情報流出が続くFacebookへの不信感が高まってきました。あなたは、Facebookに大切な個人情報を晒していませんか? 自分自身や家族のプライバシーを守るために最低限必要な5つの設定ポイントを、最新の状況を反映した「2018年版」としてまとめてみました。

  • Facebookを安心して使うためにも、プライバシーを守るための設定はしっかりやっておきたい

Facebookで相次ぐ情報流出に備えるべし

あのFacebookへの信頼が失われつつあります。2018年9月には、ログインの弱点(脆弱性)から最大で5,000万人の情報流出が疑われたほか、2018年4月には収集された情報が調査会社に転売された「ケンブリッジ・アナリティカ事件」が発覚しています。

これらの流出や漏えいは、私たちユーザー側の対策では防ぐことができません。私たちができるのは、Facebookが利用できる情報をできるだけ絞ること。その第一歩として、個人情報をできるだけ外部に公開しない設定と、不正ログインを防ぐための設定が重要となります。

Facebookには大量の設定項目がありますが、重要なポイントを5つに絞って紹介しましょう。5分ほどでできる設定ですので、この記事を読んだあとにすぐ見直すようにしてください。スマホアプリでの設定方法を紹介していますが、同様のことはパソコンからも可能です。

【その1】投稿は「友達限定」、プライバシーも「原則非公開」に

まずは、投稿の公開範囲と、自分の性別や勤務先などのプライバシー情報を限定することから始めます。

  • 「設定とプライバシー」→「プライバシーセンター」→「重要なプライバシー設定を確認」で3つの項目を見直そう

Facebookアプリでは、右下のメニューを選ぶと下側に「プライバシーセンター」があり、「重要なプライバシー設定を確認」の部分で3つの項目を設定できます。

最初は投稿の公開範囲です。「公開」にすると誰でも閲覧でき、個人情報が特定される原因になります。必ず「友達」に限定しましょう。

2つ目はプロフィール情報で、電話番号、メールアドレス、誕生日、出身地、職歴などがあります。原則は「自分のみ」にして、必要なものだけ「友達」にします。

3つ目は、アプリでの情報共有です。大量のアプリが表示されますが、これはFacebookと連携設定してあるアプリの一覧です。原則として「自分のみ」にするべきですが、設定が面倒なら後回しでも構いません。

  • 2つ目のプロフィール情報の設定は、基本的に「自分のみ」に設定しておこう

  • 「アプリとウェブサイト」の項目は、基本的にすべて「自分のみ」にして問題ない

【その2】友達リストは非公開、電話番号検索は「友達」のみに

見落としがちなのが「友達リスト」です。友達が公開されていると、友人関係からプライバシーを推測される可能性があります。また、電話番号からあなたを特定できないように限定するべきです。

  • 「設定」→「プライバシー」→「プライバシー設定」で、「友達リストのプライバシー設定」と「電話番号を使って私を検索できる人」の設定を変更しよう

友達リストを非公開にするには「設定」→「プライバシー」→「プライバシー設定」の部分で、「友達リストのプライバシー設定」を「自分のみ」にします。

合わせて、同じページにある「電話番号を使って私を検索できる人」の設定も重要です。電話番号から特定されないように「友達」に限定してください。