海外オークションで数千万円単位の値が付くなど、世界中で注目が集まっているジャパニーズウイスキー。国内においても人気銘柄は抽選販売となることが多く、二次流通価格が定価を上回ることも珍しくありません。
加熱するジャパニーズウイスキーの人気ぶりを受けて、人気銘柄の偽造品も増えているといいます。偽造品をつかまされないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。お酒買取専門店JOYLAB 代表の太田圭亮氏に聞きました。
見分けが難しいウイスキーの偽造品
――ジャパニーズウイスキーの人気が高まり、二次流通品が定価よりも高値で取引されるケースも増えています。それに伴って、偽造品も出回っていると聞きました。
はい。ジャパニーズウイスキー人気を受けて、偽造品も非常に多くなっています。国内で取引されているウイスキーの空瓶を使って、偽造品が作られているようです。キャップのシールで開栓済みであるとわかれば偽造が見破られてしまいますが、素人目には開栓済みとわからないようにしてあるので、おそらくどこかの工場で作られているのでしょう。
――ウイスキーの偽造品はどうやって見分けるのですか?
企業秘密のため具体的には申し上げられませんが、我々には本物との違いがわかります。買取依頼の中に偽造品が紛れ込んでいることも少なくありません。偽造品を持ち込んだほとんどの方は、偽造品だとお伝えすると大変驚かれますね。
「企業運営のショップから購入」が鉄則
――偽造品はどこで出回っているのでしょうか?
おもにCtoCアプリやオークションといった個人間取引です。CtoCのプラットフォームでは、品質や本物であることの担保が難しいので、偽造品をつかまされるリスクは非常に高いと言わざるを得ません。
「個人対個人だから相場よりも安く買えてラッキー」と思ってしまいがちですが、実はその背後には偽造品を作る大きな組織があることも珍しくありません。購入者を安心させるために個人を装って偽造品を出品し、取引が完了した途端アカウントを消すというのは彼らの常套手段です。
――偽造品をつかまされないためにはどのようなお店で購入すればいいのでしょうか?
個人からではなく、実店舗、あるいはネットショップであっても企業が運営している公式ショップから購入するようにしてください。きちんと法律にのっとって運営している企業であれば、特商法に基づく表記や実在性を担保する情報の記載があります。そうしたショップから購入すれば、万が一商品に問題があったとしてもサポートが受けられるはずです。
誤解のないように付け加えると、CtoCアプリやオークションといった個人間取引で買うこと自体に問題があるわけではありません。当社も自社のECサイトのほか、上述のような外部ECプラットフォームに出店しています。あくまでも大事なのは、法律にのっとって運営している企業が運営しているショップかどうかを確認した上で購入することです。そうすれば偽物をつかまされるリスクはかなり減らせると思います。
お酒買取専門店『JOYLAB』(https://joylab.jp/)
全国主要都市に直営店を運営し、ワイン・シャンパン・ウイスキー・ブランデー・日本酒・焼酎など世界各国のお酒を買取するお酒買取専門店。 数本から大量在庫まで1本ずつしっかりと査定します。査定お問合わせはLINEや電話などさまざまな方法で可能ですので、ホームページでご確認ください。