「ちょっとeグッズ」は毎日のくらしをちょっとイイ感じにしてくれる、ガジェットのよもやま話を語る連載です。 |
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皆さんこんにちは、ライターの工藤寛顕です。ちょっといい暮らしを送るためのグッズを紹介する連載「ちょっとeグッズ」にお邪魔させていただくこととなりました。よーし、ちょっといい暮らしを送るぞ~!
時に、ここ最近いわゆるサウナブームが盛り上がっています。ご多分に漏れず、僕もおととしあたりから友人に誘われてサウナを体験し、今となってはとりこに。帰省したときも地元の温浴施設を行脚するまでになりました。
そうした中で、自宅のお風呂もシャワーで済ますだけでなく、しっかりと湯船にお湯を張って浸かる機会が多くなりました。入浴の楽しみを感じるようになったわけです。そして、せっかく自宅なのだから、誰にも気兼ねせずのびのびと入浴を楽しみたい……。
というわけで購入したのがこちら! JBLの「FLIP 5」(実売約10,800円)というBluetoothスピーカーです。IPX7の防水デザインで、水がかかっても、なんなら水に落としてしまってもOK。お風呂場でも安心して使用することができます(厳密にはお湯は保証外ですが)。
お風呂にのんびり浸かっているあいだ、iPhoneでYouTubeやNetflixを観ていることが多いのですが、iPhoneのスピーカー部が濡れると音がジリジリと潰れてしまって集中できなくなることがありました。これなら水がかかってしまっても、変わらず迫力のサウンドを楽しめるハズ……!
細かな進化も注目のポータブルBluetoothスピーカー
実際にお風呂で使用してみる前に、まずは製品の簡単なご紹介から。本体サイズはちょうどペットボトルくらいの大きさで、手で持ちやすく、かつほどよいサイズ感でパワフルなサウンドが楽しめます。横にして使うのはもちろん、立てて使うのもOKで場所を選びません。
アウトドアユースの場合、自転車のボトルケージに入れて持ち運ぶ人もいるようです。標準でストラップが付いているので、フックなどにかけておくのもイイですね。
前モデル(FLIP 4)との違いとして、充電端子がmicroUSBからUSB Type-Cに変更になったことと、3.5mmのステレオミニ入力が廃止になったことが挙げられます。
特に後者は、デスクトップ周りなどで気軽にアナログ入力で音楽再生していたのに……という人にとっては少々残念なポイントかもしれませんが、僕のようにお風呂場で使用したり、アウトドアで手持ちのスマートフォンとBluetoothで接続する、という人にはあまり気にならないかもしれません。むしろ近年のスマートフォンはイヤホンジャックが備わっていない機種も多く、それに合わせた流れと言えるでしょう。
迫力サウンドがイイ。タブレットに足してミニ・サウンドバーにも
それでは、実際にお風呂に持っていって使用してみましょう!
再生を始めてすぐに感じるのは、大口径のスピーカーによる超パワフルなサウンド! 当然ながらスマートフォンのスピーカーとは文字通りレベルが違います。
特に自宅のお風呂場のような狭い空間だと音の反響も凄まじく、まるでちょっとしたシアタールームのよう。
もともと僕自身Bluetoothスピーカーを販売していた側の経歴もあるため、スマートフォンとの音質差は理解していたつもりだったのですが、ロケーションによってさらにパフォーマンスが違って感じられるとは驚きです。もちろん、あんまり音量を上げすぎるとご近所迷惑になりますのでほどほどに……。
そして、低音に定評のあるJBLだけあって、その力強さや質感の良さは流石。せっかくなのでアクション映画を視聴してみましたが、バトルシーンや爆発音などの臨場感はMAX。場合によっては、部屋で小さめの音で楽しむより満足感が高いかも……?
そして何より、声が聴きとりやすい! 映画だけでなく、バラエティ番組やYouTube動画、Webラジオなんかも快適に楽しむことができました。もちろん音楽再生もバッチリ。映像推しでご紹介してきましたが、当然ながらサウンド系のコンテンツとも相性が良いですね。
タブレットなどで映画や音楽を楽しむときにも、さながらミニ・サウンドバーのように気軽にセットできるのも面白いポイント。タブレットはスマートフォンに比べて大型のスピーカーユニットを搭載している機種も多いですが、やはりそこは単体のBluetoothスピーカーの方が一枚上手です。
大画面なビジュアル&大迫力のサウンドでお気に入りのコンテンツを楽しむのも一興。アクションゲームなどにもオススメです。
以上、JBL FLIP 5での快適なお風呂ライフのご紹介でした! 普段はシャワーだけで済ませちゃう、という人も、環境を整えてあげることでじっくりと入浴を楽しむきっかけになるかもしれません。ただし、うっかりのぼせてしまわないようにくれぐれもご注意を……。
(※編注:2022年9月現在、FLIP 5の特徴を受け継ぎながらさらなる小型化と音質強化を図った後継機種「FLIP 6」も販売されています)