iOS 8の「メッセージ」アプリでは、新たにオーディオメッセージ/ビデオメッセージ機能が搭載されました。伝えたいことをもっと素早く、少ない動作で伝えられる、新しいメッセージ機能の使い方をご紹介します。

タップ&フリックで即送信「オーディオメッセージ」

メッセージアプリのメッセージ入力欄の横に、マイクボタンがあります。これが届ける音声を録音するためのボタン。ボタンを押している間のみ録音され、フリックで即座に送信できます。

メッセージを起動し、相手を選択

入力欄の右側にあるのが録音ボタン

これを指で押さえている間、音声が録音されます

話し終えたらボタンを押していた指を上にフリック。これで送信完了です!

オーディオメッセージを受信した場合、届いた直後ならiPhoneを耳に当てると自動的に再生が始まります。または、再生ボタンをタップしても再生が可能です。

ロック画面・ホーム画面にオーディオメッセージの通知が届いたら、そのまま耳に当てるだけで再生されます

再生が終わったらその場で返信することも可能

後で聞く場合は、メッセージ画面で再生ボタンを押せばOK

このように、オーディオメッセージは1回のコメントをパッケージにして届ける仕組みになっています。文字入力せず手早く用件を伝えたい場合や、声で伝えたいけど今すぐには電話できない、といったシーンで活用が可能です。

声に限らず、今いる場所の様子を音で伝えるのにも便利

撮って出し、保存がいらない「ビデオメッセージ」

写真やビデオを撮影したり、カメラロールから選択してメッセージで送ることはこれまでも可能でしたが、iOS 8では撮影から送信がもっと手軽にできるよう、ボタンの操作性が新しくなりました。

入力欄の左側にあるカメラボタンを長押し

カメラのシャッターボタンと、ビデオの録画開始ボタンが表示されます

シャッターボタンを押して写真を撮ると、自動的に送信

ビデオ録画ボタンで録画開始/停止。矢印をタップで送信されます

または、ビデオ録画ボタンを長押しで撮影し、そのまま指を上にフリックしても送信されます

送信が手軽になるだけでなく、撮影時の画角も異なっています。いきなり対象にクローズアップしたい時には最適です。

従来の「写真またはビデオを撮る」でカメラを起動した場合

カメラボタン長押しにした場合|

なお、この方法で撮影した写真・ビデオは、カメラロール(すべての写真)やレコーダーには保存されません。また、送信後・受信後は自動的に消去される設定になっています。残したい場合は「保存」をタップするか、「設定」で有効期限を「なし」に設定しておきましょう。

送受信した音声・ビデオを残したい時は「保存」をタップ

または、「設定」→「メッセージ」を開き、オーディオメッセージ/ビデオメッセージの有効期限を「なし」にします