今すぐ参加」をクリックして会議に参加することができますし、もし問題がある場合は画面上部のメニューボタンを押した後に「設定」をクリックして下さい。
ここで「音声」の設定からは使用するマイクとスピーカー、「動画」で使用するカメラと画質の設定を変更可能です。この設定は、会議参加後にも画面右下のメニューから同様の操作をすることで呼び出せるので、トラブル発生時に備えて覚えておくとよいでしょう。
会議に参加すると次のような画面となり、後は基本的に参加者同士で話し合うだけ。話し合いが終わったら、中央下部の「通話から退出」ボタンをクリックすれば終了できます。
プレゼンテーションを聞く時など、自分が発言する必要がない場合は、退出ボタンの左側にあるマイクのオン・オフボタンでマイクをオフにするといいでしょう。また退出ボタンの右側にあるカメラのオン・オフボタンを押すことで、自身の映像を一時的にオフにすることも可能です。
レイアウト変更、全員に表示、ユーザー追加の方法
なお、標準では参加者や発言者などに応じて自動で画面のレイアウトが変わる仕様となっていますが、レイアウトを固定することも可能です。画面右下のメニューボタンを押した後に「レイアウトを変更」をクリックしてください。
すると下のダイアログが現れ、レイアウトを変更することが可能です。参加者全員の様子を同時に確認したいなら「タイル表示」、発言者にフォーカスを当てるなら「スポットライト」、発言者と参加者を同時にチェックしたい場合は「サイドバー」を選ぶとよいでしょう。
ちなみに会議に参加している人の正確な人数と名前を確認するには、左上の「全員を表示」ボタンをクリックします。
参加者の一覧が表示されるので、まだ会議に参加していない人に連絡をしたり、「ユーザーを追加」をクリックして不足しているメンバーを追加したりすることも可能です。
これら基本的な操作だけでも簡単なミーティング用途には十分対応できますが、他の機能を活用すればより高度なビデオ会議が可能になります。次回はGoogle Meetをより幅広い用途に活用するための機能について紹介していきます。