いつもは週末の夜遅くに掲載している「今週のデジタル編集部」。普段の誌面からちょっとそれまして、編集後記をお送りしています。今回は年末拡大版。数名の編集部員が1人ずつ2021年を振り返ります。 |
2021年を振り返ってみると、テレワーク系のガジェットはちょいちょい買った一方で、普通のガジェットを意外と買わなかった1年でしたが、手に入れたガジェットの中ではiPad mini(第6世代)がかなりアガるデバイスでした。
私がiPad miniを使い始めたのは確か第2世代から。その前はiPadを使っていたので、まずは小ささに感動しました。その後(あまり強化点がなかった)第3世代を飛ばして、第4世代のTouch IDにまた感動。
愛用していたiPad mini(第4世代)は旅行先のベルギーで盗難に遭い、打ちひしがれていた(3年以上後継品が出ず、終売のウワサも出ていた時期でした)ところ、その3カ月後にまさかの第5世代が発表され、一も二もなく飛びつき使っていた2年半後にやってきたのが、この第6世代なのでした。
というわけでここではiPad miniユーザーが考える新iPad miniのいいところをつらつら列挙していこうかなと思います。ちなみに無限のポテンシャルを持つiPad mini(第6世代)ですが、大した使い方をしていない件を先にお伝えしておきます。
“いいところ”にまず挙げたいのが、7.9インチ→8.3インチという画面の拡大化です。しかもサイズ感そのまま。ホームボタンを廃する全面ディスプレイ化で実現したもので、短辺ベゼルの狭さも実際見てみると印象的です。
あと、音量調節ボタン位置の変更も個人的に大きなポイントでした。第5世代では長辺サイド(カメラ右横)のところ、第6世代では短辺サイド(上部左)に移動。これ、横位置でコンテンツを見る際にめちゃくちゃ便利でした。
iPad miniで映画やアニメを見たりゲームをしたりする場合、基本は横位置で使うと思いますが、長辺サイドに音量ボタンがあると、音量をいじる際に画面に手がかぶってしまう場合が多いんですよね。短辺サイドに移行したことでその問題が解消され、地味にストレスがなくなりました。
あとは電源ボタン兼用の指紋認証。第5世代でもTouch IDがホームボタンに搭載されていましたが、こちらは縦位置で使うときに押しにくい問題がありました。電源ボタン兼用になったことで、縦位置でも横位置でもスムーズに押せるのがよかったです。
充電・データ転送インタフェースがUSB Type-Cになったのもうれしい点でした。Androidスマートフォン利用者なのでケーブルが共通化できて助かります。
……とつらつら書いたものの、実はスペックも第5世代からそれなりに(CPU性能で40%、GPU性能で80%)向上されています。が、使った感じ、さほど性能面の強化を意識する場面はありませんでした。映画やアニメを見たり、負荷の軽い買い切り型ゲームをしたりと完全なエンタメ機として自堕落な使い方をしているせいだと思います(大量の写真の表示などは確かに速くなった印象)。
この年末、顔面に帯状疱疹をやらかして激痛に悶え苦しんでいる(現在進行系)自分ですが、一陽来復ということで、来年も楽しいデバイスに出会えることを期待して2022年に臨みます。皆様にもよいお年でありますよう。
(編集むらたか)